
日本の2023年に分かる最新の生産年齢人口や、日本と同じ様な生産年齢人口の国についての比較、過去~現在までの推移を、グラフや表を用いて分かりやすく説明していきます。
日本の2023年に分かる最新の生産年齢人口は73,446,995人で、総人口に対する割合は58.44%です。
※生産年齢人口とは15歳~64歳までの人口のことです。
総人口 | 割合 | 生産年齢人口 |
---|---|---|
125,681,593人 | 58.44% | 73,446,995人 |
※Source:worldbank.org 詳細
2021年のworldbank.org調査による算出が最新のデータ(2023年5月12日更新)。
また、年少人口や生産年齢人口はこちらから確認できます。
では、現在の日本の生産年齢人口の「73,446,995人」は、過去と比べて増えてきているのでしょうか?
日本の生産年齢人口の1960~2021年までの推移をグラフに表してみます。
※こちらは、1960~2021年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。
※別の統計と比較を選択すると、270以上の日本の統計と生産年齢人口とを比較することができるので、是非ご活用下さい。
下記のバーチャートレースは、日本の生産年齢人口の世界順位の変遷です。
過去の1960年から2021年までの日本の世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。
※グラフの見方
日本は赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。
日本の生産年齢人口が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。
↓こちらは、最初に掲載した日本の生産年齢人口グラフの全体図です。
※Source:worldbank.org 詳細
※日本の生産年齢人口の推移(1960~2021年)データの無料ダウンロードはこちらから((EXCELでも開けます))↓
※【データ内容】
1行目:年代
2行目:総人口
3行目:割合
4行目:生産年齢人口
続いて、生産年齢人口の人数ではなく、日本の総人口に対する生産年齢人口の割合「58.44%」がどう変化しているかを、1960~2021年までの推移グラフを用いて見ていきます。
※Source:worldbank.org 詳細
また、下記は1960~2021年までの日本の生産年齢人口と割合の推移を一覧表にしたものです。
年 | 1960 | 1961 | 1962 | 1963 | 1964 | 1965 | 1966 | 1967 | 1968 | 1969 | 1970 | 1971 | 1972 | 1973 | 1974 | 1975 | 1976 | 1977 | 1978 | 1979 | 1980 | 1981 | 1982 | 1983 | 1984 | 1985 | 1986 | 1987 | 1988 | 1989 | 1990 | 1991 | 1992 | 1993 | 1994 | 1995 | 1996 | 1997 | 1998 | 1999 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
総人口(人) | 92,500,572 | 94,943,000 | 95,832,000 | 96,812,000 | 97,826,000 | 98,883,000 | 99,790,000 | 100,725,000 | 101,061,000 | 103,172,000 | 104,345,000 | 105,697,000 | 107,188,000 | 108,079,000 | 110,162,000 | 111,940,000 | 112,771,000 | 113,863,000 | 114,898,000 | 115,870,000 | 116,782,000 | 117,648,000 | 118,449,000 | 119,259,000 | 120,018,000 | 120,754,000 | 121,492,000 | 122,091,000 | 122,613,000 | 123,116,000 | 123,537,000 | 123,921,000 | 124,229,000 | 124,536,000 | 124,961,000 | 125,439,000 | 125,757,000 | 126,057,000 | 126,400,000 | 126,631,000 | 126,843,000 | 127,149,000 | 127,445,000 | 127,718,000 | 127,761,000 | 127,773,000 | 127,854,000 | 128,001,000 | 128,063,000 | 128,047,000 | 128,070,000 | 127,833,000 | 127,629,000 | 127,445,000 | 127,276,000 | 127,141,000 | 126,994,511 | 126,785,797 | 126,529,100 | 126,633,000 | 126,261,000 | 125,681,593 |
