オーストラリアの温室効果ガス総排出量(推移と比較グラフ)

オーストラリアの温室効果ガス総排出量をグラフや比較表を用いて分かりやすく説明していきます。

温室効果ガス総排出量とは？

温室効果ガス総排出量とは、短サイクルのバイオマス燃焼（農業廃棄物燃焼やサバンナ燃焼など）を除いたCO2総量から構成されていますが、その他のバイオマス燃焼（森林火災、燃焼後の崩壊、泥炭火災、排水された泥炭地の崩壊など）、すべての人為的なCH4源、N2O源、Fガス（HFCs、PFCs、SF6）を含んだものとなります。また、この統計データの単位はCO2換算されたキロトン(kt)で示されています。

オーストラリアの温室効果ガス総排出量はどのくらい？

オーストラリアの温室効果ガス総排出量は、761,686(kt)です。(2012年調査)

オーストラリアの温室効果ガス総排出量(2012年)

国名	温室効果ガス総排出量
オーストラリア	761,686(kt)

オーストラリアの温室効果ガス総排出量推移グラフ(1970年～現在)

では、現在のオーストラリアの温室効果ガス総排出量の「761,686(kt)」は、過去と比べてどう変化してきているのでしょうか？

オーストラリアの温室効果ガス総排出量の1970～2012年までの推移をグラフに表してみます。

推移が見えるアニメーショングラフ

※こちらは、1970～2012年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。

※別の統計と比較を選択すると、270以上のオーストラリアの統計と温室効果ガス総排出量とを比較することができるので、是非ご活用下さい。

オーストラリアの温室効果ガス総排出量の世界順位の変遷（全履歴）

下記のバーチャートレースは、オーストラリアの温室効果ガス総排出量の世界順位の変遷です。

過去の1970年から2012年までのオーストラリアの世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。

他の統計のバーチャートレースを見るトラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

※グラフの見方
オーストラリアは赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。

オーストラリアの温室効果ガス総排出量が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。

グラフ全体図(静止画)

↓こちらは、最初に掲載したオーストラリアの温室効果ガス総排出量グラフの全体図です。

また、下記は1970～2012年までのオーストラリアの温室効果ガス総排出量の推移を一覧表にしたものです。※横スクロール可能

一覧表で見るオーストラリアの温室効果ガス総排出量の推移(1970～2012年) →横スクロールできます。

年	1970	1971	1972	1973	1974	1975	1976	1977	1978	1979	1980	1981	1982	1983	1984	1985	1986	1987	1988	1989	1990	1991	1992	1993	1994	1995	1996	1997	1998	1999	2000	2001	2002	2003	2004	2005	2006	2007	2008	2009	2010	2011	2012
温室効果ガス総排出量(kt)	319,036.60	314,446.15	355,430.77	333,243.56	355,842.87	377,568.65	407,572.61	414,927.11	377,956.13	412,123.02	433,837.44	387,882.44	428,739.96	386,673.56	398,135.52	456,717.64	434,735.11	412,842.80	434,706.16	460,970.01	482,298.26	499,346.73	486,991.98	479,463.74	522,429.54	489,294.15	508,882.83	921,012.05	920,773.48	1,190,138.38	1,081,244.41	1,241,515.99	1,117,450.02	1,023,667.58	1,144,343.87	909,262.03	1,119,632.10	1,065,623.87	892,629.27	1,105,167.24	782,102.69	785,795.15	761,686.27
前回比(差引値)	-	-4,590	40,985	-22,187	22,599	21,726	30,004	7,355	-36,971	34,167	21,714	-45,955	40,858	-42,066	11,462	58,582	-21,983	-21,892	21,863	26,264	21,328	17,048	-12,355	-7,528	42,966	-33,135	19,589	412,129	-238.57	269,365	-108,894	160,272	-124,066	-93,782	120,676	-235,082	210,370	-54,008	-172,995	212,538	-323,065	3,692	-24,109
前回比(%)	-	98.56	113.03	93.76	106.78	106.11	107.95	101.8	91.09	109.04	105.27	89.41	110.53	90.19	102.96	114.71	95.19	94.96	105.3	106.04	104.63	103.53	97.53	98.45	108.96	93.66	104	180.99	99.97	129.25	90.85	114.82	90.01	91.61	111.79	79.46	123.14	95.18	83.77	123.81	70.77	100.47	96.93

上記のオーストラリアの温室効果ガス総排出量の推移グラフを見てみると、2001年の温室効果ガス総排出量が最も多く、統計で分かる最新の2012年はそれよりも少いことが見えてきます。

さらに、前回の2011年の数値「785795.14995016(kt)」よりも少なくなっているため、今後はさらに温室効果ガス総排出量が少なくなる可能性があります。

また、温室効果ガス総排出量ではなく固体燃料使用時のCO2排出量(全体に占める割合)であれば、こちらのページで特集していますので考察の参考にしてみて下さいませ。
→　オーストラリアの固体燃料使用時のCO2排出量(全体に占める割合)

