フィリピンの農業用亜酸化窒素排出量をグラフや比較表を用いて分かりやすく説明していきます。
フィリピンの農業用亜酸化窒素排出量は、9,661(CO2換算kt)です。(2008年調査)
国名 | 農業用亜酸化窒素排出量 |
---|---|
フィリピン | 9,661(CO2換算kt) |
※Source:worldbank.org 詳細
2008年のworldbank.org調査が最新のデータ
(2021年3月20日確認)
2024年の統計データは発表され次第即時反映
では、現在のフィリピンの農業用亜酸化窒素排出量の「9,661(CO2換算kt)」は、過去と比べてどう変化してきているのでしょうか?
フィリピンの農業用亜酸化窒素排出量の1970~2008年までの推移をグラフに表してみます。
※こちらは、1970~2008年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。
※別の統計と比較を選択すると、270以上のフィリピンの統計と農業用亜酸化窒素排出量とを比較することができるので、是非ご活用下さい。
下記のバーチャートレースは、フィリピンの農業用亜酸化窒素排出量の世界順位の変遷です。
過去の1970年から2008年までのフィリピンの世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。
※グラフの見方
フィリピンは赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。
フィリピンの農業用亜酸化窒素排出量が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。
↓こちらは、最初に掲載したフィリピンの農業用亜酸化窒素排出量グラフの全体図です。
※Source:worldbank.org 詳細
※フィリピンの農業用亜酸化窒素排出量の推移(1970~2008年)データの無料ダウンロードはこちらから↓
(EXCELでも開けます)
※【データ内容】
1行目:年代,2行目:農業用亜酸化窒素排出量
また、下記は1970~2008年までのフィリピンの農業用亜酸化窒素排出量の推移を一覧表にしたものです。※横スクロール可能
年 | 1970 | 1971 | 1972 | 1973 | 1974 | 1975 | 1976 | 1977 | 1978 | 1979 | 1980 | 1981 | 1982 | 1983 | 1984 | 1985 | 1986 | 1987 | 1988 | 1989 | 1990 | 1991 | 1992 | 1993 | 1994 | 1995 | 1996 | 1997 | 1998 | 1999 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
農業用亜酸化窒素排出量(CO2換算kt) | 5,161.07 | 5,285.35 | 5,394.55 | 6,077.54 | 5,674.16 | 5,003.91 | 4,698.90 | 4,997.69 | 5,429.17 | 5,453.69 | 5,526.19 | 5,569.01 | 5,820.53 | 6,104.89 | 5,530.20 | 5,650.97 | 6,379.22 | 6,832.99 | 6,799.45 | 6,830.83 | 7,090.17 | 6,399.95 | 6,939.42 | 7,259.31 | 7,283.82 | 7,467.34 | 8,182.62 | 8,868.80 | 8,394.86 | 8,598.16 | 8,861.06 | 9,059.22 | 9,110.00 | 9,231.31 | 9,434.65 | 9,465.05 | 9,535.78 | 9,628.76 | 9,660.82 |
前回比(差引値) | - | 124.28 | 109.2 | 682.99 | -403.38 | -670.25 | -305.01 | 298.79 | 431.48 | 24.51 | 72.5 | 42.83 | 251.52 | 284.36 | -574.69 | 120.77 | 728.26 | 453.77 | -33.54 | 31.38 | 259.34 | -690.22 | 539.47 | 319.89 | 24.51 | 183.52 | 715.28 | 686.18 | -473.94 | 203.31 | 262.89 | 198.16 | 50.78 | 121.31 | 203.34 | 30.4 | 70.72 | 92.98 | 32.06 |
前回比(%) | - | 102.41 | 102.07 | 112.66 | 93.36 | 88.19 | 93.9 | 106.36 | 108.63 | 100.45 | 101.33 | 100.77 | 104.52 | 104.89 | 90.59 | 102.18 | 112.89 | 107.11 | 99.51 | 100.46 | 103.8 | 90.27 | 108.43 | 104.61 | 100.34 | 102.52 | 109.58 | 108.39 | 94.66 | 102.42 | 103.06 | 102.24 | 100.56 | 101.33 | 102.2 | 100.32 | 100.75 | 100.98 | 100.33 |
上記のフィリピンの農業用亜酸化窒素排出量の推移グラフを見てみると、最新である2008年の農業用亜酸化窒素排出量が最も多いことが分かります。
また、前回の2007年よりも32.060820000001(CO2換算kt)多くなっており、農業用亜酸化窒素排出量は上昇傾向にあると言えます。
特に、最も少い1976年の「4698.90002(CO2換算kt)」と現在の農業用亜酸化窒素排出量「9660.8214(CO2換算kt)」を比べると、2.06倍もの差があり、農業用亜酸化窒素排出量がいかに上昇したかが見えてきます。
また、農業用亜酸化窒素排出量ではなくメタン排出量(1990年比)であれば、こちらのページで特集していますので考察の参考にしてみて下さいませ。
→ フィリピンのメタン排出量(1990年比)
フィリピンの農業用亜酸化窒素排出量は、どれくらい多い、あるいは少いのでしょうか?
