グラフで見るフィンランドの生産年齢人口の割合は高い？低い？

フィンランドの2024年に分かる最新の生産年齢人口や、フィンランドと同じ様な生産年齢人口の国についての比較、過去～現在までの推移を、グラフや表を用いて分かりやすく説明していきます。

2024年に分かる最新のフィンランドの生産年齢人口と割合

フィンランドの2024年に分かる最新の生産年齢人口は3,419,917人で、総人口に対する割合は61.55%です。
※生産年齢人口とは15歳～64歳までの人口のことです。

フィンランドの最新の生産年齢人口と総人口に対する割合

総人口	割合	生産年齢人口
5,556,106人	61.55%	3,419,917人

また、年少人口や生産年齢人口はこちらから確認できます。

• フィンランドの年少人口(0~14歳)
• フィンランドの高齢者人口(65歳以上)

フィンランドの生産年齢人口の増減推移グラフ(1960年～現在)

では、現在のフィンランドの生産年齢人口の「3,419,917人」は、過去と比べて増えてきているのでしょうか？

フィンランドの生産年齢人口の1960～2022年までの推移をグラフに表してみます。

推移が見えるアニメーショングラフ

※こちらは、1960～2022年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。

※別の統計と比較を選択すると、270以上のフィンランドの統計と生産年齢人口とを比較することができるので、是非ご活用下さい。

フィンランドの生産年齢人口の世界順位の変遷（全履歴）

下記のバーチャートレースは、フィンランドの生産年齢人口の世界順位の変遷です。

過去の1960年から2022年までのフィンランドの世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。

他の統計のバーチャートレースを見るトラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

※グラフの見方
フィンランドは赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。

フィンランドの生産年齢人口が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。

グラフ全体図(静止画)

↓こちらは、最初に掲載したフィンランドの生産年齢人口グラフの全体図です。

フィンランドの生産年齢人口率(割合)の推移

続いて、生産年齢人口の人数ではなく、フィンランドの総人口に対する生産年齢人口の割合「61.55%」がどう変化しているかを、1960～2022年までの推移グラフを用いて見ていきます。

また、下記は1960～2022年までのフィンランドの生産年齢人口と割合の推移を一覧表にしたものです。

一覧表で見るフィンランドの生産年齢人口と割合の推移(1960～2022年) →横スクロールできます。

年	1960	1961	1962	1963	1964	1965	1966	1967	1968	1969	1970	1971	1972	1973	1974	1975	1976	1977	1978	1979	1980	1981	1982	1983	1984	1985	1986	1987	1988	1989	1990	1991	1992	1993	1994	1995	1996	1997	1998	1999	2000	2001	2002	2003	2004	2005	2006	2007	2008	2009	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020	2021	2022
総人口(人)	4,429,634	4,461,005	4,491,443	4,523,309	4,548,543	4,563,732	4,580,869	4,605,744	4,626,469	4,623,785	4,606,307	4,612,124	4,639,657	4,666,081	4,690,574	4,711,440	4,725,664	4,738,902	4,752,528	4,764,690	4,779,535	4,799,964	4,826,933	4,855,787	4,881,803	4,902,206	4,918,154	4,932,123	4,946,481	4,964,371	4,986,431	5,013,740	5,041,992	5,066,447	5,088,333	5,107,790	5,124,573	5,139,835	5,153,498	5,165,474	5,176,209	5,188,008	5,200,598	5,213,014	5,228,172	5,246,096	5,266,268	5,288,720	5,313,399	5,338,871	5,363,352	5,388,272	5,413,971	5,438,972	5,461,512	5,479,531	5,495,303	5,508,214	5,515,525	5,521,606	5,529,543	5,541,017	5,556,106
割合(%)	62.27	62.49	62.97	63.61	64.25	64.79	65.14	65.45	65.72	65.96	66.2	66.45	66.7	66.94	67.15	67.34	67.47	67.51	67.52	67.57	67.68	67.69	67.82	68	68.1	68.08	68.02	67.87	67.65	67.44	67.26	67.11	66.95	66.8	66.72	66.7	66.61	66.64	66.75	66.84	66.87	66.91	66.86	66.75	66.67	66.63	66.6	66.62	66.63	66.52	66.25	65.78	65.2	64.55	63.92	63.36	62.88	62.47	62.13	61.84	61.85	61.68	61.55
生産年齢人口(人)	2758124	2787735	2828155	2877198	2922223	2956775	2983903	3014343	3040320	3050066	3049519	3064954	3094731	3123410	3149934	3172901	3188637	3199434	3209000	3219539	3234984	3249059	3273736	3301749	3324328	3337238	3345393	3347249	3346355	3347911	3353773	3364642	3375456	3384581	3394770	3407117	3413296	3425190	3439764	3452484	3461337	3471497	3477102	3479899	3485631	3495665	3507533	3523576	3540395	3551641	3553105	3544386	3529791	3510727	3490743	3471884	3455182	3440986	3427018	3414728	3419944	3417691	3419917

