日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)(推移と比較グラフ)

日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)をグラフや比較表を用いて分かりやすく説明していきます。

1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)とは？

エネルギー使用量とは、一次エネルギーを他の最終使用燃料に変換する前の使用を指し、これは自給自足生産と輸入・在庫変動を加えたものから、輸出と国際輸送に従事する船舶や航空機に供給される燃料を差し引いたものに相当します。また、ここでの統計データでは1人あたりの石油換算kgとして示しています。

日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)はどのくらい？

日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)は、3,429(kg)です。(2015年調査)

日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)(2015年)

国名	1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)
日本	3,429(kg)

日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)推移グラフ(1960年～現在)

では、現在の日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)の「3,429(kg)」は、過去と比べてどう変化してきているのでしょうか？

日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)の1960～2015年までの推移をグラフに表してみます。

推移が見えるアニメーショングラフ

※こちらは、1960～2015年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。

※別の統計と比較を選択すると、270以上の日本の統計と1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)とを比較することができるので、是非ご活用下さい。

日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)の世界順位の変遷（全履歴）

下記のバーチャートレースは、日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)の世界順位の変遷です。

過去の1960年から2015年までの日本の世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。

他の統計のバーチャートレースを見るトラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

※グラフの見方
日本は赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。

日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。

グラフ全体図(静止画)

↓こちらは、最初に掲載した日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)グラフの全体図です。

また、下記は1960～2015年までの日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)の推移を一覧表にしたものです。※横スクロール可能

一覧表で見る日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)の推移(1960～2015年) →横スクロールできます。

年	1960	1961	1962	1963	1964	1965	1966	1967	1968	1969	1970	1971	1972	1973	1974	1975	1976	1977	1978	1979	1980	1981	1982	1983	1984	1985	1986	1987	1988	1989	1990	1991	1992	1993	1994	1995	1996	1997	1998	1999	2000	2001	2002	2003	2004	2005	2006	2007	2008	2009	2010	2011	2012	2013	2014	2015
1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)(kg)	873.91	962.91	1,003.75	1,136.48	1,260.47	1,361.59	1,477.00	1,720.55	1,938.46	2,193.61	2,458.36	2,531.09	2,667.05	2,964.21	2,924.25	2,725.16	2,876.80	2,899.90	2,898.34	3,044.05	2,950.14	2,864.37	2,840.61	2,823.88	3,017.82	3,005.24	3,020.56	3,044.12	3,242.68	3,350.73	3,551.16	3,575.25	3,649.94	3,664.57	3,850.96	3,935.99	4,008.48	4,041.17	3,955.63	4,011.22	4,083.83	4,008.27	3,991.98	3,953.18	4,078.21	4,062.98	4,053.88	4,012.65	3,858.43	3,678.51	3,893.27	3,610.81	3,537.36	3,567.63	3,470.76	3,428.56
前年比(差引値)	-	89	40.85	132.73	123.99	101.11	115.41	243.55	217.91	255.15	264.75	72.73	135.96	297.16	-39.96	-199.09	151.64	23.1	-1.57	145.71	-93.92	-85.77	-23.76	-16.73	193.94	-12.58	15.32	23.55	198.56	108.05	200.44	24.08	74.7	14.62	186.39	85.03	72.48	32.69	-85.54	55.6	72.61	-75.56	-16.29	-38.79	125.03	-15.23	-9.1	-41.23	-154.22	-179.92	214.76	-282.45	-73.45	30.27	-96.87	-42.21
前年比(%)	-	110.18	104.24	113.22	110.91	108.02	108.48	116.49	112.66	113.16	112.07	102.96	105.37	111.14	98.65	93.19	105.56	100.8	99.95	105.03	96.91	97.09	99.17	99.41	106.87	99.58	100.51	100.78	106.52	103.33	105.98	100.68	102.09	100.4	105.09	102.21	101.84	100.82	97.88	101.41	101.81	98.15	99.59	99.03	103.16	99.63	99.78	98.98	96.16	95.34	105.84	92.75	97.97	100.86	97.28	98.78

上記の日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)の推移グラフを見てみると、2000年の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)が最も多く、統計で分かる最新の2015年はそれよりも少いことが見えてきます。