割合(%) | 64.12 | 64.86 | 65.68 | 66.53 | 67.31 | 67.97 | 68.36 | 68.69 | 68.93 | 69.03 | 69.01 | 68.92 | 68.69 | 68.37 | 68.09 | 67.89 | 67.59 | 67.47 | 67.48 | 67.5 | 67.5 | 67.69 | 67.78 | 67.84 | 67.98 | 68.25 | 68.44 | 68.76 | 69.15 | 69.47 | 69.66 | 69.77 | 69.78 | 69.71 | 69.59 | 69.46 | 69.27 | 69.04 | 68.79 | 68.52 | 68.23 | 67.91 | 67.6 | 67.28 | 66.92 | 66.52 | 66.14 | 65.72 | 65.25 | 64.73 | 64.15 | 63.54 | 62.88 | 62.21 | 61.57 | 60.99 | 60.49 | 60.08 | 59.73 | 59.42 | 58.5 | 58.44 |
生産年齢人口(人) | 59307022 | 61581778 | 62947200 | 64412663 | 65850744 | 67208139 | 68212380 | 69186449 | 69656607 | 71223900 | 72009166 | 72846160 | 73623278 | 73896195 | 75004852 | 75997123 | 76224248 | 76828684 | 77529924 | 78213070 | 78829421 | 79640252 | 80285208 | 80904328 | 81590263 | 82410324 | 83149360 | 83955595 | 84784918 | 85525799 | 86051530 | 86461518 | 86691950 | 86813719 | 86963948 | 87125283 | 87113025 | 87033128 | 86946112 | 86761304 | 86547107 | 86351420 | 86156721 | 85930942 | 85503551 | 84991747 | 84556631 | 84116655 | 83563130 | 82886937 | 82153251 | 81219621 | 80252578 | 79281609 | 78362321 | 77544929 | 76823835 | 76168000 | 75571759 | 75251559 | 73864092 | 73446995 |
上記の日本の生産年齢人口の推移グラフを見てみると、1995年の生産年齢人口が最も多く、統計で分かる最新の2021年はそれよりも少ないことが見えてきます。
さらに、前年度の2020年の数値「73864092人」よりも少なくなっているため、今後はさらに生産年齢人口が少なくなる可能性があります。
また、面白いのが、「総人口が増加しているにもかかわらず、生産年齢人口が減少している年」が15回あることです。
逆に、総人口が減少している場合は、必ず生産年齢人口も減少しているという点も、とても興味深い結果となっています。
これらの事より、日本においては必ずしも総人口が増加すれば生産年齢人口が増えるというわけではないことが見えてきます。
また、生産年齢人口ではなく労働人口(労働力)の推移であれば、こちらのページで特集していますので、参考にしてみて下さいませ。
→ グラフで見る日本の労働人口(労働力)は多い?少ない?
日本の生産年齢人口は、どれくらい多い、あるいは少ないのでしょうか?
まずは、日本の生産年齢人口を、人口が近い国と比較してみます。
日本と人口数が世界で最も近いメキシコとエチオピアの生産年齢人口を比較してみます。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 総人口 | 割合 | 生産年齢人口 |
---|---|---|---|
メキシコ | 126,705,138人 | 66.91 | 84,782,496人 |
日本 | 125,681,593人 | 58.44 | 73,446,995人 |
エチオピア | 120,283,026人 | 56.9 | 68,441,736人 |
上記の生産年齢人口の比較表をみてみると、
という結果となっています。
続いて、日本の生産年齢人口を、アメリカと中国と比較してみます。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 総人口 | 割合 | 生産年齢人口 |
---|---|---|---|
中国 | 1,412,360,000人 | 69.18 | 977,101,360人 |
アメリカ | 331,893,745人 | 65.08 | 215,990,043人 |
日本 | 125,681,593人 | 58.44 | 73,446,995人 |
上記のグラフより、アメリカ・中国・日本の中では、日本は3番目に生産年齢人口が多いということが分かります。
特に、中国と比較すると13.3倍も生産年齢人口が多く、生産年齢人口の違いが見えてきます。
日本のデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。
※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。
世界の生産年齢人口ランキングで日本は何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。
まずは、人数が多いランキングです。その後に、割合での世界ランキングもお伝えします。
日本の生産年齢人口を世界で見たときに何番目に多いのかを世界生産年齢人口ランキング表を用いて、みていきます。
順位 | 国名 | 総人口 (人) | 割合 (%) | 生産年齢人口 (人) |