まずは、フィリピンと人口数が世界で最も近いエチオピアとエジプトの農業用亜酸化窒素排出量を比較してみます。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 総人口 | 農業用亜酸化窒素排出量 |
---|---|---|
エチオピア | 109,224,559人 | 32,521(CO2換算kt) |
フィリピン | 106,651,922人 | 9,661(CO2換算kt) |
エジプト | 98,423,595人 | 16,811(CO2換算kt) |
上記の農業用亜酸化窒素排出量の比較表をみてみると、
という結果となっています。
特に、エチオピアとフィリピンは人口数が世界の中でも1・2番目に近いが、農業用亜酸化窒素排出量には圧倒的な差があるということが比較することにより見えてきます。
続いて、フィリピンの農業用亜酸化窒素排出量を、アメリカと中国と日本と比較してみます。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 総人口 | 農業用亜酸化窒素排出量 |
---|---|---|
中国 | 1,392,730,000人 | 375,436(CO2換算kt) |
アメリカ | 326,687,501人 | 174,287(CO2換算kt) |
日本 | 126,529,100人 | 8,064(CO2換算kt) |
フィリピン | 106,651,922人 | 9,661(CO2換算kt) |
上記のグラフより、フィリピンの農業用亜酸化窒素排出量は中国やアメリカよりは少いということが分かります。
特に、中国と比較すると38.9しか差がなく中国とフィリピンは農業用亜酸化窒素排出量が近い国ということが分かります。
フィリピンのデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。
※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。
世界の農業用亜酸化窒素排出量ランキングでフィリピンは何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。
まずは、フィリピンの農業用亜酸化窒素排出量を世界で見たときに何番目に多いのかを世界農業用亜酸化窒素排出量ランキング表を用いて、みていきます。
順位 | 国名 | 農業用亜酸化窒素排出量 (CO2換算kt) |
---|---|---|
39 | イタリア | 1万 |
40 | ケニア | 1万 |
41 | タンザニア | 9,971 |
42 | ウクライナ | 9,719 |
43 | フィリピン | 9,660 |
44 | マレーシア | 9,457 |
45 | マリ共和国 | 9,453 |
46 | ウズベキスタン | 9,262 |
47 | ベラルーシ | 8,908 |
48 | 日本 | 8,063 |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの世界の農業用亜酸化窒素排出量が多いランキング表では、統計が取れる195カ国の中で、フィリピンは43位と、上位50カ国以内に入っており、世界の中でも農業用亜酸化窒素排出量が比較的多い国ということが分かります。
以下は農業用亜酸化窒素排出量の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。
さらに詳しい世界の農業用亜酸化窒素排出量が多いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→ 全世界の農業用亜酸化窒素排出量が多いランキングと過去から現在までの推移グラフ
また、この世界農業用亜酸化窒素排出量ランキングの平均値、中央値とフィリピンの比較グラフは以下となっています。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 農業用亜酸化窒素排出量 |
---|---|
フィリピン | 9,661(CO2換算kt) |
平均値 | 10,844(CO2換算kt) |
中央値 | 2,126(CO2換算kt) |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの表より、フィリピンの農業用亜酸化窒素排出量は平均より1,183(CO2換算kt)少いという結果が見えてきます。
また、中央値の2,126と比較してみると、フィリピンの農業用亜酸化窒素排出量「9660.8214(CO2換算kt)」は中央値よりも4.54倍も農業用亜酸化窒素排出量が多いということも見えてきます。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | フィリピンの農業用亜酸化窒素排出量データ |
単位 | (CO2換算kt) |
期間 | 1970~2008年 |
更新日時 | 2021-03-20T10:55:04+0900 |
確認日時 | 2021-03-20T10:55:04+0900 ※データに変化がないか確認した最終日時 |
ライセンス | CC BY 4.0 |
ソース元 | worldbank.org - European Commission, Joint Research Centre ( JRC )/Netherlands Environmental Assessment Agency ( PBL ). Emission Database for Global Atmospheric Research ( EDGAR ): edgar.jrc.ec.europa.eu |
その他にも、グラフで見るフィリピンの統計情報を、図や表を使って分かりやすく説明していますので、参考にしてみて下さいませ。
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