さらに、前年の2014年の数値「3470.7631289481(kg)」よりも少なくなっているため、今後はさらに1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)が少なくなる可能性があります。

また、1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)ではなく1人当たりの電力消費量であれば、こちらのページで特集していますので考察の参考にしてみて下さいませ。
→　日本の1人当たりの電力消費量

日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)は少い？多い？アメリカと中国と比較

日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)は、どれくらい多い、あるいは少いのでしょうか？

日本とアメリカ合衆国とメキシコの1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)を比較

まずは、日本と人口数が世界で最も近いアメリカ合衆国とメキシコの1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)を比較してみます。

日本と人口数の近いアメリカ合衆国とメキシコの1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)を比較した一覧表

国名	総人口	1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)
アメリカ合衆国	326,687,501人	6,806(kg)
日本	126,529,100人	3,429(kg)
メキシコ	126,190,788人	1,537(kg)

上記の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)の比較表をみてみると、

• アメリカ合衆国は、日本よりも1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)の数値が約3,378も多く、1.99倍も高い
• 日本は、メキシコよりも1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)の数値が約1,891も多く、2.23倍も高い

という結果となっています。

特に、日本とメキシコは人口数が世界の中でも1・2番目に近いが、1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)には圧倒的な差があるということが比較することにより見えてきます。

日本とアメリカと中国の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)を比較

続いて、日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)を、アメリカと比較してみます。

日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)をアメリカと比較した一覧表

国名	総人口	1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)
アメリカ	326,687,501人	6,806(kg)
日本	126,529,100人	3,429(kg)

日本をもっと他国と比較する

日本のデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。

国を選択する

※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。

世界の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)ランキングで日本は何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。

日本は世界の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)ランキング(多い順)で18位

まずは、日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)を世界で見たときに何番目に多いのかを世界1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)ランキング表を用いて、みていきます。

世界の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)ランキング表：日本は18位

順位	国名	1人当たりのエネルギー使用量(石油換算) (kg)
14	チェコ	3,860
15	ドイツ	3,817
16	オーストリア	3,800
17	フランス	3,692
18	日本	3,428
19	スロベニア	3,174
20	スロバキア	3,003
21	スイス	2,960
22	アイルランド	2,819
23	デンマーク	2,816

→ 世界の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)ランキングをもっと見る

こちらの世界の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)が多いランキング表では、統計が取れる34カ国の中で、日本は18位と、上位20カ国にランクインしており、世界の中でも1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)が多い国ということが分かります。

以下は1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。

1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)の世界ランキングTOP10

他の統計のアニメーショングラフを表示トラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

さらに詳しい世界の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)が多いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→　全世界の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)が多いランキングと過去から現在までの推移グラフ

世界の平均値・中央値と日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)を比べる

また、この世界1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)ランキングの平均値、中央値と日本の比較グラフは以下となっています。

日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)を世界の中央値(3,302)と平均値(4,181)と比較した一覧表

国名	1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)
日本	3,429(kg)
平均値	4,181(kg)
中央値	3,302(kg)

こちらの表より、日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)は平均より752(kg)少いという結果が見えてきます。

また、中央値の3,302と比較してみると、日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)「3428.5572160043(kg)」は中央値より1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)が少し多い(1.04倍)ということが分かります。

当ページのライセンス情報・データセット

項目	内容
名称	日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)データ
単位	(kg)
期間	1960～2015年
更新日時	2021-03-20T10:55:04+0900
確認日時	2021-03-20T10:55:04+0900 ※データに変化がないか確認した最終日時
ライセンス	CC BY 4.0
ソース元	worldbank.org - IEA Statistics © OECD/IEA 2014 ( iea.org/stats/index.asp ), subject to iea.org/t&c/termsandconditions

※データ・画像の利用・引用・ライセンス(著作権)について

また、日本の統計情報は、こちらのページで277種類以上の全一覧が見られます。
　→　日本の統計情報TOPページ

あなたの統計考察コメント

統計「日本の1人当たりのエネルギー使用量(石油換算)(推移と比較グラフ)」について、あなたの考察やコメントを残そう！