
シンガポールの2023年に分かる最新の生産年齢人口や、シンガポールと同じ様な生産年齢人口の国についての比較、過去~現在までの推移を、グラフや表を用いて分かりやすく説明していきます。
シンガポールの2023年に分かる最新の生産年齢人口は4,117,459人で、総人口に対する割合は73.04%です。
※生産年齢人口とは15歳~64歳までの人口のことです。
総人口 | 割合 | 生産年齢人口 |
---|---|---|
5,637,022人 | 73.04% | 4,117,459人 |
※Source:worldbank.org 詳細
2022年のworldbank.org調査による算出が最新のデータ(2023年9月18日更新)。
また、年少人口や生産年齢人口はこちらから確認できます。
では、現在のシンガポールの生産年齢人口の「4,117,459人」は、過去と比べて増えてきているのでしょうか?
シンガポールの生産年齢人口の1960~2022年までの推移をグラフに表してみます。
※こちらは、1960~2022年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。
※別の統計と比較を選択すると、270以上のシンガポールの統計と生産年齢人口とを比較することができるので、是非ご活用下さい。
下記のバーチャートレースは、シンガポールの生産年齢人口の世界順位の変遷です。
過去の1960年から2022年までのシンガポールの世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。
※グラフの見方
シンガポールは赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。
シンガポールの生産年齢人口が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。
↓こちらは、最初に掲載したシンガポールの生産年齢人口グラフの全体図です。
※Source:worldbank.org 詳細
※シンガポールの生産年齢人口の推移(1960~2022年)データの無料ダウンロードはこちらから((EXCELでも開けます))↓
※【データ内容】
1行目:年代
2行目:総人口
3行目:割合
4行目:生産年齢人口
続いて、生産年齢人口の人数ではなく、シンガポールの総人口に対する生産年齢人口の割合「73.04%」がどう変化しているかを、1960~2022年までの推移グラフを用いて見ていきます。
※Source:worldbank.org 詳細
また、下記は1960~2022年までのシンガポールの生産年齢人口と割合の推移を一覧表にしたものです。
年 | 1960 | 1961 | 1962 | 1963 | 1964 | 1965 | 1966 | 1967 | 1968 | 1969 | 1970 | 1971 | 1972 | 1973 | 1974 | 1975 | 1976 | 1977 | 1978 | 1979 | 1980 | 1981 | 1982 | 1983 | 1984 | 1985 | 1986 | 1987 | 1988 | 1989 | 1990 | 1991 | 1992 | 1993 | 1994 | 1995 | 1996 | 1997 | 1998 | 1999 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
総人口(人) | 1,646,400 | 1,702,400 | 1,750,200 | 1,795,000 | 1,841,600 | 1,886,900 | 1,934,400 | 1,977,600 | 2,012,000 | 2,042,500 | 2,074,507 | 2,112,900 | 2,152,400 | 2,193,000 | 2,229,800 | 2,262,600 | 2,293,300 | 2,325,300 | 2,353,600 | 2,383,500 | 2,413,945 | 2,532,835 | 2,646,466 | 2,681,061 | 2,732,221 | 2,735,957 | 2,733,373 | 2,774,789 | 2,846,108 | 2,930,901 | 3,047,132 | 3,135,083 | 3,230,698 | 3,313,471 | 3,419,048 | 3,524,506 | 3,670,704 | 3,796,038 | 3,927,213 | 3,958,723 | 4,027,887 | 4,138,012 | 4,175,950 | 4,114,826 | 4,166,664 | 4,265,762 | 4,401,365 | 4,588,599 | 4,839,396 | 4,987,573 | 5,076,732 | 5,183,688 | 5,312,437 | 5,399,162 | 5,469,724 | 5,535,002 | 5,607,283 | 5,612,253 | 5,638,676 | 5,703,569 | 5,685,807 | 5,453,566 | 5,637,022 |
