
フィリピンの2023年に分かる最新の生産年齢人口や、フィリピンと同じ様な生産年齢人口の国についての比較、過去~現在までの推移を、グラフや表を用いて分かりやすく説明していきます。
フィリピンの2023年に分かる最新の生産年齢人口は74,220,181人で、総人口に対する割合は64.23%です。
※生産年齢人口とは15歳~64歳までの人口のことです。
総人口 | 割合 | 生産年齢人口 |
---|---|---|
115,559,009人 | 64.23% | 74,220,181人 |
※Source:worldbank.org 詳細
2022年のworldbank.org調査による算出が最新のデータ(2023年9月18日更新)。
また、年少人口や生産年齢人口はこちらから確認できます。
では、現在のフィリピンの生産年齢人口の「74,220,181人」は、過去と比べて増えてきているのでしょうか?
フィリピンの生産年齢人口の1960~2022年までの推移をグラフに表してみます。
※こちらは、1960~2022年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。
※別の統計と比較を選択すると、270以上のフィリピンの統計と生産年齢人口とを比較することができるので、是非ご活用下さい。
下記のバーチャートレースは、フィリピンの生産年齢人口の世界順位の変遷です。
過去の1960年から2022年までのフィリピンの世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。
※グラフの見方
フィリピンは赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。
フィリピンの生産年齢人口が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。
↓こちらは、最初に掲載したフィリピンの生産年齢人口グラフの全体図です。
※Source:worldbank.org 詳細
※フィリピンの生産年齢人口の推移(1960~2022年)データの無料ダウンロードはこちらから((EXCELでも開けます))↓
※【データ内容】
1行目:年代
2行目:総人口
3行目:割合
4行目:生産年齢人口
続いて、生産年齢人口の人数ではなく、フィリピンの総人口に対する生産年齢人口の割合「64.23%」がどう変化しているかを、1960~2022年までの推移グラフを用いて見ていきます。
※Source:worldbank.org 詳細
また、下記は1960~2022年までのフィリピンの生産年齢人口と割合の推移を一覧表にしたものです。
年 | 1960 | 1961 | 1962 | 1963 | 1964 | 1965 | 1966 | 1967 | 1968 | 1969 | 1970 | 1971 | 1972 | 1973 | 1974 | 1975 | 1976 | 1977 | 1978 | 1979 | 1980 | 1981 | 1982 | 1983 | 1984 | 1985 | 1986 | 1987 | 1988 | 1989 | 1990 | 1991 | 1992 | 1993 | 1994 | 1995 | 1996 | 1997 | 1998 | 1999 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
総人口(人) | 26,269,734 | 27,161,047 | 28,077,339 | 29,012,625 | 29,958,688 | 30,909,988 | 31,864,182 | 32,823,968 | 33,795,194 | 34,786,305 | 35,803,594 | 36,849,675 | 37,923,396 | 39,022,767 | 40,144,248 | 41,285,742 | 42,446,653 | 43,629,412 | 44,838,483 | 46,079,850 | 47,357,743 | 48,672,838 | 50,023,563 | 51,408,912 | 52,827,040 | 54,275,822 | 55,755,355 | 57,263,836 | 58,795,001 | 60,340,767 | 61,895,160 | 63,454,786 | 65,020,116 | 66,593,904 | 68,180,859 | 69,784,088 | 71,401,749 | 73,030,884 | 74,672,014 | 76,325,927 | 77,991,755 | 79,672,873 | 81,365,258 | 83,051,971 | 84,710,542 | 86,326,250 | 87,888,675 | 89,405,482 | 90,901,965 | 92,414,158 | 93,966,780 | 95,570,047 | 97,212,638 | 98,871,552 | 100,513,138 | 102,113,212 | 103,663,927 | 105,173,264 | 106,651,922 | 108,116,622 | 112,190,977 | 113,880,328 | 115,559,009 |
