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オーストラリアの妊産婦死亡率をグラフや比較表を用いて分かりやすく説明していきます。
妊産婦死亡率とは？
妊産婦死亡率とは、出生数10万人当たりの妊娠中または妊娠終了後42日以内に妊娠に関連した原因で死亡した女性の数のことです。この統計データは、15～49歳の女性の非エイズ死亡者のうち妊産婦死亡者の割合、出生率、分娩介助者、購買力平価（PPP）を用いて測定したGDPに関する情報を用いて回帰モデルを用いて推定したものです。オーストラリアの妊産婦死亡率はどのくらい？
オーストラリアの妊産婦死亡率は、6(出生数10万人当たり)です。(2017年調査)
| 国名 | 妊産婦死亡率 |
|---|---|
| オーストラリア | 6(出生数10万人当たり) |
※Source:worldbank.org 詳細
2017年のworldbank.org調査が最新のデータ
(2021年3月20日確認)
2024年の統計データは発表され次第即時反映
オーストラリアの妊産婦死亡率推移グラフ(2000年～現在)
では、現在のオーストラリアの妊産婦死亡率の「6(出生数10万人当たり)」は、過去と比べてどう変化してきているのでしょうか？
オーストラリアの妊産婦死亡率の2000～2017年までの推移をグラフに表してみます。
推移が見えるアニメーショングラフ
※こちらは、2000～2017年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。
※別の統計と比較を選択すると、270以上のオーストラリアの統計と妊産婦死亡率とを比較することができるので、是非ご活用下さい。
オーストラリアの妊産婦死亡率の世界順位の変遷（全履歴）
下記のバーチャートレースは、オーストラリアの妊産婦死亡率の世界順位の変遷です。
過去の2000年から2017年までのオーストラリアの世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。
※グラフの見方
オーストラリアは赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。
オーストラリアの妊産婦死亡率が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。
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グラフ全体図(静止画)
↓こちらは、最初に掲載したオーストラリアの妊産婦死亡率グラフの全体図です。
※Source:worldbank.org 詳細
※オーストラリアの妊産婦死亡率の推移(2000～2017年)データの無料ダウンロードはこちらから↓
(EXCELでも開けます)
※【データ内容】
1行目:年代,2行目:妊産婦死亡率
また、下記は2000～2017年までのオーストラリアの妊産婦死亡率の推移を一覧表にしたものです。※横スクロール可能
| 年 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 妊産婦死亡率(出生数10万人当たり) | 7.00 | 6.00 | 6.00 | 6.00 | 5.00 | 5.00 | 5.00 | 5.00 | 5.00 | 5.00 | 5.00 | 6.00 | 6.00 | 6.00 | 6.00 | 6.00 | 6.00 | 6.00 |
| 前回比(差引値) | - | -1 | 0 | 0 | -1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 前回比(%) | - | 85.71 | 100 | 100 | 83.33 | 100 | 100 | 100 | 100 | 100 | 100 | 120 | 100 | 100 | 100 | 100 | 100 | 100 |
上記のオーストラリアの妊産婦死亡率の推移グラフを見てみると、2000年の妊産婦死亡率が最も多く、統計で分かる最新の2017年はそれよりも低いことが見えてきます。
さらに、前回の2016年の数値「6(出生数10万人当たり)」よりも少なくなっているため、今後はさらに妊産婦死亡率が少なくなる可能性があります。
また、妊産婦死亡率ではなく低体重児の有病率であれば、こちらのページで特集していますので考察の参考にしてみて下さいませ。
→ オーストラリアの低体重児の有病率
オーストラリアの妊産婦死亡率は低い？高い？日本と比較
オーストラリアの妊産婦死亡率は、どれくらい低い、あるいは高いのでしょうか？
オーストラリアとコートジボワールとニジェールの妊産婦死亡率を比較
まずは、オーストラリアと人口数が世界で最も近いコートジボワールとニジェールの妊産婦死亡率を比較してみます。
※Source:worldbank.org 詳細
| 国名 | 総人口 | 妊産婦死亡率 |
|---|---|---|
| コートジボワール | 25,069,229人 | 617(出生数10万人当たり) |
| オーストラリア | 24,982,688人 | 6(出生数10万人当たり) |
| ニジェール | 22,442,948人 | 509(出生数10万人当たり) |
上記の妊産婦死亡率の比較表をみてみると、
- コートジボワールは、オーストラリアよりも妊産婦死亡率の数値が約611も多く、102.83倍も高い
- ニジェールは、オーストラリアよりも妊産婦死亡率の数値が約503も多く、84.83倍も高い
