
シンガポールの2023年に分かる最新の出生率や、シンガポールと同じ様な出生率の国についての比較、過去~現在までの推移を、グラフや表を用いて分かりやすく説明していきます。
シンガポールの2023年に分かる最新の出生率は8.6‰です。
※出生率は1000人あたりの数値のため、パーセントと似たような単位の「1000分の1を表す単位‰(パーミル)」で表記しています。
総人口 | 出生率 |
---|---|
5,453,566人 | 8.6‰ |
※Source:worldbank.org 詳細
2021年のworldbank.org調査による出生率の算出が最新のデータ(2023年9月18日更新)。
では、現在のシンガポールの出生率の「8.6‰」は、過去と比べて伸びてきているのでしょうか?シンガポールの出生率の1960~2021年までの推移をグラフに表してみます。
※こちらは、1960~2021年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。
※別の統計と比較を選択すると、270以上のシンガポールの統計と出生率とを比較することができるので、是非ご活用下さい。
下記のバーチャートレースは、シンガポールの出生率の世界順位の変遷です。
過去の1960年から2021年までのシンガポールの世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。
※グラフの見方
シンガポールは赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。
シンガポールの出生率が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。
↓こちらは、最初に掲載したシンガポールの出生率グラフの全体図です。
※Source:worldbank.org 詳細
※シンガポールの出生率の推移(1960~2021年)データの無料ダウンロードはこちらから((EXCELでも開けます))↓
※【データ内容】
1行目:年代
2行目:総人口
3行目:出生率
また、下記は1960~2021年までのシンガポールの出生率の推移を一覧表にしたものです。
年 | 1960 | 1961 | 1962 | 1963 | 1964 | 1965 | 1966 | 1967 | 1968 | 1969 | 1970 | 1971 | 1972 | 1973 | 1974 | 1975 | 1976 | 1977 | 1978 | 1979 | 1980 | 1981 | 1982 | 1983 | 1984 | 1985 | 1986 | 1987 | 1988 | 1989 | 1990 | 1991 | 1992 | 1993 | 1994 | 1995 | 1996 | 1997 | 1998 | 1999 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
総人口(人) | 1,646,400 | 1,702,400 | 1,750,200 | 1,795,000 | 1,841,600 | 1,886,900 | 1,934,400 | 1,977,600 | 2,012,000 | 2,042,500 | 2,074,507 | 2,112,900 | 2,152,400 | 2,193,000 | 2,229,800 | 2,262,600 | 2,293,300 | 2,325,300 | 2,353,600 | 2,383,500 | 2,413,945 | 2,532,835 | 2,646,466 | 2,681,061 | 2,732,221 | 2,735,957 | 2,733,373 | 2,774,789 | 2,846,108 | 2,930,901 | 3,047,132 | 3,135,083 | 3,230,698 | 3,313,471 | 3,419,048 | 3,524,506 | 3,670,704 | 3,796,038 | 3,927,213 | 3,958,723 | 4,027,887 | 4,138,012 | 4,175,950 | 4,114,826 | 4,166,664 | 4,265,762 | 4,401,365 | 4,588,599 | 4,839,396 | 4,987,573 | 5,076,732 | 5,183,688 | 5,312,437 | 5,399,162 | 5,469,724 | 5,535,002 | 5,607,283 | 5,612,253 | 5,638,676 | 5,703,569 | 5,685,807 | 5,453,566 |
出生率(‰) | 37.5 | 35.2 | 33.7 | 33.2 | 31.6 | 29.5 | 28.3 | 25.6 | 23.5 | 21.8 | 22.1 | 22.3 | 23.1 | 22 | 19.4 | 17.7 | 18.7 | 16.5 | 16.8 | 17.1 | 17.6 | 17.6 | 17.5 | 16.3 | 16.5 | 16.6 | 14.8 | 16.6 | 19.8 | 17.5 | 18.2 | 17.1 | 16.8 | 16.8 | 16.2 | 15.6 | 15.2 | 14.5 | 13.1 | 12.8 | 13.7 | 11.8 | 11.4 | 10.5 | 10.3 | 10.2 | 10.3 | 10.3 | 10.2 | 9.9 | 9.3 | 9.5 | 10.1 | 9.3 | 9.8 | 9.7 | 9.4 | 8.9 | 8.8 | 8.8 | 8.5 | 8.6 |
上記のシンガポールの出生率の推移グラフを見てみると、1960年の出生率が最も高く、統計で分かる最新の2021年はそれよりも低いことが見えてきます。
ただし、前年度の2020年の数値「8.5‰」よりは高いため、今後も出生率が再び上昇する可能性は高いです。
また、出生率ではなく、シンガポールの人口全体の年齢別の人口ピラミッドは、こちらのページで特集しています。
→ グラフで見るシンガポールの人口ピラミッド(全年齢・男女別・過去との比較・少子化と高齢社会の考察)
シンガポールの出生率は、どれくらい低い、あるいは高いのでしょうか?
