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スリランカの温室効果ガス総排出量をグラフや比較表を用いて分かりやすく説明していきます。
温室効果ガス総排出量とは？
温室効果ガス総排出量とは、短サイクルのバイオマス燃焼（農業廃棄物燃焼やサバンナ燃焼など）を除いたCO2総量から構成されていますが、その他のバイオマス燃焼（森林火災、燃焼後の崩壊、泥炭火災、排水された泥炭地の崩壊など）、すべての人為的なCH4源、N2O源、Fガス（HFCs、PFCs、SF6）を含んだものとなります。また、この統計データの単位はCO2換算されたキロトン(kt)で示されています。スリランカの温室効果ガス総排出量はどのくらい？
スリランカの温室効果ガス総排出量は、30,452(kt)です。(2012年調査)
| 国名 | 温室効果ガス総排出量 |
|---|---|
| スリランカ | 30,452(kt) |
※Source:worldbank.org 詳細
2012年のworldbank.org調査が最新のデータ
(2021年3月20日確認)
2024年の統計データは発表され次第即時反映
スリランカの温室効果ガス総排出量推移グラフ(1970年～現在)
では、現在のスリランカの温室効果ガス総排出量の「30,452(kt)」は、過去と比べてどう変化してきているのでしょうか？
スリランカの温室効果ガス総排出量の1970～2012年までの推移をグラフに表してみます。
推移が見えるアニメーショングラフ
※こちらは、1970～2012年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。
※別の統計と比較を選択すると、270以上のスリランカの統計と温室効果ガス総排出量とを比較することができるので、是非ご活用下さい。
スリランカの温室効果ガス総排出量の世界順位の変遷（全履歴）
下記のバーチャートレースは、スリランカの温室効果ガス総排出量の世界順位の変遷です。
過去の1970年から2012年までのスリランカの世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。
※グラフの見方
スリランカは赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。
スリランカの温室効果ガス総排出量が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。
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グラフ全体図(静止画)
↓こちらは、最初に掲載したスリランカの温室効果ガス総排出量グラフの全体図です。
※Source:worldbank.org 詳細
※スリランカの温室効果ガス総排出量の推移(1970～2012年)データの無料ダウンロードはこちらから↓
(EXCELでも開けます)
※【データ内容】
1行目:年代,2行目:温室効果ガス総排出量
また、下記は1970～2012年までのスリランカの温室効果ガス総排出量の推移を一覧表にしたものです。※横スクロール可能
| 年 | 1970 | 1971 | 1972 | 1973 | 1974 | 1975 | 1976 | 1977 | 1978 | 1979 | 1980 | 1981 | 1982 | 1983 | 1984 | 1985 | 1986 | 1987 | 1988 | 1989 | 1990 | 1991 | 1992 | 1993 | 1994 | 1995 | 1996 | 1997 | 1998 | 1999 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 温室効果ガス総排出量(kt) | 16,466.90 | 16,291.75 | 16,356.47 | 16,788.41 | 17,561.53 | 15,187.93 | 15,740.32 | 17,208.79 | 18,194.45 | 18,132.42 | 18,564.37 | 18,905.33 | 18,680.94 | 19,000.18 | 19,588.45 | 18,817.10 | 18,462.24 | 17,421.48 | 18,654.05 | 17,519.03 | 18,379.00 | 18,031.05 | 19,141.64 | 19,421.29 | 20,754.43 | 20,611.10 | 21,681.63 | 21,386.16 | 20,556.13 | 22,816.59 | 23,282.57 | 22,429.20 | 23,464.89 | 24,580.38 | 25,393.93 | 27,223.29 | 26,000.04 | 27,768.84 | 27,955.00 | 27,826.56 | 29,131.29 | 29,822.78 | 30,451.83 |
| 前回比(差引値) | - | -175.15 | 64.72 | 431.94 | 773.12 | -2,374 | 552.38 | 1,468 | 985.66 | -62.03 | 431.95 | 340.97 | -224.4 | 319.24 | 588.27 | -771.34 | -354.86 | -1,041 | 1,233 | -1,135 | 859.98 | -347.95 | 1,111 | 279.65 | 1,333 | -143.33 | 1,071 | -295.46 | -830.03 | 2,260 | 465.99 | -853.37 | 1,036 | 1,115 | 813.55 | 1,829 | -1,223 | 1,769 | 186.16 | -128.44 | 1,305 | 691.49 | 629.05 |
| 前回比(%) | - | 98.94 | 100.4 | 102.64 | 104.61 | 86.48 | 103.64 | 109.33 | 105.73 | 99.66 | 102.38 | 101.84 | 98.81 | 101.71 | 103.1 | 96.06 | 98.11 | 94.36 | 107.07 | 93.92 | 104.91 | 98.11 | 106.16 | 101.46 | 106.86 | 99.31 | 105.19 | 98.64 | 96.12 | 111 | 102.04 | 96.33 | 104.62 | 104.75 | 103.31 | 107.2 | 95.51 | 106.8 | 100.67 | 99.54 | 104.69 | 102.37 | 102.11 |
上記のスリランカの温室効果ガス総排出量の推移グラフを見てみると、最新である2012年の温室効果ガス総排出量が最も多いことが分かります。
また、前回の2011年よりも629.047319278(kt)多くなっており、温室効果ガス総排出量は上昇傾向にあると言えます。
特に、最も少い1975年の「15187.9346(kt)」と現在の温室効果ガス総排出量「30451.826310344(kt)」を比べると、2.01倍もの差があり、温室効果ガス総排出量がいかに上昇したかが見えてきます。