という結果となっています。
特に、コートジボワールとオーストラリアは人口数が世界の中でも1・2番目に近いが、妊産婦死亡率には圧倒的な差があるということが比較することにより見えてきます。
オーストラリアと日本の妊産婦死亡率を比較
続いて、オーストラリアの妊産婦死亡率を、アメリカと中国と日本と比較してみます。
※Source:worldbank.org 詳細
| 国名 | 総人口 | 妊産婦死亡率 |
|---|---|---|
| 中国 | 1,392,730,000人 | 29(出生数10万人当たり) |
| アメリカ | 326,687,501人 | 19(出生数10万人当たり) |
| 日本 | 126,529,100人 | 5(出生数10万人当たり) |
| オーストラリア | 24,982,688人 | 6(出生数10万人当たり) |
上記のグラフより、オーストラリアの妊産婦死亡率は中国やアメリカよりは低いということが分かります。
特に、中国と比較すると4.8しか差がなく中国とオーストラリアは妊産婦死亡率が近い国ということが分かります。
オーストラリアをもっと他国と比較する
オーストラリアのデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。
※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。
世界の妊産婦死亡率ランキングでオーストラリアは何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。
オーストラリアは世界の妊産婦死亡率ランキング(高い順)で160位
まずは、オーストラリアの妊産婦死亡率を世界で見たときに何番目に高いのかを世界妊産婦死亡率ランキング表を用いて、みていきます。
| 順位 | 国名 | 妊産婦死亡率 (出生数10万人当たり) |
|---|---|---|
| 155 |  マケドニア共和国 | 7 |
| 155 |  スロベニア | 7 |
| 155 |  トルクメニスタン | 7 |
| 155 |  イギリス | 7 |
| 160 |  オーストラリア | 6 |
| 160 |  キプロス | 6 |
| 160 |  マルタ | 6 |
| 160 |  モンテネグロ | 6 |
| 164 |  オーストリア | 5 |
| 164 |  ベルギー | 5 |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの世界の妊産婦死亡率が高いランキング表では、統計が取れる184カ国の中で、オーストラリアは160位と、下位30カ国以内に入っており、世界の中でも妊産婦死亡率が低い国ということが分かります。
以下は妊産婦死亡率の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。
妊産婦死亡率の世界ランキングTOP10
さらに詳しい世界の妊産婦死亡率が高いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→ 全世界の妊産婦死亡率が高いランキングと過去から現在までの推移グラフ
世界の平均値・中央値とオーストラリアの妊産婦死亡率を比べる
また、この世界妊産婦死亡率ランキングの平均値、中央値とオーストラリアの比較グラフは以下となっています。
※Source:worldbank.org 詳細
| 国名 | 妊産婦死亡率 |
|---|---|
| オーストラリア | 6(出生数10万人当たり) |
| 平均値 | 158(出生数10万人当たり) |
| 中央値 | 52(出生数10万人当たり) |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの表より、オーストラリアの妊産婦死亡率は平均より152(出生数10万人当たり)低いという結果が見えてきます。
また、中央値の52と比較してみると、オーストラリアの妊産婦死亡率は中央値より半分以上低いということが分かります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | オーストラリアの妊産婦死亡率データ |
| 単位 | (出生数10万人当たり) |
| 期間 | 2000～2017年 |
| 更新日時 | 2021-03-20T10:55:04+0900 |
| 確認日時 | 2021-03-20T10:55:04+0900 ※データに変化がないか確認した最終日時 |
| ライセンス | CC BY 4.0 |
| ソース元 | worldbank.org - WHO, UNICEF, UNFPA, World Bank Group, and the United Nations Population Division. Trends in Maternal Mortality: 2000 to 2017. Geneva, World Health Organization, 2019 |
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その他にも、グラフで見るオーストラリアの統計情報を、図や表を使って分かりやすく説明していますので、参考にしてみて下さいませ。
また、オーストラリアの統計情報は、こちらのページで275種類以上の全一覧が見られます。
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