グラフで見る大阪市の完全失業者は多い？少い？(推移グラフと比較)

大阪市(大阪府)の完全失業者をグラフや比較表を用いて分かりやすく説明していきます。

完全失業者とは？

[完全失業者（国勢調査）],調査週間中，収入を伴う仕事を少しもしなかった者のうち，仕事に就くことが可能であって，かつ，ハローワーク（公共職業安定所）に申し込むなどして積極的に仕事を探していた者

大阪市の完全失業者はどのくらい？

大阪市(大阪府)の完全失業者は、67,778人です。(2015年調査)

大阪市(大阪府)の完全失業者(2015年)

市区町村名	完全失業者
大阪市	67,778人

大阪市の完全失業者推移グラフ(1980年～現在)

では、現在の大阪市(大阪府)の完全失業者の「67,778人」は、過去と比べてどう変化してきているのでしょうか？

大阪市の完全失業者の1980～2015年までの推移をグラフに表してみます。

推移が見えるアニメーショングラフ

※こちらは、1980～2015年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。

※大阪市の人口データは、国勢調査・住民基本台帳人口（総数）を元に作成。

グラフ全体図(静止画)

↓こちらは、上記の大阪市の完全失業者グラフの全体図です。

また、下記は1980～2015年までの大阪市の完全失業者の推移を一覧表にしたものです。
※表が画面幅を越えている場合は横スクロール可能

一覧表で見る大阪市(大阪府)の完全失業者の推移(1980～2015年)

年	1980	1985	1990	1995	2000	2005	2010	2015
完全失業者(人)	56,448.00	80,479.00	78,210.00	114,138.00	122,557.00	154,004.00	113,909.00	67,778.00
前回比(差引値)	-	24,031	-2,269	35,928	8,419	31,447	-40,095	-46,131
前回比(%)	-	142.57	97.18	145.94	107.38	125.66	73.96	59.5

上記の大阪市の完全失業者の推移グラフを見てみると、2005年の完全失業者が最も多く、統計で分かる最新の2015年はそれよりも少いことが見えてきます。

さらに、前回の2010年の数値「113909人」よりも少なくなっているため、今後はさらに完全失業者が少なくなる可能性があります。

また、完全失業者ではなく就業者・休業者であれば、こちらのページで特集していますので考察の参考にしてみて下さいませ。
→　グラフで見る大阪市の就業者・休業者

大阪市の総人口の過去から現在までの推移と比較は、こちらにて特集しています。
→　グラフで見る大阪市(大阪府)の人口推移

大阪市の完全失業者は少い？多い？人口が近い横浜市(神奈川県)と名古屋市(愛知県)と比較

大阪市(大阪府)の完全失業者は、どれくらい多い、あるいは少いのでしょうか？

大阪市(大阪府)と横浜市(神奈川県)と名古屋市(愛知県)の完全失業者を比較

まずは、大阪市と人口が日本全国で最も近い横浜市(神奈川県)と名古屋市(愛知県)の完全失業者を比較してみます。

※札幌市(北海道)は、大阪市と3番目に人口が近い市区町村です。

大阪市(大阪府)と人口の近い横浜市(神奈川県)と名古屋市(愛知県)の完全失業者を比較した一覧表

市区町村名	総人口	完全失業者
横浜市(神奈川県)	3,759,939人	64,687人
大阪市(大阪府)	2,739,963人	67,778人
名古屋市(愛知県)	2,300,949人	45,512人
札幌市(北海道)	1,961,575人	48,619人

上記の完全失業者の比較表をみてみると、

• 大阪市は、横浜市(神奈川県)よりも完全失業者の数値が約3,091程しか変わらず、完全失業者と人口も日本国内では比較的似ている
• 大阪市は、名古屋市(愛知県)よりも完全失業者の数値が約22,266多く、1.489倍高い

という結果となっています。

大阪市をもっと他の市区町村と比較する

大阪市のデータを比較するグラフ作成ツールを独自開発しております。こちらより、比較対象の市区町村を選択してみて下さいませ。

市区町村を選択する

※もし市区町村名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。

続いて、大阪市の完全失業者が、大阪府内では何番目に多いのかを、ランキング表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。

大阪市の完全失業者は、大阪府内では1位

下記は、大阪府内での完全失業者のランキング表です。（多い順）

大阪府内での完全失業者のランキング表：大阪市は1位

順位	市区町村名	完全失業者 (人)
1	大阪市	67,778
2	堺市	20,059
3	東大阪市	11,978
4	枚方市	8,385
5	豊中市	8,203
6	高槻市	7,334
7	八尾市	7,078
8	吹田市	6,944
9	寝屋川市	6,666
10	茨木市	6,073
11	岸和田市	4,736
12	和泉市	4,099
13	守口市	3,937
14	門真市	3,780
15	松原市	3,599
16	大東市	3,498
17	羽曳野市	2,690
18	富田林市	2,571
19	泉佐野市	2,475
20	箕面市	2,384
21	河内長野市	2,303
22	貝塚市	2,098
23	摂津市	2,064
24	池田市	2,007
25	藤井寺市	1,844
26	泉大津市	1,825
27	高石市	1,810
28	交野市	1,690
29	泉南市	1,599
30	柏原市	1,570
31	阪南市	1,382
32	四條畷市	1,354
33	大阪狭山市	1,206
34	泉南郡熊取町	975
35	三島郡島本町	616
36	泉北郡忠岡町	561
37	豊能郡豊能町	518
38	泉南郡岬町	344
39	南河内郡河南町	272
40	南河内郡太子町	265
41	豊能郡能勢町	219
42	泉南郡田尻町	180
43	南河内郡千早赤阪村	125

