イギリスの妊産婦死亡率(推移と比較グラフ)

イギリスの妊産婦死亡率をグラフや比較表を用いて分かりやすく説明していきます。

妊産婦死亡率とは？

妊産婦死亡率とは、出生数10万人当たりの妊娠中または妊娠終了後42日以内に妊娠に関連した原因で死亡した女性の数のことです。この統計データは、15～49歳の女性の非エイズ死亡者のうち妊産婦死亡者の割合、出生率、分娩介助者、購買力平価（PPP）を用いて測定したGDPに関する情報を用いて回帰モデルを用いて推定したものです。

イギリスの妊産婦死亡率はどのくらい？

イギリスの妊産婦死亡率は、7(出生数10万人当たり)です。(2017年調査)

イギリスの妊産婦死亡率(2017年)

国名	妊産婦死亡率
イギリス	7(出生数10万人当たり)

イギリスの妊産婦死亡率推移グラフ(2000年～現在)

では、現在のイギリスの妊産婦死亡率の「7(出生数10万人当たり)」は、過去と比べてどう変化してきているのでしょうか？

イギリスの妊産婦死亡率の2000～2017年までの推移をグラフに表してみます。

推移が見えるアニメーショングラフ

※こちらは、2000～2017年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。

※別の統計と比較を選択すると、270以上のイギリスの統計と妊産婦死亡率とを比較することができるので、是非ご活用下さい。

イギリスの妊産婦死亡率の世界順位の変遷（全履歴）

下記のバーチャートレースは、イギリスの妊産婦死亡率の世界順位の変遷です。

過去の2000年から2017年までのイギリスの世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。

他の統計のバーチャートレースを見るトラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

※グラフの見方
イギリスは赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。

イギリスの妊産婦死亡率が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。

グラフ全体図(静止画)

↓こちらは、最初に掲載したイギリスの妊産婦死亡率グラフの全体図です。

また、下記は2000～2017年までのイギリスの妊産婦死亡率の推移を一覧表にしたものです。※横スクロール可能

一覧表で見るイギリスの妊産婦死亡率の推移(2000～2017年) →横スクロールできます。

年	2000	2001	2002	2003	2004	2005	2006	2007	2008	2009	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017
妊産婦死亡率(出生数10万人当たり)	10.00	11.00	11.00	11.00	11.00	11.00	11.00	11.00	11.00	10.00	10.00	9.00	8.00	8.00	8.00	8.00	7.00	7.00
前回比(差引値)	-	1	0	0	0	0	0	0	0	-1	0	-1	-1	0	0	0	-1	0
前回比(%)	-	110	100	100	100	100	100	100	100	90.91	100	90	88.89	100	100	100	87.5	100

上記のイギリスの妊産婦死亡率の推移グラフを見てみると、最新である2017年の妊産婦死亡率が最も低いことが分かります。

特に、最も妊産婦死亡率が多かった2001年と現在の妊産婦死亡率を比べると、1.43倍もの差があり、妊産婦死亡率がいかに減少したかが見えてきます。

また、妊産婦死亡率ではなく低出生体重児の出生数に占める割合であれば、こちらのページで特集していますので考察の参考にしてみて下さいませ。
→　イギリスの低出生体重児の出生数に占める割合

イギリスの妊産婦死亡率は低い？高い？日本と比較

イギリスの妊産婦死亡率は、どれくらい低い、あるいは高いのでしょうか？

イギリスとフランスとイタリアの妊産婦死亡率を比較

まずは、イギリスと人口数が世界で最も近いフランスとイタリアの妊産婦死亡率を比較してみます。

イギリスと人口数の近いフランスとイタリアの妊産婦死亡率を比較した一覧表

国名	総人口	妊産婦死亡率
フランス	66,965,912人	8(出生数10万人当たり)
イギリス	66,460,344人	7(出生数10万人当たり)
イタリア	60,421,760人	2(出生数10万人当たり)