割合(%) | 49.88 | 49.8 | 49.61 | 49.42 | 49.37 | 49.53 | 49.62 | 49.89 | 50.27 | 50.67 | 51.02 | 51.31 | 51.58 | 51.84 | 52.11 | 52.4 | 52.64 | 52.87 | 53.12 | 53.38 | 53.66 | 53.89 | 54.16 | 54.44 | 54.71 | 54.97 | 55.16 | 55.32 | 55.49 | 55.68 | 55.92 | 56.1 | 56.34 | 56.61 | 56.89 | 57.15 | 57.38 | 57.58 | 57.79 | 58.01 | 58.26 | 58.46 | 58.68 | 58.91 | 59.16 | 59.45 | 59.83 | 60.27 | 60.78 | 61.34 | 61.87 | 62.15 | 62.4 | 62.63 | 62.86 | 63.12 | 63.32 | 63.59 | 63.91 | 64.21 | 63.84 | 64.04 | 64.23 |
生産年齢人口(人) | 13104407 | 13525221 | 13928114 | 14337363 | 14791733 | 15308671 | 15811951 | 16376978 | 16990441 | 17625311 | 18267121 | 18906387 | 19560126 | 20229530 | 20920162 | 21634602 | 22342229 | 23068988 | 23819534 | 24599598 | 25412286 | 26231872 | 27092904 | 27987576 | 28903765 | 29834222 | 30752507 | 31680565 | 32625306 | 33600392 | 34612950 | 35599172 | 36632386 | 37701104 | 38786179 | 39878636 | 40968171 | 42053927 | 43150769 | 44277606 | 45439350 | 46578822 | 47746665 | 48928880 | 50116488 | 51320691 | 52586114 | 53883967 | 55252064 | 56685246 | 58138729 | 59396985 | 60664607 | 61922305 | 63178605 | 64449674 | 65635238 | 66884827 | 68165926 | 69420734 | 71618946 | 72925605 | 74220181 |
上記のフィリピンの生産年齢人口の推移グラフを見てみると、最新である2022年の生産年齢人口が最も多いことが分かります。
また、前年度の2021年よりも1294576人多くなっており、生産年齢人口は上昇傾向にあると言えます。
特に、最も少ない1960年の「13104407人」と現在の生産年齢人口「74220181人」を比べると、5.66倍もの差があり、生産年齢人口がいかに上昇したかが見えてきます。
また、生産年齢人口ではなく労働人口(労働力)の推移であれば、こちらのページで特集していますので、参考にしてみて下さいませ。
→ グラフで見るフィリピンの労働人口(労働力)は多い?少ない?
フィリピンの生産年齢人口は、どれくらい多い、あるいは少ないのでしょうか?
まずは、フィリピンの生産年齢人口を、人口が近い国と比較してみます。
フィリピンと人口数が世界で最も近いエチオピアとエジプトの生産年齢人口を比較してみます。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 総人口 | 割合 | 生産年齢人口 |
---|---|---|---|
エチオピア | 123,379,924人 | 57.23 | 70,615,185人 |
フィリピン | 115,559,009人 | 64.23 | 74,220,181人 |
エジプト | 110,990,103人 | 62.31 | 69,152,645人 |
上記の生産年齢人口の比較表をみてみると、
という結果となっています。
続いて、フィリピンの生産年齢人口を、日本とアメリカと中国と比較してみます。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 総人口 | 割合 | 生産年齢人口 |
---|---|---|---|
中国 | 1,412,175,000人 | 69.03 | 974,838,887人 |
アメリカ | 333,287,557人 | 64.91 | 216,345,090人 |
日本 | 125,124,989人 | 58.45 | 73,138,948人 |
フィリピン | 115,559,009人 | 64.23 | 74,220,181人 |
上記のグラフより、フィリピンの生産年齢人口は中国やアメリカよりは少ないということが分かります。
特に、中国と比較すると13.1しか差がなく中国とフィリピンは生産年齢人口が近い国ということが分かります。
フィリピンのデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。
※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。
世界の生産年齢人口ランキングでフィリピンは何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。
まずは、人数が多いランキングです。その後に、割合での世界ランキングもお伝えします。
フィリピンの生産年齢人口を世界で見たときに何番目に多いのかを世界生産年齢人口ランキング表を用いて、みていきます。
順位 | 国名 | 総人口 (人) | 割合 (%) | 生産年齢人口 (人) |
---|---|---|---|---|