まずは、シンガポールの出生率を、人口が近い国と比較してみます。
シンガポールと人口数が世界で最も近い中央アフリカ共和国とスロバキアの出生率を比較してみます。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 総人口 | 出生率 |
---|---|---|
中央アフリカ共和国 | 5,457,154人 | 42.68‰ |
シンガポール | 5,453,566人 | 8.6‰ |
スロバキア | 5,447,247人 | 10.4‰ |
上記の出生率の比較表をみてみると、
という結果となっています。
特に、中央アフリカ共和国とシンガポールは人口数は世界の中でも1・2番目に近いが、出生率には圧倒的な差があるということが比較することにより見えてきます。
続いて、シンガポールの出生率を、日本とアメリカと中国と比較してみます。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 総人口 | 出生率 |
---|---|---|
中国 | 1,412,360,000人 | 7.52‰ |
アメリカ | 332,031,554人 | 11‰ |
日本 | 125,681,593人 | 6.6‰ |
シンガポール | 5,453,566人 | 8.6‰ |
上記のグラフより、シンガポールの出生率は中国よりは高いが、アメリカよりは低いということが分かります。
特に、日本と比較すると1.3倍も出生率が高いということが分かります。
また、アメリカの出生率と比較するとシンガポールの1.3倍の差があるという結果が見えてきます。
シンガポールのデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。
※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。
世界の出生率ランキングでシンガポールは何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。
まずは、シンガポールの出生率を世界で見たときに何番目に高いのかを世界出生率ランキング表を用いて、みていきます。
順位 | 国名 | 総人口 (人) | 出生率 (‰) |
---|---|---|---|
188 | ![]() ![]() | 7160万 | 9 |
189 | ![]() ![]() | 1125万 | 8.92 |
190 | ![]() ![]() | 3774万 | 8.8 |
191 | ![]() ![]() | 15万 | 8.6 |
192 | ![]() ![]() | 545万 | 8.6 |
193 | ![]() ![]() | 8万 | 8.53 |
194 | ![]() ![]() | 687万 | 8.5 |
195 | ![]() ![]() | 51万 | 8.5 |
196 | ![]() ![]() | 327万 | 8.42 |
197 | ![]() ![]() | 280万 | 8.3 |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの世界の出生率が高いランキング表では、統計が取れる211カ国の中で、シンガポールは192位と、下位20カ国以内に入っており、世界の中でも出生率がとても低い国ということが分かります。
以下は出生率の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。
さらに詳しい世界の出生率が高いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→ 全世界の出生率が高いランキングと過去から現在までの推移グラフ
また、この世界出生率ランキングの平均値、中央値とシンガポールの比較グラフは以下となっています。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 総人口 | 出生率 |
---|---|---|
シンガポール | 5,453,566人 | 8.6‰ |
世界の平均値 | - | 18.55‰ |
世界の中央値 | - | 15.24‰ |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの表より、シンガポールの出生率は平均より9.95ポイント低いという結果が見えてきます。
また、中央値の15.24‰と比較してみると、シンガポールの出生率は中央値より4.4割低いということが分かります。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | シンガポールの出生率データ |
更新日時 | 2023-09-18T03:03:12+0900 |
ライセンス | CC BY 4.0 |
ソース元 | worldbank.org - ( 1 ) United Nations Population Division. World Population Prospects: 2019 Revision. ( 2 ) Census reports and other statistical publications from national statistical offices, ( 3 ) Eurostat: Demographic Statistics, ( 4 ) United Nations Statistical Division. Population and Vital Statistics Reprot ( various years ), ( 5 ) U.S. Census Bureau: International Database, and ( 6 ) Secretariat of the Pacific Community: Statistics and Demography Programme. |
その他にも、グラフで見るシンガポールの統計情報を、図や表を使って分かりやすく説明していますので、参考にしてみて下さいませ。
また、シンガポールの統計情報は、こちらのページで257種類以上の全一覧が見られます。
→ シンガポールの統計情報TOPページ
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