シンガポールの税収の対GDP比率をグラフや比較表を用いて分かりやすく説明していきます。
シンガポールの税収の対GDP比率は、13.12%です。(2021年調査)
国名 | 税収の対GDP比率 |
---|---|
シンガポール | 13.12% |
※Source:worldbank.org 詳細
2021年のworldbank.org調査が最新のデータ
(2024年3月29日確認)
2024年の統計データは発表され次第即時反映
では、現在のシンガポールの税収の対GDP比率の「13.12%」は、過去と比べてどう変化してきているのでしょうか?
シンガポールの税収の対GDP比率の1972~2021年までの推移をグラフに表してみます。
※こちらは、1972~2021年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。
※別の統計と比較を選択すると、270以上のシンガポールの統計と税収の対GDP比率とを比較することができるので、是非ご活用下さい。
下記のバーチャートレースは、シンガポールの税収の対GDP比率の世界順位の変遷です。
過去の1972年から2021年までのシンガポールの世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。
※グラフの見方
シンガポールは赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。
シンガポールの税収の対GDP比率が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。
↓こちらは、最初に掲載したシンガポールの税収の対GDP比率グラフの全体図です。
※Source:worldbank.org 詳細
※シンガポールの税収の対GDP比率の推移(1972~2021年)データの無料ダウンロードはこちらから↓
(EXCELでも開けます)
※【データ内容】
1行目:年代,2行目:税収の対GDP比率
また、下記は1972~2021年までのシンガポールの税収の対GDP比率の推移を一覧表にしたものです。※横スクロール可能
年 | 1972 | 1973 | 1974 | 1975 | 1976 | 1977 | 1978 | 1979 | 1980 | 1981 | 1982 | 1983 | 1984 | 1985 | 1986 | 1987 | 1988 | 1989 | 1990 | 1991 | 1992 | 1993 | 1994 | 1995 | 1996 | 1997 | 1998 | 1999 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
税収の対GDP比率(%) | 14.55 | 14.79 | 15.06 | 16.57 | 16.00 | 16.72 | 15.93 | 16.04 | 16.99 | 17.88 | 18.92 | 18.76 | 17.66 | 15.66 | 12.74 | 13.08 | 14.07 | 15.69 | 14.55 | 15.18 | 16.10 | 16.29 | 16.61 | 15.77 | 15.90 | 15.31 | 14.03 | 14.53 | 14.86 | 14.59 | 12.69 | 12.45 | 11.60 | 11.58 | 11.83 | 12.82 | 13.75 | 12.95 | 12.79 | 13.11 | 13.58 | 13.27 | 13.56 | 13.14 | 13.33 | 14.05 | 13.14 | 13.20 | 12.89 | 13.12 |
前回比(差引値) | - | 0.23 | 0.28 | 1.51 | -0.57 | 0.73 | -0.79 | 0.11 | 0.95 | 0.89 | 1.04 | -0.16 | -1.1 | -2 | -2.93 | 0.34 | 0.99 | 1.62 | -1.14 | 0.64 | 0.92 | 0.19 | 0.32 | -0.84 | 0.13 | -0.59 | -1.28 | 0.5 | 0.32 | -0.27 | -1.9 | -0.24 | -0.84 | -0.03 | 0.25 | 0.99 | 0.93 | -0.8 | -0.17 | 0.32 | 0.47 | -0.31 | 0.29 | -0.42 | 0.19 | 0.72 | -0.91 | 0.06 | -0.31 | 0.24 |
前回比(%) | - | 101.61 | 101.89 | 110 | 96.53 | 104.55 | 95.28 | 100.66 | 105.94 | 105.22 | 105.79 | 99.18 | 94.15 | 88.67 | 81.32 | 102.69 | 107.6 | 111.48 | 92.72 | 104.37 | 106.07 | 101.16 | 101.98 | 94.92 | 100.82 | 96.32 | 91.63 | 103.57 | 102.23 | 98.18 | 87 | 98.09 | 93.24 | 99.76 | 102.19 | 108.36 | 107.28 | 94.19 | 98.69 | 102.5 | 103.62 | 97.72 | 102.15 | 96.93 | 101.42 | 105.41 | 93.55 | 100.45 | 97.62 | 101.85 |
上記のシンガポールの税収の対GDP比率の推移グラフを見てみると、1982年の税収の対GDP比率が最も多く、統計で分かる最新の2021年はそれよりも低いことが見えてきます。
ただし、前回の2020年の数値「12.886518409536%」よりは高いため、今後も税収の対GDP比率が再び上昇する可能性は高いです。
また、税収の対GDP比率ではなく関税等輸入税(税収に占める割合)であれば、こちらのページで特集していますので考察の参考にしてみて下さいませ。
→ シンガポールの関税等輸入税(税収に占める割合)
シンガポールの税収の対GDP比率は、どれくらい高い、あるいは低いのでしょうか?
