日本の妊産婦死亡率をグラフや比較表を用いて分かりやすく説明していきます。
日本の妊産婦死亡率は、5(出生数10万人当たり)です。(2017年調査)
国名 | 妊産婦死亡率 |
---|---|
日本 | 5(出生数10万人当たり) |
※Source:worldbank.org 詳細
2017年のworldbank.org調査が最新のデータ
(2021年3月20日確認)
2024年の統計データは発表され次第即時反映
では、現在の日本の妊産婦死亡率の「5(出生数10万人当たり)」は、過去と比べてどう変化してきているのでしょうか?
日本の妊産婦死亡率の2000~2017年までの推移をグラフに表してみます。
※こちらは、2000~2017年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。
※別の統計と比較を選択すると、270以上の日本の統計と妊産婦死亡率とを比較することができるので、是非ご活用下さい。
下記のバーチャートレースは、日本の妊産婦死亡率の世界順位の変遷です。
過去の2000年から2017年までの日本の世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。
※グラフの見方
日本は赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。
日本の妊産婦死亡率が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。
↓こちらは、最初に掲載した日本の妊産婦死亡率グラフの全体図です。
※Source:worldbank.org 詳細
※日本の妊産婦死亡率の推移(2000~2017年)データの無料ダウンロードはこちらから↓
(EXCELでも開けます)
※【データ内容】
1行目:年代,2行目:妊産婦死亡率
また、下記は2000~2017年までの日本の妊産婦死亡率の推移を一覧表にしたものです。※横スクロール可能
年 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
妊産婦死亡率(出生数10万人当たり) | 9.00 | 8.00 | 8.00 | 7.00 | 7.00 | 7.00 | 7.00 | 6.00 | 6.00 | 6.00 | 6.00 | 6.00 | 5.00 | 5.00 | 5.00 | 5.00 | 5.00 | 5.00 |
前回比(差引値) | - | -1 | 0 | -1 | 0 | 0 | 0 | -1 | 0 | 0 | 0 | 0 | -1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
前回比(%) | - | 88.89 | 100 | 87.5 | 100 | 100 | 100 | 85.71 | 100 | 100 | 100 | 100 | 83.33 | 100 | 100 | 100 | 100 | 100 |
上記の日本の妊産婦死亡率の推移グラフを見てみると、最新である2017年の妊産婦死亡率が最も低いことが分かります。
特に、最も妊産婦死亡率が多かった2000年と現在の妊産婦死亡率を比べると、1.8倍もの差があり、妊産婦死亡率がいかに減少したかが見えてきます。
また、妊産婦死亡率ではなく低体重児の有病率であれば、こちらのページで特集していますので考察の参考にしてみて下さいませ。
→ 日本の低体重児の有病率
日本の妊産婦死亡率は、どれくらい低い、あるいは高いのでしょうか?
まずは、日本と人口数が世界で最も近いロシア連邦とメキシコの妊産婦死亡率を比較してみます。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 総人口 | 妊産婦死亡率 |
---|---|---|
ロシア連邦 | 144,477,860人 | 17(出生数10万人当たり) |
日本 | 126,529,100人 | 5(出生数10万人当たり) |
メキシコ | 126,190,788人 | 33(出生数10万人当たり) |
上記の妊産婦死亡率の比較表をみてみると、
という結果となっています。
特に、メキシコと日本は人口数が世界の中でも1・2番目に近いが、妊産婦死亡率には圧倒的な差があるということが比較することにより見えてきます。
続いて、日本の妊産婦死亡率を、アメリカと中国と比較してみます。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 総人口 | 妊産婦死亡率 |
---|---|---|
中国 | 1,392,730,000人 | 29(出生数10万人当たり) |
アメリカ | 326,687,501人 | 19(出生数10万人当たり) |
日本 | 126,529,100人 | 5(出生数10万人当たり) |
上記のグラフより、アメリカ・中国・日本の中では、日本は3番目であり、特に、中国と比較すると5.8倍も中国の妊産婦死亡率が多く、大きな違いが見えてきます。
日本のデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。
※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。
世界の妊産婦死亡率ランキングで日本は何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。
まずは、日本の妊産婦死亡率を世界で見たときに何番目に高いのかを世界妊産婦死亡率ランキング表を用いて、みていきます。
順位 | 国名 | 妊産婦死亡率 (出生数10万人当たり) |
---|---|---|
160 | モンテネグロ | 6 |
164 | オーストリア | 5 |
164 | ベルギー | 5 |
164 | アイルランド | 5 |
164 | 日本 | 5 |
164 | ルクセンブルク | 5 |
164 | オランダ | 5 |
164 | スロバキア | 5 |
164 | スイス | 5 |
172 | デンマーク | 4 |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの世界の妊産婦死亡率が高いランキング表では、統計が取れる184カ国の中で、日本は164位と、下位30カ国以内に入っており、世界の中でも妊産婦死亡率が低い国ということが分かります。
以下は妊産婦死亡率の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。
さらに詳しい世界の妊産婦死亡率が高いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→ 全世界の妊産婦死亡率が高いランキングと過去から現在までの推移グラフ
また、この世界妊産婦死亡率ランキングの平均値、中央値と日本の比較グラフは以下となっています。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 妊産婦死亡率 |
---|---|
日本 | 5(出生数10万人当たり) |
平均値 | 158(出生数10万人当たり) |
中央値 | 52(出生数10万人当たり) |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの表より、日本の妊産婦死亡率は平均より153(出生数10万人当たり)低いという結果が見えてきます。
また、中央値の52と比較してみると、日本の妊産婦死亡率は中央値より半分以上低いということが分かります。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | 日本の妊産婦死亡率データ |
単位 | (出生数10万人当たり) |
期間 | 2000~2017年 |
更新日時 | 2021-03-20T10:55:04+0900 |
確認日時 | 2021-03-20T10:55:04+0900 ※データに変化がないか確認した最終日時 |
ライセンス | CC BY 4.0 |
ソース元 | worldbank.org - WHO, UNICEF, UNFPA, World Bank Group, and the United Nations Population Division. Trends in Maternal Mortality: 2000 to 2017. Geneva, World Health Organization, 2019 |
その他にも、グラフで見る日本の統計情報を、図や表を使って分かりやすく説明していますので、参考にしてみて下さいませ。
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