インドの結核罹患率(推移と比較グラフ)

インドの結核罹患率をグラフや比較表を用いて分かりやすく説明していきます。

結核罹患率とは？

結核罹患率とは、ある年に発生した新規および再発結核患者の推定数を人口10万人当たりの割合で表したものです。結核のすべての形態が含まれており、HIV感染者の症例も含まれています。すべての年の推計値は、新しい情報が入手できるようになったり、技術が洗練されたりすると再計算されるため、以前に発表されたものとは異なる場合があります。

2024年に分かる最新のインドの結核罹患率

インドの最新の結核罹患率は、199(10万人当たり)です。

インドの最新(2022年)の結核罹患率

国名	結核罹患率
インド	199(10万人当たり)

インドの結核罹患率推移グラフ(2000年～現在)

では、現在のインドの結核罹患率の「199(10万人当たり)」は、過去と比べてどう変化してきているのでしょうか？

インドの結核罹患率の2000～2022年までの推移をグラフに表してみます。

推移が見えるアニメーショングラフ

※こちらは、2000～2022年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。

※別の統計と比較を選択すると、270以上のインドの統計と結核罹患率とを比較することができるので、是非ご活用下さい。

インドの結核罹患率の世界順位の変遷（全履歴）

下記のバーチャートレースは、インドの結核罹患率の世界順位の変遷です。

過去の2000年から2022年までのインドの世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。

他の統計のバーチャートレースを見るトラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

※グラフの見方
インドは赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。

インドの結核罹患率が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。

グラフ全体図(静止画)

↓こちらは、最初に掲載したインドの結核罹患率グラフの全体図です。

また、下記は2000～2022年までのインドの結核罹患率の推移を一覧表にしたものです。※横スクロール可能

一覧表で見るインドの結核罹患率の推移(2000～2022年) →横スクロールできます。

年	2000	2001	2002	2003	2004	2005	2006	2007	2008	2009	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020	2021	2022
結核罹患率(10万人当たり)	289.00	288.00	287.00	285.00	282.00	279.00	274.00	268.00	261.00	254.00	247.00	241.00	234.00	228.00	223.00	217.00	211.00	204.00	199.00	193.00	204.00	200.00	199.00
前回比(差引値)	-	-1	-1	-2	-3	-3	-5	-6	-7	-7	-7	-6	-7	-6	-5	-6	-6	-7	-5	-6	11	-4	-1
前回比(%)	-	99.65	99.65	99.3	98.95	98.94	98.21	97.81	97.39	97.32	97.24	97.57	97.1	97.44	97.81	97.31	97.24	96.68	97.55	96.98	105.7	98.04	99.5

上記のインドの結核罹患率の推移グラフを見てみると、2000年の結核罹患率が最も多く、統計で分かる最新の2022年はそれよりも低いことが見えてきます。

さらに、前回の2021年の数値「200(10万人当たり)」よりも少なくなっているため、今後はさらに結核罹患率が少なくなる可能性があります。

また、結核罹患率ではなく結核症例検出率であれば、こちらのページで特集していますので考察の参考にしてみて下さいませ。
→　インドの結核症例検出率

インドの結核罹患率は低い？高い？日本と比較

インドの結核罹患率は、どれくらい高い、あるいは低いのでしょうか？

インドと中華人民共和国の結核罹患率を比較

まずは、インドと人口数が世界で最も近い中華人民共和国の結核罹患率を比較してみます。

インドと人口数の近い中華人民共和国の結核罹患率を比較した一覧表

国名	総人口	結核罹患率
インド	1,417,173,173人	199(10万人当たり)
中華人民共和国	1,412,175,000人	52(10万人当たり)

上記の結核罹患率の比較表をみてみると、

• インドは、中華人民共和国よりも結核罹患率の数値が約147も多く、3.83倍も高い

という結果となっています。

特に、インドと中華人民共和国は人口数が世界の中でも1・2番目に近いが、結核罹患率には圧倒的な差があるということが比較することにより見えてきます。

インドと日本の結核罹患率を比較

続いて、インドの結核罹患率を、アメリカと中国と日本と比較してみます。

インドの結核罹患率をアメリカと中国と日本と比較した一覧表

国名	総人口	結核罹患率
インド	1,417,173,173人	199(10万人当たり)
中国	1,412,175,000人	52(10万人当たり)
アメリカ	333,287,557人	2.6(10万人当たり)
日本	125,124,989人	9.5(10万人当たり)

上記のグラフより、インドの結核罹患率が最も高いということが分かります。

特に、アメリカと比較すると76.5倍も結核罹患率が多く、日本と比べると20.9倍、中国と比べると3.8倍の差があることが分かります。

インドをもっと他国と比較する

インドのデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。

国を選択する

※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。

世界の結核罹患率ランキングでインドは何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。

インドは世界の結核罹患率ランキング(高い順)で38位

まずは、インドの結核罹患率を世界で見たときに何番目に高いのかを世界結核罹患率ランキング表を用いて、みていきます。

世界の結核罹患率ランキング表：インドは38位

順位	国名	結核罹患率 (10万人当たり)
34	南スーダン	227
35	バングラデシュ	221
36	ナイジェリア	219
37	ジンバブエ	204
38	インド	199
39	ウガンダ	198
40	タンザニア	195
41	アフガニスタン	185
42	ベトナム	176
43	ギニア	175

→ 世界の結核罹患率ランキングをもっと見る

こちらの世界の結核罹患率が高いランキング表では、統計が取れる208カ国の中で、インドは38位と、上位50カ国以内に入っており、世界の中でも結核罹患率が比較的高い国ということが分かります。

以下は結核罹患率の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。

結核罹患率の世界ランキングTOP10

他の統計のアニメーショングラフを表示トラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

さらに詳しい世界の結核罹患率が高いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→　全世界の結核罹患率が高いランキングと過去から現在までの推移グラフ

世界の平均値・中央値とインドの結核罹患率を比べる

また、この世界結核罹患率ランキングの平均値、中央値とインドの比較グラフは以下となっています。

インドの結核罹患率を世界の中央値(41)と平均値(100)と比較した一覧表

国名	結核罹患率
インド	199(10万人当たり)
平均値	100(10万人当たり)
中央値	41(10万人当たり)

こちらの表より、インドの結核罹患率は平均より1.98倍高いという結果が見えてきます。

また、中央値の41と比較してみると、インドの結核罹患率「199(10万人当たり)」は中央値よりも4.85倍も結核罹患率が高いということも見えてきます。

当ページのライセンス情報・データセット

項目	内容
名称	インドの結核罹患率データ
単位	(10万人当たり)
期間	2000～2022年
更新日時	2023-12-20T03:06:55+0900
確認日時	2024-04-14T03:04:46+0900 ※データに変化がないか確認した最終日時
ライセンス	CC BY 4.0
ソース元	worldbank.org - World Health Organization, Global Tuberculosis Report.

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また、インドの統計情報は、こちらのページで266種類以上の全一覧が見られます。
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