上記の妊産婦死亡率の比較表をみてみると、

• フランスは、イギリスよりも妊産婦死亡率の数値が約1程しか変わらず、妊産婦死亡率と人口もよく似ている
• イギリスは、イタリアよりも妊産婦死亡率の数値が約5も多く、3.5倍も高い

という結果となっています。

特に、イギリスとイタリアは人口数が世界の中でも1・2番目に近いが、妊産婦死亡率には圧倒的な差があるということが比較することにより見えてきます。

イギリスと日本の妊産婦死亡率を比較

続いて、イギリスの妊産婦死亡率を、アメリカと中国と日本と比較してみます。

イギリスの妊産婦死亡率をアメリカと中国と日本と比較した一覧表

国名	総人口	妊産婦死亡率
中国	1,392,730,000人	29(出生数10万人当たり)
アメリカ	326,687,501人	19(出生数10万人当たり)
日本	126,529,100人	5(出生数10万人当たり)
イギリス	66,460,344人	7(出生数10万人当たり)

上記のグラフより、イギリスの妊産婦死亡率は中国やアメリカよりは低いということが分かります。

特に、中国と比較すると4.1しか差がなく中国とイギリスは妊産婦死亡率が近い国ということが分かります。

イギリスをもっと他国と比較する

イギリスのデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。

国を選択する

※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。

世界の妊産婦死亡率ランキングでイギリスは何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。

イギリスは世界の妊産婦死亡率ランキング(高い順)で155位

まずは、イギリスの妊産婦死亡率を世界で見たときに何番目に高いのかを世界妊産婦死亡率ランキング表を用いて、みていきます。

世界の妊産婦死亡率ランキング表：イギリスは155位

順位	国名	妊産婦死亡率 (出生数10万人当たり)
155	ドイツ	7
155	マケドニア共和国	7
155	スロベニア	7
155	トルクメニスタン	7
155	イギリス	7
160	オーストラリア	6
160	キプロス	6
160	マルタ	6
160	モンテネグロ	6
164	オーストリア	5

→ 世界の妊産婦死亡率ランキングをもっと見る

こちらの世界の妊産婦死亡率が高いランキング表では、統計が取れる184カ国の中で、イギリスは155位と、下位30カ国以内に入っており、世界の中でも妊産婦死亡率が低い国ということが分かります。

以下は妊産婦死亡率の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。

妊産婦死亡率の世界ランキングTOP10

他の統計のアニメーショングラフを表示トラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

さらに詳しい世界の妊産婦死亡率が高いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→　全世界の妊産婦死亡率が高いランキングと過去から現在までの推移グラフ

世界の平均値・中央値とイギリスの妊産婦死亡率を比べる

また、この世界妊産婦死亡率ランキングの平均値、中央値とイギリスの比較グラフは以下となっています。

イギリスの妊産婦死亡率を世界の中央値(52)と平均値(158)と比較した一覧表

国名	妊産婦死亡率
イギリス	7(出生数10万人当たり)
平均値	158(出生数10万人当たり)
中央値	52(出生数10万人当たり)

こちらの表より、イギリスの妊産婦死亡率は平均より151(出生数10万人当たり)低いという結果が見えてきます。

また、中央値の52と比較してみると、イギリスの妊産婦死亡率は中央値より半分以上低いということが分かります。

当ページのライセンス情報・データセット

項目	内容
名称	イギリスの妊産婦死亡率データ
単位	(出生数10万人当たり)
期間	2000～2017年
更新日時	2021-03-20T10:55:04+0900
確認日時	2021-03-20T10:55:04+0900 ※データに変化がないか確認した最終日時
ライセンス	CC BY 4.0
ソース元	worldbank.org - WHO, UNICEF, UNFPA, World Bank Group, and the United Nations Population Division. Trends in Maternal Mortality: 2000 to 2017. Geneva, World Health Organization, 2019

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また、イギリスの統計情報は、こちらのページで272種類以上の全一覧が見られます。
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