また、温室効果ガス総排出量ではなく固体燃料使用時のCO2排出量(全体に占める割合)であれば、こちらのページで特集していますので考察の参考にしてみて下さいませ。
→ スリランカの固体燃料使用時のCO2排出量(全体に占める割合)
スリランカの温室効果ガス総排出量は少い？多い？日本と比較
スリランカの温室効果ガス総排出量は、どれくらい少い、あるいは多いのでしょうか？
スリランカとニジェールとブルキナファソの温室効果ガス総排出量を比較
まずは、スリランカと人口数が世界で最も近いニジェールとブルキナファソの温室効果ガス総排出量を比較してみます。
※Source:worldbank.org 詳細
| 国名 | 総人口 | 温室効果ガス総排出量 |
|---|---|---|
| ニジェール | 22,442,948人 | 11,461(kt) |
| スリランカ | 21,670,000人 | 30,452(kt) |
| ブルキナファソ | 19,751,535人 | 43,910(kt) |
上記の温室効果ガス総排出量の比較表をみてみると、
- スリランカは、ニジェールよりも温室効果ガス総排出量の数値が約18,991も多く、2.66倍も高い
- ブルキナファソは、スリランカよりも温室効果ガス総排出量の数値が約13,459多く、1.44倍高い
という結果となっています。
特に、スリランカとニジェールは人口数が世界の中でも1・2番目に近いが、温室効果ガス総排出量には圧倒的な差があるということが比較することにより見えてきます。
スリランカと日本の温室効果ガス総排出量を比較
続いて、スリランカの温室効果ガス総排出量を、アメリカと中国と日本と比較してみます。
※Source:worldbank.org 詳細
| 国名 | 総人口 | 温室効果ガス総排出量 |
|---|---|---|
| 中国 | 1,392,730,000人 | 12,454,711(kt) |
| アメリカ | 326,687,501人 | 6,343,841(kt) |
| 日本 | 126,529,100人 | 1,478,859(kt) |
| スリランカ | 21,670,000人 | 30,452(kt) |
上記のグラフより、スリランカの温室効果ガス総排出量は中国・アメリカ・日本よりも少いということが分かります。
特に、中国と比較すると409倍も温室効果ガス総排出量が少なくアメリカと比べても208.3倍もの差があることが分かります。
スリランカをもっと他国と比較する
スリランカのデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。
※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。
世界の温室効果ガス総排出量ランキングでスリランカは何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。
スリランカは世界の温室効果ガス総排出量ランキング(多い順)で107位
まずは、スリランカの温室効果ガス総排出量を世界で見たときに何番目に多いのかを世界温室効果ガス総排出量ランキング表を用いて、みていきます。
| 順位 | 国名 | 温室効果ガス総排出量 (kt) |
|---|---|---|
| 103 |  コートジボワール | 3万 |
| 104 |  ドミニカ共和国 | 3万 |
| 105 |  バーレーン | 3万 |
| 106 |  グアテマラ | 3万 |
| 107 |  スリランカ | 3万 |
| 108 |  クロアチア | 3万 |
| 109 |  リトアニア | 2万 |
| 110 |  ヨルダン | 2万 |
| 111 |  ボスニア・ヘルツェゴビナ | 2万 |
| 112 |  エストニア | 2万 |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの世界の温室効果ガス総排出量が多いランキング表では、統計が取れる176カ国の中で、スリランカは107位と、世界の中でも温室効果ガス総排出量が比較的少い国ということが分かります。
以下は温室効果ガス総排出量の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。
温室効果ガス総排出量の世界ランキングTOP10
さらに詳しい世界の温室効果ガス総排出量が多いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→ 全世界の温室効果ガス総排出量が多いランキングと過去から現在までの推移グラフ
世界の平均値・中央値とスリランカの温室効果ガス総排出量を比べる
また、この世界温室効果ガス総排出量ランキングの平均値、中央値とスリランカの比較グラフは以下となっています。
※Source:worldbank.org 詳細
| 国名 | 温室効果ガス総排出量 |
|---|---|
| スリランカ | 30,452(kt) |
| 平均値 | 288,201(kt) |
| 中央値 | 52,583(kt) |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの表より、スリランカの温室効果ガス総排出量は平均より257,750(kt)少いという結果が見えてきます。
また、中央値の52,583と比較してみると、スリランカの温室効果ガス総排出量は中央値より4.2割少いということが分かります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | スリランカの温室効果ガス総排出量データ |
| 単位 | (kt) |
| 期間 | 1970～2012年 |
| 更新日時 | 2021-03-20T10:55:04+0900 |
| 確認日時 | 2021-03-20T10:55:04+0900 ※データに変化がないか確認した最終日時 |
| ライセンス | CC BY 4.0 |
| ソース元 | worldbank.org - European Commission, Joint Research Centre ( JRC )/Netherlands Environmental Assessment Agency ( PBL ). Emission Database for Global Atmospheric Research ( EDGAR ), EDGARv4.2 FT2012: edgar.jrc.ec.europa.eu |
引用・出典例
※当サイトを出典とする際にご活用下さい
GraphToChart. 「スリランカの温室効果ガス総排出量(推移と比較グラフ)」. 最終更新:2021-03-20. https://graphtochart.com/environment/sri-lanka-total-greenhouse-gas-emissions-kt-of-co2-equivalent.php,(参照日時:2024-05-01)
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その他にも、グラフで見るスリランカの統計情報を、図や表を使って分かりやすく説明していますので、参考にしてみて下さいませ。
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