オーストラリアの温室効果ガス総排出量は少い？多い？日本と比較

オーストラリアの温室効果ガス総排出量は、どれくらい多い、あるいは少いのでしょうか？

オーストラリアとコートジボワールとニジェールの温室効果ガス総排出量を比較

まずは、オーストラリアと人口数が世界で最も近いコートジボワールとニジェールの温室効果ガス総排出量を比較してみます。

オーストラリアと人口数の近いコートジボワールとニジェールの温室効果ガス総排出量を比較した一覧表

国名	総人口	温室効果ガス総排出量
コートジボワール	25,069,229人	33,502(kt)
オーストラリア	24,982,688人	761,686(kt)
ニジェール	22,442,948人	11,461(kt)

上記の温室効果ガス総排出量の比較表をみてみると、

• オーストラリアは、コートジボワールよりも温室効果ガス総排出量の数値が約728,184も多く、22.74倍も高い
• オーストラリアは、ニジェールよりも温室効果ガス総排出量の数値が約750,225も多く、66.46倍も高い

という結果となっています。

特に、オーストラリアとニジェールは人口数が世界の中でも1・2番目に近いが、温室効果ガス総排出量には圧倒的な差があるということが比較することにより見えてきます。

オーストラリアと日本の温室効果ガス総排出量を比較

続いて、オーストラリアの温室効果ガス総排出量を、アメリカと中国と日本と比較してみます。

オーストラリアの温室効果ガス総排出量をアメリカと中国と日本と比較した一覧表

国名	総人口	温室効果ガス総排出量
中国	1,392,730,000人	12,454,711(kt)
アメリカ	326,687,501人	6,343,841(kt)
日本	126,529,100人	1,478,859(kt)
オーストラリア	24,982,688人	761,686(kt)

上記のグラフより、オーストラリアの温室効果ガス総排出量は中国・アメリカ・日本よりも少いということが分かります。

特に、中国と比較すると16.4倍も温室効果ガス総排出量が少なくアメリカと比べても8.3倍もの差があることが分かります。

オーストラリアをもっと他国と比較する

オーストラリアのデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。

国を選択する

※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。

世界の温室効果ガス総排出量ランキングでオーストラリアは何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。

オーストラリアは世界の温室効果ガス総排出量ランキング(多い順)で11位

まずは、オーストラリアの温室効果ガス総排出量を世界で見たときに何番目に多いのかを世界温室効果ガス総排出量ランキング表を用いて、みていきます。

世界の温室効果ガス総排出量ランキング表：オーストラリアは11位

順位	国名	温室効果ガス総排出量 (kt)
7	カナダ	102万
8	ドイツ	95万
9	コンゴ民主共和国	80万
10	インドネシア	78万
11	オーストラリア	76万
12	大韓民国	66万
13	メキシコ	66万
14	ボリビア多民族国	62万
15	イギリス	58万
16	ミャンマー	52万

→ 世界の温室効果ガス総排出量ランキングをもっと見る

こちらの世界の温室効果ガス総排出量が多いランキング表では、統計が取れる176カ国の中で、オーストラリアは11位と、上位20カ国にランクインしており、世界の中でも温室効果ガス総排出量が多い国ということが分かります。

以下は温室効果ガス総排出量の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。

温室効果ガス総排出量の世界ランキングTOP10

他の統計のアニメーショングラフを表示トラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

さらに詳しい世界の温室効果ガス総排出量が多いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→　全世界の温室効果ガス総排出量が多いランキングと過去から現在までの推移グラフ

世界の平均値・中央値とオーストラリアの温室効果ガス総排出量を比べる

また、この世界温室効果ガス総排出量ランキングの平均値、中央値とオーストラリアの比較グラフは以下となっています。

オーストラリアの温室効果ガス総排出量を世界の中央値(52,583)と平均値(288,201)と比較した一覧表

国名	温室効果ガス総排出量
オーストラリア	761,686(kt)
平均値	288,201(kt)
中央値	52,583(kt)

こちらの表より、オーストラリアの温室効果ガス総排出量は平均より2.64倍多いという結果が見えてきます。

また、中央値の52,583と比較してみると、オーストラリアの温室効果ガス総排出量「761686.27385765(kt)」は中央値よりも14.49倍も温室効果ガス総排出量が多いということも見えてきます。

当ページのライセンス情報・データセット

項目	内容
名称	オーストラリアの温室効果ガス総排出量データ
単位	(kt)
期間	1970～2012年
更新日時	2021-03-20T10:55:04+0900
確認日時	2021-03-20T10:55:04+0900 ※データに変化がないか確認した最終日時
ライセンス	CC BY 4.0
ソース元	worldbank.org - European Commission, Joint Research Centre ( JRC )/Netherlands Environmental Assessment Agency ( PBL ). Emission Database for Global Atmospheric Research ( EDGAR ), EDGARv4.2 FT2012: edgar.jrc.ec.europa.eu

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