グラフで見るオーストラリアの生産年齢人口の割合は高い？低い？

オーストラリアの2024年に分かる最新の生産年齢人口や、オーストラリアと同じ様な生産年齢人口の国についての比較、過去～現在までの推移を、グラフや表を用いて分かりやすく説明していきます。

2024年に分かる最新のオーストラリアの生産年齢人口と割合

オーストラリアの2024年に分かる最新の生産年齢人口は16,882,242人で、総人口に対する割合は64.92%です。
※生産年齢人口とは15歳～64歳までの人口のことです。

オーストラリアの最新の生産年齢人口と総人口に対する割合

総人口	割合	生産年齢人口
26,005,540人	64.92%	16,882,242人

また、年少人口や生産年齢人口はこちらから確認できます。

• オーストラリアの年少人口(0~14歳)
• オーストラリアの高齢者人口(65歳以上)

オーストラリアの生産年齢人口の増減推移グラフ(1960年～現在)

では、現在のオーストラリアの生産年齢人口の「16,882,242人」は、過去と比べて増えてきているのでしょうか？

オーストラリアの生産年齢人口の1960～2022年までの推移をグラフに表してみます。

推移が見えるアニメーショングラフ

※こちらは、1960～2022年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。

※別の統計と比較を選択すると、270以上のオーストラリアの統計と生産年齢人口とを比較することができるので、是非ご活用下さい。

オーストラリアの生産年齢人口の世界順位の変遷（全履歴）

下記のバーチャートレースは、オーストラリアの生産年齢人口の世界順位の変遷です。

過去の1960年から2022年までのオーストラリアの世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。

他の統計のバーチャートレースを見るトラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

※グラフの見方
オーストラリアは赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。

オーストラリアの生産年齢人口が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。

グラフ全体図(静止画)

↓こちらは、最初に掲載したオーストラリアの生産年齢人口グラフの全体図です。

オーストラリアの生産年齢人口率(割合)の推移

続いて、生産年齢人口の人数ではなく、オーストラリアの総人口に対する生産年齢人口の割合「64.92%」がどう変化しているかを、1960～2022年までの推移グラフを用いて見ていきます。

また、下記は1960～2022年までのオーストラリアの生産年齢人口と割合の推移を一覧表にしたものです。

一覧表で見るオーストラリアの生産年齢人口と割合の推移(1960～2022年) →横スクロールできます。

年	1960	1961	1962	1963	1964	1965	1966	1967	1968	1969	1970	1971	1972	1973	1974	1975	1976	1977	1978	1979	1980	1981	1982	1983	1984	1985	1986	1987	1988	1989	1990	1991	1992	1993	1994	1995	1996	1997	1998	1999	2000	2001	2002	2003	2004	2005	2006	2007	2008	2009	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020	2021	2022
総人口(人)	10,276,477	10,483,000	10,742,000	10,950,000	11,167,000	11,388,000	11,651,000	11,799,000	12,009,000	12,263,000	12,507,000	12,937,000	13,177,000	13,380,000	13,723,000	13,893,000	14,033,000	14,192,000	14,358,000	14,514,000	14,692,000	14,927,000	15,178,000	15,369,000	15,544,000	15,758,000	16,018,400	16,263,900	16,532,200	16,814,400	17,065,100	17,284,000	17,495,000	17,667,000	17,855,000	18,072,000	18,311,000	18,517,000	18,711,000	18,926,000	19,153,000	19,413,000	19,651,400	19,895,400	20,127,400	20,394,800	20,697,900	20,827,600	21,249,200	21,691,700	22,031,750	22,340,024	22,733,465	23,128,129	23,475,686	23,815,995	24,190,907	24,601,860	24,982,688	25,365,745	25,655,289	25,685,412	26,005,540
割合(%)	61.21	61.12	61.19	61.38	61.59	61.76	61.95	62.12	62.27	62.41	62.6	62.78	62.96	63.16	63.39	63.68	63.83	64.12	64.49	64.82	65.08	65.44	65.66	65.79	65.94	66.14	66.21	66.4	66.62	66.78	66.85	66.86	66.78	66.66	66.58	66.57	66.56	66.6	66.68	66.75	66.79	66.93	67.05	67.15	67.25	67.31	67.48	67.62	67.68	67.67	67.59	67.33	67.08	66.83	66.55	66.26	65.91	65.53	65.15	64.8	65.22	65.06	64.92
生産年齢人口(人)	6290036	6406720	6573431	6721208	6877350	7033299	7217682	7329956	7477608	7653349	7829425	8121603	8296302	8450470	8699412	8847173	8956780	9100112	9258956	9407968	9560902	9768199	9965458	10111379	10249472	10421810	10606571	10798766	11013521	11229098	11408332	11556139	11683359	11777281	11888253	12030999	12187018	12331988	12475819	12632763	12793036	12992714	13175884	13360398	13534758	13728581	13967584	14083094	14382253	14679103	14891504	15042394	15250481	15455787	15623408	15780014	15943398	16121831	16276948	16437853	16733580	16710291	16882242