割合(%) | 54.73 | 53.92 | 53.45 | 53.31 | 53.43 | 53.72 | 54.42 | 55.16 | 55.97 | 56.88 | 57.9 | 58.93 | 59.93 | 60.93 | 61.99 | 63.1 | 64.03 | 65.15 | 66.33 | 67.4 | 68.23 | 69.02 | 69.51 | 69.81 | 70.09 | 70.44 | 70.88 | 71.46 | 72.08 | 72.59 | 72.94 | 73.14 | 73.28 | 73.38 | 73.49 | 73.63 | 73.62 | 73.76 | 74.08 | 74.5 | 74.91 | 74.89 | 74.87 | 74.97 | 75.23 | 75.6 | 76.05 | 76.64 | 77.37 | 78.13 | 78.75 | 78.6 | 78.44 | 78.37 | 78.37 | 78.32 | 77.94 | 77.21 | 76.26 | 75.28 | 74.69 | 73.88 | 73.04 |
生産年齢人口(人) | 901022 | 917877 | 935416 | 956878 | 983894 | 1013667 | 1052604 | 1090764 | 1126018 | 1161762 | 1201046 | 1245111 | 1289918 | 1336287 | 1382205 | 1427793 | 1468465 | 1514910 | 1561198 | 1606388 | 1647115 | 1748253 | 1839664 | 1871569 | 1914879 | 1927340 | 1937439 | 1982863 | 2051377 | 2127623 | 2222582 | 2293003 | 2367437 | 2431447 | 2512765 | 2595092 | 2702196 | 2800107 | 2909438 | 2949130 | 3017120 | 3098810 | 3126457 | 3084752 | 3134634 | 3224846 | 3347294 | 3516747 | 3744457 | 3896763 | 3997725 | 4074425 | 4167133 | 4231259 | 4286418 | 4335049 | 4370443 | 4333088 | 4299961 | 4293383 | 4246955 | 4029143 | 4117459 |
上記のシンガポールの生産年齢人口の推移グラフを見てみると、2016年の生産年齢人口が最も多く、統計で分かる最新の2022年はそれよりも少ないことが見えてきます。
ただし、前年度の2021年の数値「4029143人」よりは多いため、今後も生産年齢人口が再び上昇する可能性は高いです。
また、面白いのが、「総人口が増加しているにもかかわらず、生産年齢人口が減少している年」が3回あることです。
同様に、総人口が減少しているにもかかわらず、生産年齢人口が増加している年も1回あります。
これらの事より、シンガポールにおいては必ずしも総人口が増加すれば生産年齢人口が増えるというわけではないことが見えてきます。
また、生産年齢人口ではなく労働人口(労働力)の推移であれば、こちらのページで特集していますので、参考にしてみて下さいませ。
→ グラフで見るシンガポールの労働人口(労働力)は多い?少ない?
シンガポールの生産年齢人口は、どれくらい少ない、あるいは多いのでしょうか?
まずは、シンガポールの生産年齢人口を、人口が近い国と比較してみます。
シンガポールと人口数が世界で最も近いデンマークと中央アフリカ共和国の生産年齢人口を比較してみます。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 総人口 | 割合 | 生産年齢人口 |
---|---|---|---|
デンマーク | 5,903,037人 | 63.45 | 3,745,673人 |
シンガポール | 5,637,022人 | 73.04 | 4,117,459人 |
中央アフリカ共和国 | 5,579,144人 | 49.35 | 2,753,527人 |
上記の生産年齢人口の比較表をみてみると、
という結果となっています。
続いて、シンガポールの生産年齢人口を、日本とアメリカと中国と比較してみます。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 総人口 | 割合 | 生産年齢人口 |
---|---|---|---|
中国 | 1,412,175,000人 | 69.03 | 974,838,887人 |
アメリカ | 333,287,557人 | 64.91 | 216,345,090人 |
日本 | 125,124,989人 | 58.45 | 73,138,948人 |
シンガポール | 5,637,022人 | 73.04 | 4,117,459人 |
上記のグラフより、シンガポールの生産年齢人口は中国・アメリカ・日本よりも少ないということが分かります。
特に、中国と比較すると236.8倍も生産年齢人口が少なくアメリカと比べても52.5倍もの差があることが分かります。
また、逆に日本と比べると17.8倍程しか差がなく、日本とシンガポールの生産年齢人口は比較的近い数値であるということも見えてきます。
シンガポールのデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。
※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。
世界の生産年齢人口ランキングでシンガポールは何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。
まずは、人数が多いランキングです。その後に、割合での世界ランキングもお伝えします。