大阪府内でのシェア率(割合)

さらに、上記のランキング表を元に、大阪市の完全失業者が、大阪府内でどれだけのシェア率を占めているのか、割合を示したグラフを以下に作成しました。

大阪府内全体の完全失業者の合計は、211094人です。※データが確認できる43自治体の合計となります。

そして、大阪市の完全失業者は67778人ですので、大阪府内でのシェア率は32.108%となります。

大阪府内の完全失業者の平均値と中央値

また、大阪府内での完全失業者の平均値と、中央値についても調査し、大阪市と比較したグラフを以下に作成いたしました。

大阪市の完全失業者と大阪府内の中央値と平均値を比較した一覧表

名称	完全失業者
大阪市	67,778人
平均値	4,909人
中央値	2,064人

こちらの比較表より、大阪市の完全失業者は、

• 大阪府平均値の13.8064倍(→多い)
• 大阪府中央値の32.838倍(→多い)

ということが見えてきます。

日本全国の完全失業者ランキングで大阪市は何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。

大阪市は日本全国の完全失業者ランキング(多い順)で1位

まずは、大阪市の完全失業者を日本全国(市区町村別)で見たときに何番目に多いのかを日本全国の完全失業者ランキング表を用いて、みていきます。

日本全国(市区町村別)の完全失業者ランキング表：大阪市は1位

順位	市区町村名	完全失業者 (人)
1	大阪市	67,778
2	横浜市	64,687
3	札幌市	48,619
4	名古屋市	45,512
5	福岡市	35,884
6	神戸市	35,381
7	京都市	31,708
8	川崎市	25,616
9	仙台市	24,807
10	さいたま市	24,696

→ 日本全国(市区町村別)の完全失業者ランキングをもっと見る

こちらの日本全国の完全失業者が多いランキング表では、統計が取れる1739つの市区町村の中で、大阪市は1位と、上位5位にランクインしており、日本全国(市区町村)の中でも完全失業者が非常に多い市区町村ということが分かります。

以下は完全失業者の日本全国ランキングの、1年毎に、どこがTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。

完全失業者の日本全国ランキングTOP10

他の統計のアニメーショングラフを表示総面積都道府県面積に占める市区町村面積割合 可住地面積割合林野面積森林面積

さらに詳しい日本全国(市区町村別)の完全失業者が多いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→　日本全国(市区町村別)の完全失業者が多いランキングと過去から現在までの推移グラフ

日本全国の平均値・中央値と大阪市の完全失業者を比べる

また、この日本全国(市区町村別)完全失業者ランキングの平均値、中央値と大阪市の比較グラフは以下となっています。

大阪市の完全失業者を日本全国(市区町村)の中央値(504)と平均値(1,496)と比較した一覧表

市区町村名	完全失業者
大阪市	67,778人
平均値	1,496人
中央値	504人

こちらの表より、大阪市の完全失業者は平均より45.29倍多いという結果が見えてきます。

また、中央値の504と比較してみると、大阪市の完全失業者「67778人」は中央値よりも134.48倍も完全失業者が多いということも見えてきます。

当ページのライセンス情報・データセット

項目	内容
名称	大阪市(大阪府)の完全失業者データ
単位	(人)
期間	1980～2015年
更新日時	2021-04-09T12:52:19+0900
ライセンス	CC BY 4.0
ソース元	総務省による統計ダッシュボード - 統計ダッシュボード（https://dashboard.e-stat.go.jp/）とは、総務省による国や民間企業等が提供している主要な統計データをグラフで提供しているサービスです。また、このサービスは、統計ダッシュボードのAPI機能を使用していますが、サービスの内容は国によって保証されたものではありません。

※データ・画像の利用・引用・ライセンス(著作権)について

地図で見る完全失業者の推移(市区町村別)も要チェック！

新しく、マップ上で統計を可視化した地図で見る統計シリーズを公開しました。

完全失業者にも対応しており、日本国内の2450件以上の統計データを地図上で見られるようにしています。

特に、過去から現在までの完全失業者の推移を可視化した部分は必見です。

地図で見る完全失業者の推移(市区町村別の日本全国階級区分図)

また、大阪市(大阪府)の統計情報は、こちらのページで全一覧と全国ランキング順位(市区町村別)が見られます。

あなたの統計考察コメント

統計「グラフで見る大阪市の完全失業者は多い？少い？(推移グラフと比較)」について、あなたの考察やコメントを残そう！