上記のオーストラリアの生産年齢人口の推移グラフを見てみると、最新である2022年の生産年齢人口が最も多いことが分かります。

また、前年度の2021年よりも171951人多くなっており、生産年齢人口は上昇傾向にあると言えます。

特に、最も少ない1960年の「6290036人」と現在の生産年齢人口「16882242人」を比べると、2.68倍もの差があり、生産年齢人口がいかに上昇したかが見えてきます。

また、面白いのが、「総人口が増加しているにもかかわらず、生産年齢人口が減少している年」が1回あることです。

逆に、総人口が減少している場合は、必ず生産年齢人口も減少しているという点も、とても興味深い結果となっています。

これらの事より、オーストラリアにおいては必ずしも総人口が増加すれば生産年齢人口が増えるというわけではないことが見えてきます。

また、生産年齢人口ではなく労働人口(労働力)の推移であれば、こちらのページで特集していますので、参考にしてみて下さいませ。
→　グラフで見るオーストラリアの労働人口(労働力)は多い？少ない？

オーストラリアの生産年齢人口は少ない？多い？日本と比較

オーストラリアの生産年齢人口は、どれくらい多い、あるいは少ないのでしょうか？

まずは、オーストラリアの生産年齢人口を、人口が近い国と比較してみます。

オーストラリアと人口数が一番近い朝鮮民主主義人民共和国とブルキナファソの生産年齢人口を比較

オーストラリアと人口数が世界で最も近い朝鮮民主主義人民共和国とブルキナファソの生産年齢人口を比較してみます。

オーストラリアと人口数の近い朝鮮民主主義人民共和国とブルキナファソの生産年齢人口を比較した一覧表

国名	総人口	割合	生産年齢人口
朝鮮民主主義人民共和国	26,069,416人	69.39	18,088,961人
オーストラリア	26,005,540人	64.92	16,882,242人
ブルキナファソ	22,673,762人	53.74	12,185,694人

上記の生産年齢人口の比較表をみてみると、

• 朝鮮民主主義人民共和国は、オーストラリアよりも生産年齢人口の数値が約1,206,719人程しか変わらず、生産年齢人口と総人口もよく似ている
• オーストラリアは、ブルキナファソよりも生産年齢人口の数値が約4,696,548人多く、1.39倍多い

という結果となっています。

オーストラリアと日本の生産年齢人口を比較

続いて、オーストラリアの生産年齢人口を、日本とアメリカと中国と比較してみます。

オーストラリアの生産年齢人口を日本とアメリカと中国と比較した一覧表

国名	総人口	割合	生産年齢人口
中国	1,412,175,000人	69.03	974,838,887人
アメリカ	333,287,557人	64.91	216,345,090人
日本	125,124,989人	58.45	73,138,948人
オーストラリア	26,005,540人	64.92	16,882,242人