上記のフィンランドの生産年齢人口の推移グラフを見てみると、2010年の生産年齢人口が最も多く、統計で分かる最新の2022年はそれよりも少ないことが見えてきます。

ただし、前年度の2021年の数値「3417691人」よりは多いため、今後も生産年齢人口が再び上昇する可能性は高いです。

また、面白いのが、「総人口が増加しているにもかかわらず、生産年齢人口が減少している年」が11回あることです。

同様に、総人口が減少しているにもかかわらず、生産年齢人口が増加している年も1回あります。

これらの事より、フィンランドにおいては必ずしも総人口が増加すれば生産年齢人口が増えるというわけではないことが見えてきます。

また、生産年齢人口ではなく労働人口(労働力)の推移であれば、こちらのページで特集していますので、参考にしてみて下さいませ。
→　グラフで見るフィンランドの労働人口(労働力)は多い？少ない？

フィンランドの生産年齢人口は少ない？多い？日本と比較

フィンランドの生産年齢人口は、どれくらい少ない、あるいは多いのでしょうか？

まずは、フィンランドの生産年齢人口を、人口が近い国と比較してみます。

フィンランドと人口数が一番近い中央アフリカ共和国とレバノンの生産年齢人口を比較

フィンランドと人口数が世界で最も近い中央アフリカ共和国とレバノンの生産年齢人口を比較してみます。

フィンランドと人口数の近い中央アフリカ共和国とレバノンの生産年齢人口を比較した一覧表

国名	総人口	割合	生産年齢人口
中央アフリカ共和国	5,579,144人	49.35	2,753,527人
フィンランド	5,556,106人	61.55	3,419,917人
レバノン	5,489,739人	62.67	3,440,173人

上記の生産年齢人口の比較表をみてみると、

• フィンランドは、中央アフリカ共和国よりも生産年齢人口の数値が約666,390人多く、1.24倍多い
• レバノンは、フィンランドよりも生産年齢人口の数値が約20,256人程しか変わらず、生産年齢人口と総人口もよく似ている

という結果となっています。

フィンランドと日本の生産年齢人口を比較

続いて、フィンランドの生産年齢人口を、日本とアメリカと中国と比較してみます。

フィンランドの生産年齢人口を日本とアメリカと中国と比較した一覧表

国名	総人口	割合	生産年齢人口
中国	1,412,175,000人	69.03	974,838,887人
アメリカ	333,287,557人	64.91	216,345,090人
日本	125,124,989人	58.45	73,138,948人
フィンランド	5,556,106人	61.55	3,419,917人

