インドの2024年に分かる最新の労働人口(労働力)や、インドと同じ様な労働人口(労働力)の国についての比較、過去~現在までの推移を、グラフや表を用いて分かりやすく説明していきます。
インドの2024年に分かる最新の労働人口(労働力)は593,729,164人です。
総人口 | 割合 | 労働人口(労働力) |
---|---|---|
1,428,627,663人 | 41.56% | 593,729,164人 |
※Source:worldbank.org 詳細
2023年のworldbank.org調査による労働人口(労働力)の算出が最新のデータ(2024年6月30日更新)。
では、現在のインドの労働人口(労働力)の「593,729,164人」は、過去と比べて上がってきているのでしょうか?インドの労働人口(労働力)の1990~2023年までの推移をグラフに表してみます。
※こちらは、1990~2023年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。
※別の統計と比較を選択すると、270以上のインドの統計と労働人口(労働力)とを比較することができるので、是非ご活用下さい。
下記のバーチャートレースは、インドの労働人口(労働力)の世界順位の変遷です。
過去の1990年から2023年までのインドの世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。
※グラフの見方
インドは赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。
インドの労働人口(労働力)が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。
↓こちらは、最初に掲載したインドの労働人口(労働力)グラフの全体図です。
※Source:worldbank.org 詳細
※インドの労働人口(労働力)の推移(1990~2023年)データの無料ダウンロードはこちらから((EXCELでも開けます))↓
※【データ内容】
1行目:年代
2行目:総人口
3行目:割合
4行目:労働人口(労働力)
また、下記は1990~2023年までのインドの労働人口(労働力)の推移を一覧表にしたものです。
年 | 1990 | 1991 | 1992 | 1993 | 1994 | 1995 | 1996 | 1997 | 1998 | 1999 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
総人口(人) | 873,277,798 | 891,273,209 | 909,307,016 | 927,403,860 | 945,601,831 | 963,922,588 | 982,365,243 | 1,000,900,030 | 1,019,483,581 | 1,038,058,156 | 1,056,575,549 | 1,075,000,085 | 1,093,317,189 | 1,111,523,144 | 1,129,623,456 | 1,147,609,927 | 1,165,486,291 | 1,183,209,472 | 1,200,669,765 | 1,217,726,215 | 1,234,281,170 | 1,250,288,729 | 1,265,782,790 | 1,280,846,129 | 1,295,604,184 | 1,310,152,403 | 1,324,509,589 | 1,338,658,835 | 1,352,617,328 | 1,366,417,756 | 1,396,387,127 | 1,407,563,842 | 1,417,173,173 | 1,428,627,663 |
割合(%) | 36.25 | 36.33 | 36.44 | 36.59 | 36.79 | 36.91 | 37 | 37.11 | 37.25 | 37.39 | 37.56 | 37.84 | 38.14 | 38.46 | 38.79 | 39.13 | 38.74 | 38.37 | 38.02 | 37.69 | 37.38 | 36.96 | 36.57 | 36.51 | 36.44 | 36.36 | 36.28 | 36.17 | 36.05 | 35.33 | 33.19 | 36.07 | 39.1 | 41.56 |
労働人口(労働力)(人) | 316561107 | 323815936 | 331386003 | 339356492 | 347849532 | 355750638 | 363469074 | 371459178 | 379708697 | 388180658 | 396836575 | 406743498 | 416975693 | 427476859 | 438179539 | 449054910 | 451550700 | 454037720 | 456498871 | 458945435 | 461396923 | 462065519 | 462943180 | 467582214 | 472080476 | 476339891 | 480525905 | 484231730 | 487622021 | 482700285 | 463517213 | 507704858 | 554145127 | 593729164 |
上記のインドの労働人口(労働力)の推移グラフを見てみると、最新である2023年の労働人口(労働力)が最も多いことが分かります。
また、前年度の2022年よりも39584037人多くなっており、労働人口(労働力)は上昇傾向にあると言えます。
特に、最も少ない1990年の「316561107人」と現在の労働人口(労働力)「593729164人」を比べると、1.88倍もの差があり、労働人口(労働力)がいかに上昇したかが見えてきます。
また、面白いのが、「総人口が増加しているにもかかわらず、労働人口(労働力)が減少している年」が2回あることです。
逆に、総人口が減少している場合は、必ず労働人口(労働力)も減少しているという点も、とても興味深い結果となっています。
これらの事より、インドにおいては必ずしも総人口が増加すれば労働人口(労働力)が増えるというわけではないことが見えてきます。
また、労働人口(労働力)ではなく、年齢別の人口ピラミッドであれば、こちらのページで特集していますので、参考にしてみて下さいませ。
→ グラフで見るインドの人口ピラミッド(全年齢・男女別・少子化・高齢化の考察)
インドの労働人口(労働力)は、どれくらい多い、あるいは少ないのでしょうか?