上記のグラフより、オーストラリアの生産年齢人口は中国・アメリカ・日本よりも少ないということが分かります。

特に、中国と比較すると57.7倍も生産年齢人口が少なくアメリカと比べても12.8倍もの差があることが分かります。

また、逆に日本と比べると4.3倍程しか差がなく、日本とオーストラリアの生産年齢人口は比較的近い数値であるということも見えてきます。

オーストラリアをもっと他国と比較する

オーストラリアのデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。

国を選択する

※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。

世界の生産年齢人口ランキングでオーストラリアは何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。

まずは、人数が多いランキングです。その後に、割合での世界ランキングもお伝えします。

オーストラリアは世界の生産年齢人口ランキング(多い順)で53位

オーストラリアの生産年齢人口を世界で見たときに何番目に多いのかを世界生産年齢人口ランキング表を用いて、みていきます。

世界の生産年齢人口ランキング表(人数が多い順)：オーストラリアは53位

順位	国名	総人口 (人)	割合 (%)	生産年齢人口 (人)
49	朝鮮民主主義人民共和国	2606万	69.4	1808万
50	ベネズエラ	2830万	63.8	1806万
51	モザンビーク	3296万	53.9	1777万
52	マダガスカル	2961万	57.6	1705万
53	オーストラリア	2600万	64.9	1688万
54	コートジボワール	2816万	56.1	1580万
55	カメルーン	2791万	55.1	1538万
56	スリランカ	2218万	65.6	1456万
57	シリア	2212万	63.9	1413万
58	チリ	1960万	68.7	1345万

→ 世界生産年齢人口ランキング(人数が多い)をもっと見る

こちらの世界の生産年齢人口が多いランキング表では、統計が取れる215カ国の中で、オーストラリアは53位と、世界の中でも生産年齢人口が比較的多い国ということが分かります。

以下は生産年齢人口の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。

生産年齢人口の世界ランキングTOP10

他の統計のアニメーショングラフを表示トラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

さらに詳しい世界の生産年齢人口が多いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→　全世界の生産年齢人口が多いランキングと過去から現在までの推移グラフ

世界の平均値と中央値とオーストラリアの生産年齢人口を比べる

また、この世界生産年齢人口ランキングの平均値、中央値とオーストラリアの比較グラフは以下となっています。

オーストラリアの生産年齢人口を世界の中央値(4,205,043)と平均値(23,924,492)と比較した一覧表

国名	総人口	割合	生産年齢人口
オーストラリア	26,005,540人	64.92	16,882,242人
平均値	-	-	23,924,492人
中央値	-	-	4,205,043人

こちらの表より、オーストラリアの生産年齢人口は平均より7,042,250人少ないという結果が見えてきます。

また、中央値の4,205,043と比較してみると、オーストラリアの生産年齢人口「16882242人」は中央値よりも4.01倍も生産年齢人口が多いということも見えてきます。

オーストラリアを各国の生産年齢人口率ランキング(割合が高い順)で見てみる

次に、生産年齢人口の人数ではなく、総人口に対する割合(率)でオーストラリアは世界何位なのかを各国のランキングで見ていきます。

世界の生産年齢人口率ランキング表(割合が高い)：オーストラリアは106位

順位	国名	総人口 (人)	割合 (%)	生産年齢人口 (人)
102	アルゼンチン	4623万	65	3006万
103	セルビア	666万	65	433万
104	ニュージーランド	512万	65	333万
105	ニカラグア	694万	65	451万
106	オーストラリア	2600万	64.9	1688万
107	アメリカ合衆国	3億3328万	64.9	2億1634万
108	ラオス人民民主共和国	752万	64.9	488万
109	バミューダ諸島	6万	64.9	4万
110	パラグアイ	678万	64.9	439万
111	ノルウェー	545万	64.9	353万

→ 世界生産年齢人口率ランキング(割合が高い)をもっと見る

こちらの各国の生産年齢人口率ランキングを見て頂くと分かるのですが、オーストラリアは106位となっています。

先程の、「人数でのランキング」では53位だったのですが、総人口に対する生産年齢人口の「割合が高いランキング」では、106位と、その差は53で、オーストラリアにおいては人数と割合の世界ランキングでは少し違いがあるということも、読み取ることができます。

当ページのライセンス情報・データセット

項目	内容
名称	オーストラリアの生産年齢人口データ
更新日時	2024-03-30T03:03:08+0900
ライセンス	CC BY 4.0
ソース元	worldbank.org - World Bank staff estimates using the World Bank's total population and age/sex distributions of the United Nations Population Division's World Population Prospects: 2019 Revision.

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