まずは、シンガポールと人口数が世界で最も近いデンマークと中央アフリカ共和国の税収の対GDP比率を比較してみます。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 総人口 | 税収の対GDP比率 |
---|---|---|
デンマーク | 5,903,037人 | 34.81% |
シンガポール | 5,637,022人 | 13.12% |
中央アフリカ共和国 | 5,579,144人 | 8.21% |
上記の税収の対GDP比率の比較表をみてみると、
という結果となっています。
特に、デンマークとシンガポールは人口数が世界の中でも1・2番目に近いが、税収の対GDP比率には圧倒的な差があるということが比較することにより見えてきます。
続いて、シンガポールの税収の対GDP比率を、アメリカと中国と比較してみます。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 総人口 | 税収の対GDP比率 |
---|---|---|
中国 | 1,412,175,000人 | 7.97% |
アメリカ | 333,287,557人 | 11.44% |
シンガポール | 5,637,022人 | 13.12% |
上記のグラフより、アメリカ・中国・日本の中で、日本の税収の対GDP比率が最も高いということが分かります。
特に、中国と比較すると1.6倍も税収の対GDP比率が多く、税収の対GDP比率の違いが見えてきます。
シンガポールのデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。
※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。
世界の税収の対GDP比率ランキングでシンガポールは何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。
まずは、シンガポールの税収の対GDP比率を世界で見たときに何番目に高いのかを世界税収の対GDP比率ランキング表を用いて、みていきます。
順位 | 国名 | 税収の対GDP比率 (%) |
---|---|---|
76 | アゼルバイジャン | 13.42 |
77 | チェコ | 13.36 |
78 | ケニア | 13.26 |
79 | カナダ | 13.26 |
80 | シンガポール | 13.12 |
81 | エクアドル | 12.86 |
82 | ベラルーシ | 12.83 |
83 | コートジボワール | 12.56 |
84 | ウガンダ | 12.46 |
85 | ロシア連邦 | 11.65 |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの世界の税収の対GDP比率が高いランキング表では、統計が取れる106カ国の中で、シンガポールは80位と、下位30カ国以内に入っており、世界の中でも税収の対GDP比率が低い国ということが分かります。
以下は税収の対GDP比率の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。
さらに詳しい世界の税収の対GDP比率が高いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→ 全世界の税収の対GDP比率が高いランキングと過去から現在までの推移グラフ
また、この世界税収の対GDP比率ランキングの平均値、中央値とシンガポールの比較グラフは以下となっています。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 税収の対GDP比率 |
---|---|
シンガポール | 13.12% |
平均値 | 17% |
中央値 | 17% |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの表より、シンガポールの税収の対GDP比率は平均より4%低いという結果が見えてきます。
また、中央値の17と比較してみると、シンガポールの税収の対GDP比率は中央値より2.4割低いということが分かります。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | シンガポールの税収の対GDP比率データ |
単位 | (%) |
期間 | 1972~2021年 |
更新日時 | 2024-02-23T03:03:53+0900 |
確認日時 | 2024-03-29T03:03:55+0900 ※データに変化がないか確認した最終日時 |
ライセンス | CC BY 4.0 |
ソース元 | worldbank.org - International Monetary Fund, Government Finance Statistics Yearbook and data files, and World Bank and OECD GDP estimates. |
その他にも、グラフで見るシンガポールの統計情報を、図や表を使って分かりやすく説明していますので、参考にしてみて下さいませ。
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