まずは、インドの労働人口(労働力)を、人口が近い国と比較してみます。
インドと人口数が世界で最も近い中華人民共和国の労働人口(労働力)を比較してみます。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 総人口 | 割合 | 労働人口(労働力) |
---|---|---|---|
インド | 1,428,627,663人 | 41.56 | 593,729,164人 |
中華人民共和国 | 1,410,710,000人 | 55.24 | 779,245,529人 |
上記の労働人口(労働力)の比較表をみてみると、
という結果となっています。
続いて、インドの労働人口(労働力)を、日本とアメリカと中国と比較してみます。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 総人口 | 割合 | 労働人口(労働力) |
---|---|---|---|
インド | 1,428,627,663人 | 41.56 | 593,729,164人 |
中国 | 1,410,710,000人 | 55.24 | 779,245,529人 |
アメリカ | 334,914,895人 | 50.92 | 170,548,899人 |
日本 | 124,516,650人 | 55.69 | 69,349,452人 |
上記のグラフより、インドの労働人口(労働力)はアメリカよりは多いが、中国よりは少ないということが分かります。
特に、日本と比較すると8.6倍も労働人口(労働力)が多いということが分かります。
また、中国の労働人口(労働力)と比較するとインドの1.3倍の差があるという結果が見えてきます。
インドのデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。
※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。
世界の労働人口(労働力)ランキングでインドは何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。
まずは、インドの労働人口(労働力)を世界で見たときに何番目に多いのかを世界労働人口(労働力)ランキング表を用いて、みていきます。
順位 | 国名 | 総人口 (人) | 割合 (%) | 労働人口(労働力) (人) |
---|---|---|---|---|
2 | インド | 14億2862万 | 41.6 | 5億9372万 |
3 | アメリカ合衆国 | 3億3491万 | 50.9 | 1億7054万 |
4 | インドネシア | 2億7753万 | 50.8 | 1億4093万 |
5 | ブラジル | 2億1642万 | 50.2 | 1億869万 |
6 | パキスタン | 2億4048万 | 33.7 | 8098万 |
7 | ナイジェリア | 2億2380万 | 33.8 | 7572万 |
8 | バングラデシュ | 1億7295万 | 43.3 | 7491万 |
9 | ロシア連邦 | 1億4382万 | 50.3 | 7240万 |
10 | 日本 | 1億2451万 | 55.7 | 6934万 |
11 | エチオピア | 1億2652万 | 48.7 | 6166万 |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの世界の労働人口(労働力)が多いランキング表では、統計が取れる184カ国の中で、インドは2位と、上位10カ国にランクインしており、世界の中でも労働人口(労働力)がとても多い国ということが分かります。
以下は労働人口(労働力)の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。
さらに詳しい世界の労働人口(労働力)が多いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→ 全世界の労働人口(労働力)が多いランキングと過去から現在までの推移グラフ
また、この世界労働人口(労働力)ランキングの平均値、中央値とインドの比較グラフは以下となっています。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 総人口 | 割合 | 労働人口(労働力) |
---|---|---|---|
インド | 1,428,627,663人 | 41.56 | 593,729,164人 |
平均値 | - | - | 19,715,245人 |
中央値 | - | - | 4,422,980人 |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの表より、インドの労働人口(労働力)は平均より30.12倍多いという結果が見えてきます。
また、中央値の4,422,980と比較してみると、インドの労働人口(労働力)「593729164人」は中央値よりも134.24倍も労働人口(労働力)が多いということも見えてきます。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | インドの労働人口(労働力)データ |
更新日時 | 2024-06-30T03:04:40+0900 |
ライセンス | CC BY 4.0 |
ソース元 | worldbank.org - Derived using data from International Labour Organization, ILOSTAT database. The data retrieved in March 1, 2020. |
その他にも、グラフで見るインドの統計情報を、図や表を使って分かりやすく説明していますので、参考にしてみて下さいませ。
また、インドの統計情報は、こちらのページで266種類以上の全一覧が見られます。
→ インドの統計情報TOPページ
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なぜインドと中国では総人口に差がなく、総人口に対する15歳から65歳の割合があまり変わらないにもかかわらず、労働力人口にそのような差がでるのでしょうか?
確かに、生産年齢人口(15~64歳)の割合で見ると、中国:70.7%、インド:67%なので、あまり違いがないですね。ただ、労働力人口の定義が、【15歳以上の人口のうち「就業者」と「完全失業者」を合わせたもの】となっており(総務省定義)、労働力人口と生産年齢人口は定義が多少違うかと思います。すると、高齢者人口の一部も含むことになるかと思いますので、そこの差も、労働力人口の差につながっているのではないでしょうか。その他にも、インドと中国には雇用率の差も大きくあるので、単純に仕事があるか、ないかの違いもありそうですね。
https://graphtochart.com/social-protection-&-labor/india-employment-to-population-ratio-over15.php#nearestemployment-to-population-ratio-over15