---|---|---|---|---|
7 | ![]() ![]() | 1億6935万 | 67.7 | 1億1468万 |
8 | ![]() ![]() | 2億1340万 | 53.7 | 1億1466万 |
9 | ![]() ![]() | 1億4344万 | 66.7 | 9566万 |
10 | ![]() ![]() | 1億2670万 | 66.9 | 8478万 |
11 | ![]() ![]() | 1億2568万 | 58.4 | 7344万 |
12 | ![]() ![]() | 1億1388万 | 64 | 7292万 |
13 | ![]() ![]() | 1億2028万 | 56.9 | 6844万 |
14 | ![]() ![]() | 1億926万 | 62.2 | 6793万 |
15 | ![]() ![]() | 9746万 | 68.7 | 6696万 |
16 | ![]() ![]() | 8792万 | 68.8 | 6050万 |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの世界の生産年齢人口が多いランキング表では、統計が取れる215カ国の中で、日本は11位と、上位20カ国にランクインしており、世界の中でも生産年齢人口が多い国ということが分かります。
以下は生産年齢人口の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。
さらに詳しい世界の生産年齢人口が多いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→ 全世界の生産年齢人口が多いランキングと過去から現在までの推移グラフ
また、この世界生産年齢人口ランキングの平均値、中央値と日本の比較グラフは以下となっています。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 総人口 | 割合 | 生産年齢人口 |
---|---|---|---|
日本 | 125,681,593人 | 58.44 | 73,446,995人 |
平均値 | - | - | 23,723,297人 |
中央値 | - | - | 4,172,898人 |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの表より、日本の生産年齢人口は平均より3.1倍多いという結果が見えてきます。
また、中央値の4,172,898と比較してみると、日本の生産年齢人口「73446995人」は中央値よりも17.6倍も生産年齢人口が多いということも見えてきます。
次に、生産年齢人口の人数ではなく、総人口に対する割合(率)で日本は世界何位なのかを各国のランキングで見ていきます。
順位 | 国名 | 総人口 (人) | 割合 (%) | 生産年齢人口 (人) |
---|---|---|---|---|
167 | ![]() ![]() | 1万 | 58.9 | 7,366 |
168 | ![]() ![]() | 2億3140万 | 58.8 | 1億3615万 |
169 | ![]() ![]() | 5300万 | 58.8 | 3114万 |
170 | ![]() ![]() | 4353万 | 58.5 | 2545万 |
171 | ![]() ![]() | 1億2568万 | 58.4 | 7344万 |
172 | ![]() ![]() | 163万 | 58.1 | 94万 |
173 | ![]() ![]() | 1346万 | 58 | 780万 |
174 | ![]() ![]() | 842万 | 57.5 | 483万 |
175 | ![]() ![]() | 3298万 | 57.4 | 1894万 |
176 | ![]() ![]() | 82万 | 57.4 | 47万 |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの各国の生産年齢人口率ランキングを見て頂くと分かるのですが、日本は171位となっています。
先程の、「人数でのランキング」では11位だったのですが、総人口に対する生産年齢人口の「割合が高いランキング」では、171位と、160位もの差があり、人数と割合のランキングでは大きく違うことが見えてきます。
このように、たとえ世界の中で生産年齢人口が多くても、必ずしも総人口に対する割合が高いという結果にはならないことも、上記のランキングより読み取ることができます。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | 日本の生産年齢人口データ |
更新日時 | 2023-05-12T03:03:13+0900 |
ライセンス | CC BY 4.0 |
ソース元 | worldbank.org - World Bank staff estimates using the World Bank's total population and age/sex distributions of the United Nations Population Division's World Population Prospects: 2019 Revision. |
その他にも、グラフで見る日本の統計情報を、図や表を使って分かりやすく説明していますので、参考にしてみて下さいませ。
また、日本の統計情報は、こちらのページで277種類以上の全一覧が見られます。
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