グラフで見る名古屋市の経常収支比率は高い？低い？(推移グラフと比較)

名古屋市(愛知県)の経常収支比率をグラフや比較表を用いて分かりやすく説明していきます。

経常収支比率とは？

[経常収支比率],経常経費充当一般財源÷（経常一般財源＋減収補填債特例分＋臨時財政対策債）

名古屋市の経常収支比率はどのくらい？

名古屋市(愛知県)の経常収支比率は、99.6%です。(2019年調査)

名古屋市(愛知県)の経常収支比率(2019年)

市区町村名	経常収支比率
名古屋市	99.6%

名古屋市の経常収支比率推移グラフ(2000年～現在)

では、現在の名古屋市(愛知県)の経常収支比率の「99.6%」は、過去と比べてどう変化してきているのでしょうか？

名古屋市の経常収支比率の2000～2019年までの推移をグラフに表してみます。

推移が見えるアニメーショングラフ

※こちらは、2000～2019年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。

※名古屋市の人口データは、国勢調査・住民基本台帳人口（総数）を元に作成。

グラフ全体図(静止画)

↓こちらは、上記の名古屋市の経常収支比率グラフの全体図です。

また、下記は2000～2019年までの名古屋市の経常収支比率の推移を一覧表にしたものです。
※表が画面幅を越えている場合は横スクロール可能

一覧表で見る名古屋市(愛知県)の経常収支比率の推移(2000～2019年)

年	2000	2001	2002	2003	2004	2005	2006	2007	2008	2009	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019
経常収支比率(%)	89.90	91.20	93.00	94.80	95.60	95.30	94.70	97.20	96.80	98.10	99.40	99.80	99.80	100.20	99.30	97.50	99.80	99.20	98.00	99.60
前回比(差引値)	-	1.3	1.8	1.8	0.8	-0.3	-0.6	2.5	-0.4	1.3	1.3	0.4	0	0.4	-0.9	-1.8	2.3	-0.6	-1.2	1.6
前回比(%)	-	101.45	101.97	101.94	100.84	99.69	99.37	102.64	99.59	101.34	101.33	100.4	100	100.4	99.1	98.19	102.36	99.4	98.79	101.63

上記の名古屋市の経常収支比率の推移グラフを見てみると、2013年の経常収支比率が最も多く、統計で分かる最新の2019年はそれよりも低いことが見えてきます。

ただし、前回の2018年の数値「98%」よりは高いため、今後も経常収支比率が再び上昇する可能性はあります。

また、経常収支比率ではなく一般行政部門職員数（市区町村）であれば、こちらのページで特集していますので考察の参考にしてみて下さいませ。
→　グラフで見る名古屋市の一般行政部門職員数（市区町村）

名古屋市の総人口の過去から現在までの推移と比較は、こちらにて特集しています。
→　グラフで見る名古屋市(愛知県)の人口推移

名古屋市の経常収支比率は低い？高い？人口が近い大阪市(大阪府)と札幌市(北海道)と比較

名古屋市(愛知県)の経常収支比率は、どれくらい高い、あるいは低いのでしょうか？

名古屋市(愛知県)と大阪市(大阪府)と札幌市(北海道)の経常収支比率を比較

まずは、名古屋市と人口が日本全国で最も近い大阪市(大阪府)と札幌市(北海道)の経常収支比率を比較してみます。

※横浜市(神奈川県)と福岡市(福岡県)は、名古屋市と3・4番目に人口が近い市区町村です。

名古屋市(愛知県)と人口の近い大阪市(大阪府)と札幌市(北海道)の経常収支比率を比較した一覧表

市区町村名	総人口	経常収支比率
横浜市(神奈川県)	3,755,793人	101.2%
大阪市(大阪府)	2,732,197人	93.4%
名古屋市(愛知県)	2,293,437人	99.6%
札幌市(北海道)	1,960,668人	95.3%
福岡市(福岡県)	1,568,265人	92.9%

上記の経常収支比率の比較表をみてみると、

• 名古屋市は、大阪市(大阪府)よりも経常収支比率の数値が約6.20程しか変わらず、経常収支比率と人口も日本国内では比較的似ている
• 名古屋市は、札幌市(北海道)よりも経常収支比率の数値が約4.30程しか変わらず、経常収支比率と人口も日本国内では比較的似ている

という結果となっています。

名古屋市をもっと他の市区町村と比較する

名古屋市のデータを比較するグラフ作成ツールを独自開発しております。こちらより、比較対象の市区町村を選択してみて下さいませ。

市区町村を選択する

※もし市区町村名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。

続いて、名古屋市の経常収支比率が、愛知県内では何番目に高いのかを、ランキング表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。