7 | ![]() ![]() | 2億1854万 | 54 | 1億1797万 |
8 | ![]() ![]() | 1億7118万 | 68 | 1億1638万 |
9 | ![]() ![]() | 1億4355万 | 66.5 | 9546万 |
10 | ![]() ![]() | 1億2750万 | 67.2 | 8564万 |
11 | ![]() ![]() | 1億1555万 | 64.2 | 7422万 |
12 | ![]() ![]() | 1億2512万 | 58.5 | 7313万 |
13 | ![]() ![]() | 1億2337万 | 57.2 | 7061万 |
14 | ![]() ![]() | 1億1099万 | 62.3 | 6915万 |
15 | ![]() ![]() | 9818万 | 68.5 | 6725万 |
16 | ![]() ![]() | 8855万 | 68.8 | 6093万 |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの世界の生産年齢人口が多いランキング表では、統計が取れる215カ国の中で、フィリピンは11位と、上位20カ国にランクインしており、世界の中でも生産年齢人口が多い国ということが分かります。
以下は生産年齢人口の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。
さらに詳しい世界の生産年齢人口が多いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→ 全世界の生産年齢人口が多いランキングと過去から現在までの推移グラフ
また、この世界生産年齢人口ランキングの平均値、中央値とフィリピンの比較グラフは以下となっています。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 総人口 | 割合 | 生産年齢人口 |
---|---|---|---|
フィリピン | 115,559,009人 | 64.23 | 74,220,181人 |
平均値 | - | - | 23,925,184人 |
中央値 | - | - | 4,150,816人 |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの表より、フィリピンの生産年齢人口は平均より3.1倍多いという結果が見えてきます。
また、中央値の4,150,816と比較してみると、フィリピンの生産年齢人口「74220181人」は中央値よりも17.88倍も生産年齢人口が多いということも見えてきます。
次に、生産年齢人口の人数ではなく、総人口に対する割合(率)でフィリピンは世界何位なのかを各国のランキングで見ていきます。
順位 | 国名 | 総人口 (人) | 割合 (%) | 生産年齢人口 (人) |
---|---|---|---|---|
111 | ![]() ![]() | 545万 | 64.9 | 353万 |
112 | ![]() ![]() | 3564万 | 64.7 | 2304万 |
113 | ![]() ![]() | 1222万 | 64.3 | 786万 |
114 | ![]() ![]() | 1770万 | 64.3 | 1137万 |
115 | ![]() ![]() | 1億1555万 | 64.2 | 7422万 |
116 | ![]() ![]() | 371万 | 64.1 | 238万 |
117 | ![]() ![]() | 1128万 | 64.1 | 723万 |
118 | ![]() ![]() | 210万 | 63.9 | 134万 |
119 | ![]() ![]() | 1037万 | 63.9 | 663万 |
120 | ![]() ![]() | 2212万 | 63.9 | 1413万 |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの各国の生産年齢人口率ランキングを見て頂くと分かるのですが、フィリピンは115位となっています。
先程の、「人数でのランキング」では11位だったのですが、総人口に対する生産年齢人口の「割合が高いランキング」では、115位と、104位もの差があり、人数と割合のランキングでは大きく違うことが見えてきます。
このように、たとえ世界の中で生産年齢人口が多くても、必ずしも総人口に対する割合が高いという結果にはならないことも、上記のランキングより読み取ることができます。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | フィリピンの生産年齢人口データ |
更新日時 | 2023-09-18T03:06:42+0900 |
ライセンス | CC BY 4.0 |
ソース元 | worldbank.org - World Bank staff estimates using the World Bank's total population and age/sex distributions of the United Nations Population Division's World Population Prospects: 2019 Revision. |
その他にも、グラフで見るフィリピンの統計情報を、図や表を使って分かりやすく説明していますので、参考にしてみて下さいませ。
また、フィリピンの統計情報は、こちらのページで276種類以上の全一覧が見られます。
→ フィリピンの統計情報TOPページ
統計「グラフで見るフィリピンの生産年齢人口の割合は高い?低い?」について、あなたの考察やコメントを残そう!