シンガポールの生産年齢人口を世界で見たときに何番目に多いのかを世界生産年齢人口ランキング表を用いて、みていきます。
順位 | 国名 | 総人口 (人) | 割合 (%) | 生産年齢人口 (人) |
---|---|---|---|---|
106 | ![]() ![]() | 678万 | 64.9 | 439万 |
107 | ![]() ![]() | 676万 | 65 | 439万 |
108 | ![]() ![]() | 633万 | 66.4 | 420万 |
109 | ![]() ![]() | 680万 | 61 | 415万 |
110 | ![]() ![]() | 563万 | 73 | 411万 |
111 | ![]() ![]() | 646万 | 63.6 | 411万 |
112 | ![]() ![]() | 643万 | 63.7 | 409万 |
113 | ![]() ![]() | 590万 | 63.5 | 374万 |
114 | ![]() ![]() | 543万 | 67.3 | 365万 |
115 | ![]() ![]() | 518万 | 69 | 357万 |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの世界の生産年齢人口が多いランキング表では、統計が取れる215カ国の中で、シンガポールは110位と、世界の中でも生産年齢人口が標準的な国ということが分かります。
以下は生産年齢人口の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。
さらに詳しい世界の生産年齢人口が多いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→ 全世界の生産年齢人口が多いランキングと過去から現在までの推移グラフ
また、この世界生産年齢人口ランキングの平均値、中央値とシンガポールの比較グラフは以下となっています。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 総人口 | 割合 | 生産年齢人口 |
---|---|---|---|
シンガポール | 5,637,022人 | 73.04 | 4,117,459人 |
平均値 | - | - | 23,925,184人 |
中央値 | - | - | 4,150,816人 |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの表より、シンガポールの生産年齢人口は平均より19,807,725人少ないという結果が見えてきます。
また、中央値の4,150,816と比較してみると、シンガポールの生産年齢人口は中央値に近く世界でも標準的ということが分かります。
次に、生産年齢人口の人数ではなく、総人口に対する割合(率)でシンガポールは世界何位なのかを各国のランキングで見ていきます。
順位 | 国名 | 総人口 (人) | 割合 (%) | 生産年齢人口 (人) |
---|---|---|---|---|
5 | ![]() ![]() | 3万 | 75.6 | 2万 |
6 | ![]() ![]() | 6万 | 75.1 | 5万 |
7 | ![]() ![]() | 426万 | 74.4 | 317万 |
8 | ![]() ![]() | 52万 | 73.5 | 38万 |
9 | ![]() ![]() | 563万 | 73 | 411万 |
10 | ![]() ![]() | 4万 | 73 | 3万 |
11 | ![]() ![]() | 17万 | 72.7 | 13万 |
12 | ![]() ![]() | 282万 | 72.7 | 205万 |
13 | ![]() ![]() | 7万 | 72.2 | 5万 |
14 | ![]() ![]() | 69万 | 72.2 | 50万 |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの各国の生産年齢人口率ランキングを見て頂くと分かるのですが、シンガポールは9位となっています。
先程の、「人数でのランキング」では110位だったのですが、総人口に対する生産年齢人口の「割合が高いランキング」では、9位と、101位もの差があり、人数と割合のランキングでは大きく違うことが見えてきます。
このように、シンガポールにおいては「生産年齢人口が少ない ≠ 総人口に対する割合が低い」ということも、上記のランキングより読み取ることができます。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | シンガポールの生産年齢人口データ |
更新日時 | 2023-09-18T03:06:42+0900 |
ライセンス | CC BY 4.0 |
ソース元 | worldbank.org - World Bank staff estimates using the World Bank's total population and age/sex distributions of the United Nations Population Division's World Population Prospects: 2019 Revision. |
その他にも、グラフで見るシンガポールの統計情報を、図や表を使って分かりやすく説明していますので、参考にしてみて下さいませ。
また、シンガポールの統計情報は、こちらのページで257種類以上の全一覧が見られます。
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