上記のグラフより、フィンランドの生産年齢人口は中国・アメリカ・日本よりも少ないということが分かります。

特に、中国と比較すると285倍も生産年齢人口が少なくアメリカと比べても63.3倍もの差があることが分かります。

また、逆に日本と比べると21.4倍程しか差がなく、日本とフィンランドの生産年齢人口は比較的近い数値であるということも見えてきます。

フィンランドをもっと他国と比較する

フィンランドのデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。

国を選択する

※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。

世界の生産年齢人口ランキングでフィンランドは何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。

まずは、人数が多いランキングです。その後に、割合での世界ランキングもお伝えします。

フィンランドは世界の生産年齢人口ランキング(多い順)で118位

フィンランドの生産年齢人口を世界で見たときに何番目に多いのかを世界生産年齢人口ランキング表を用いて、みていきます。

世界の生産年齢人口ランキング表(人数が多い順)：フィンランドは118位

順位	国名	総人口 (人)	割合 (%)	生産年齢人口 (人)
114	スロバキア	543万	67.3	365万
115	コスタリカ	518万	69	357万
116	ノルウェー	545万	64.9	353万
117	レバノン	548万	62.7	344万
118	フィンランド	555万	61.6	341万
119	コンゴ共和国	597万	56.2	335万
120	アイルランド	512万	65.3	334万
121	ニュージーランド	512万	65	333万
122	オマーン	457万	70.2	321万
123	クウェート	426万	74.4	317万

→ 世界生産年齢人口ランキング(人数が多い)をもっと見る

こちらの世界の生産年齢人口が多いランキング表では、統計が取れる215カ国の中で、フィンランドは118位と、世界の中でも生産年齢人口が標準的な国ということが分かります。

以下は生産年齢人口の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。

生産年齢人口の世界ランキングTOP10

他の統計のアニメーショングラフを表示トラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

さらに詳しい世界の生産年齢人口が多いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→　全世界の生産年齢人口が多いランキングと過去から現在までの推移グラフ

世界の平均値と中央値とフィンランドの生産年齢人口を比べる

また、この世界生産年齢人口ランキングの平均値、中央値とフィンランドの比較グラフは以下となっています。

フィンランドの生産年齢人口を世界の中央値(4,205,043)と平均値(23,924,492)と比較した一覧表

国名	総人口	割合	生産年齢人口
フィンランド	5,556,106人	61.55	3,419,917人
平均値	-	-	23,924,492人
中央値	-	-	4,205,043人

こちらの表より、フィンランドの生産年齢人口は平均より20,504,575人少ないという結果が見えてきます。

また、中央値の4,205,043と比較してみると、フィンランドの生産年齢人口は中央値より1.9割少ないということが分かります。

フィンランドを各国の生産年齢人口率ランキング(割合が高い順)で見てみる

次に、生産年齢人口の人数ではなく、総人口に対する割合(率)でフィンランドは世界何位なのかを各国のランキングで見ていきます。

世界の生産年齢人口率ランキング表(割合が高い)：フィンランドは153位

順位	国名	総人口 (人)	割合 (%)	生産年齢人口 (人)
149	ジブラルタル	3万	62.1	2万
150	グアム	17万	62.1	10万
151	ツバル	1万	61.9	6,999
152	レソト	230万	61.8	142万
153	フィンランド	555万	61.6	341万
154	フェロー諸島	5万	61.4	3万
155	スワジランド	120万	61.3	73万
156	フランス	6797万	61.1	4155万
157	キルギス	697万	61	425万
158	アメリカ領ヴァージン諸島	10万	60.4	6万

→ 世界生産年齢人口率ランキング(割合が高い)をもっと見る

こちらの各国の生産年齢人口率ランキングを見て頂くと分かるのですが、フィンランドは153位となっています。

先程の、「人数でのランキング」では118位だったのですが、総人口に対する生産年齢人口の「割合が高いランキング」では、153位と、その差は35で、フィンランドにおいては人数と割合の世界ランキングでは少し違いがあるということも、読み取ることができます。

当ページのライセンス情報・データセット

項目	内容
名称	フィンランドの生産年齢人口データ
更新日時	2024-03-30T03:03:08+0900
ライセンス	CC BY 4.0
ソース元	worldbank.org - World Bank staff estimates using the World Bank's total population and age/sex distributions of the United Nations Population Division's World Population Prospects: 2019 Revision.

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