名古屋市の経常収支比率は、愛知県内では1位

下記は、愛知県内での経常収支比率のランキング表です。（高い順）

愛知県内での経常収支比率のランキング表：名古屋市は1位

順位	市区町村名	経常収支比率 (%)
1	名古屋市	99.6
2	北名古屋市	95.9
3	春日井市	94.2
4	知多市	93.5
5	知立市	93.3
5	高浜市	93.3
7	常滑市	93.2
8	犬山市	92.9
9	一宮市	91.8
9	弥富市	91.8
11	新城市	91.3
12	愛知郡東郷町	91.2
13	あま市	90.8
14	尾張旭市	90.5
15	碧南市	90.4
16	知多郡美浜町	90.3
17	蒲郡市	90.1
17	清須市	90.1
19	知多郡南知多町	89.8
20	知多郡阿久比町	89.6
20	津島市	89.6
22	稲沢市	89.4
22	北設楽郡豊根村	89.4
24	長久手市	89.2
25	瀬戸市	88.8
26	海部郡大治町	88.7
27	豊川市	88.6
28	知多郡武豊町	88.5
28	豊橋市	88.5
30	海部郡蟹江町	88.3
31	愛西市	87.8
32	岡崎市	87.7
32	田原市	87.7
34	江南市	87.2
35	丹羽郡扶桑町	87.1
36	岩倉市	86.8
37	額田郡幸田町	85.8
38	大府市	85.4
39	知多郡東浦町	85
40	西尾市	84.9
41	半田市	84
42	東海市	83.5
43	小牧市	83.4
44	豊明市	83.1
45	北設楽郡設楽町	81.7
46	北設楽郡東栄町	81.3
47	日進市	81.2
48	刈谷市	80.6
49	安城市	79.1
50	みよし市	74.8
51	西春日井郡豊山町	74.5
52	丹羽郡大口町	74.2
53	海部郡飛島村	69.9
54	豊田市	69.7

愛知県内の経常収支比率の平均値と中央値

また、愛知県内での経常収支比率の平均値と、中央値についても調査し、名古屋市と比較したグラフを以下に作成いたしました。

名古屋市の経常収支比率と愛知県内の中央値と平均値を比較した一覧表

名称	経常収支比率
名古屋市	99.6%
平均値	87.02%
中央値	88.5%

こちらの比較表より、名古屋市の経常収支比率は、

• 愛知県平均値の1.1446倍(→高い)
• 愛知県中央値の1.125倍(→高い)

ということが見えてきます。

日本全国の経常収支比率ランキングで名古屋市は何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。

名古屋市は日本全国の経常収支比率ランキング(高い順)で71位

まずは、名古屋市の経常収支比率を日本全国(市区町村別)で見たときに何番目に高いのかを日本全国の経常収支比率ランキング表を用いて、みていきます。

日本全国(市区町村別)の経常収支比率ランキング表：名古屋市は71位

順位	市区町村名	経常収支比率 (%)
63	大和市	99.7
71	双葉郡富岡町	99.6
71	北茨城市	99.6
71	北九州市	99.6
71	名古屋市	99.6
71	西宮市	99.6
71	佐伯市	99.6
71	磯城郡田原本町	99.6
71	八幡市	99.6
79	五條市	99.5

→ 日本全国(市区町村別)の経常収支比率ランキングをもっと見る

こちらの日本全国の経常収支比率が高いランキング表では、統計が取れる1740つの市区町村の中で、名古屋市は71位と、日本全国(市区町村)の中でも経常収支比率が比較的高い市区町村ということが分かります。

以下は経常収支比率の日本全国ランキングの、1年毎に、どこがTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。

経常収支比率の日本全国ランキングTOP10

他の統計のアニメーショングラフを表示総面積都道府県面積に占める市区町村面積割合 可住地面積割合林野面積森林面積

さらに詳しい日本全国(市区町村別)の経常収支比率が高いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→　日本全国(市区町村別)の経常収支比率が高いランキングと過去から現在までの推移グラフ

日本全国の平均値・中央値と名古屋市の経常収支比率を比べる

また、この日本全国(市区町村別)経常収支比率ランキングの平均値、中央値と名古屋市の比較グラフは以下となっています。

名古屋市の経常収支比率を日本全国(市区町村)の中央値(92)と平均値(91)と比較した一覧表

市区町村名	経常収支比率
名古屋市	99.6%
平均値	91%
中央値	92%

こちらの表より、名古屋市の経常収支比率は平均と近い位置にあるという結果が見えてきます。

また、中央値の92と比較してみると、名古屋市の経常収支比率「99.6%」は中央値より経常収支比率が少し高い(1.09倍)ということが分かります。

当ページのライセンス情報・データセット

項目	内容
名称	名古屋市(愛知県)の経常収支比率データ
単位	(%)
期間	2000～2019年
更新日時	2022-08-20T05:02:01+0900
ライセンス	CC BY 4.0
ソース元	総務省による統計ダッシュボード - 統計ダッシュボード（https://dashboard.e-stat.go.jp/）とは、総務省による国や民間企業等が提供している主要な統計データをグラフで提供しているサービスです。また、このサービスは、統計ダッシュボードのAPI機能を使用していますが、サービスの内容は国によって保証されたものではありません。

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地図で見る経常収支比率の推移(市区町村別)も要チェック！

新しく、マップ上で統計を可視化した地図で見る統計シリーズを公開しました。

経常収支比率にも対応しており、日本国内の2450件以上の統計データを地図上で見られるようにしています。

特に、過去から現在までの経常収支比率の推移を可視化した部分は必見です。

地図で見る経常収支比率の推移(市区町村別の日本全国階級区分図)

また、名古屋市(愛知県)の統計情報は、こちらのページで全一覧と全国ランキング順位(市区町村別)が見られます。

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