グラフで見るレバノンの人口ピラミッド(全年齢・男女別・過去との比較・少子化と高齢社会の考察)

レバノンの年齢別・男女別の人口ピラミッドについて、グラフや表を用いて分かりやすくお伝えしていきます。

2023年最新のレバノンの人口ピラミッドグラフ

まずは、2023年の現在分かる最新の年代別・男女別の人口ピラミッドについて、グラフと表を用いて説明いたします。

一覧表で見るレバノンの人口ピラミッド

また、下記は人口ピラミッドのグラフを、分かりやすく一覧表にしたものです。

レバノンの年代別・男女別の人口ピラミッド一覧表(年最新版)

年代別	男性	女性	総人口
100～	24	119	143
95～99	531	1,117	1,648
90～94	2,841	4,815	7,656
85～89	11,996	19,343	31,339
80～84	26,686	36,939	63,625
75～79	37,985	41,206	79,191
70～74	60,260	63,409	123,669
65～69	87,757	103,637	191,394
60～64	126,195	115,592	241,787
55～59	191,107	132,946	324,053
50～54	216,487	172,677	389,164
45～49	210,097	201,111	411,208
40～44	224,872	226,539	451,411
35～39	231,589	257,484	489,073
30～34	238,589	282,258	520,847
25～29	276,893	305,912	582,805
20～24	297,279	306,104	603,383
15～19	296,557	293,636	590,193
10～14	297,417	271,919	569,336
5～9	310,755	281,112	591,867
0～4	303,329	288,588	591,917

レバノンの人口ピラミッドグラフから分かること

上記のレバノンの人口ピラミッドグラフと表を見てみると、

• 男性の最も人口が多い年代グループは、5～9歳
• 女性の最も人口が多い年代グループは、20～24歳

であり、最も人口が多いグループに男女の差があることが分かります。

また、男女混合の総人口だと、レバノンでは20～24歳の年代グループが最も多いということも見えてきます。

※一覧表では、赤枠で囲ってある行が最も人口が多いグループです。

レバノンは高齢化社会なの？

レバノンが高齢化社会なのかどうかは、実は人口ピラミッドから簡単に算出できます。

人口ピラミッドからレバノンの高齢者人口の割合を計算

レバノンが高齢化社会なのかどうかを知るには、まずは人口を年齢で3つに分類します。

• 年少人口：0～14歳
• 生産年齢人口：15～64歳
• 高齢者人口：65歳以上

この３つの分類に、レバノンの人口ピラミッドを当てはめると、以下の表が完成します。

レバノンの高齢者人口の割合表(年最新版)

年代分類	人口	割合
年少人口	1,753,120人	25.6%
生産年齢人口	4,603,924人	67.2%
高齢者人口	498,665人	7.3%

※各割合は、レバノンの総人口：6855709人で割り算後、%表示のため100を掛け算した数値

レバノンは高齢化社会である

そして、この高齢者人口の割合表を見てみると、高齢者人口の割合が7.3%となっており、国連が定義する7%を超えるためレバノンは高齢化社会であると判断することができます。

国連が定める高齢化率の一覧表は以下です。

国連が定める高齢化率の一覧表

名称	高齢者割合
高齢化社会	7%以上14%未満
高齢社会	14%以上21%未満
超高齢社会	21%以上

※赤枠はレバノンの高齢者割合率が当てはまる行です。

全年齢(1歳毎)で細かく見るレバノンの人口ピラミッド

続いて、先程は年代別でグラフを見ていましたが、今度はさらに細かく全年齢(1歳毎)でのレバノンの人口ピラミッドを見ていきます。

レバノンの全年齢(1歳毎)の人口ピラミッドグラフ

恐らく、全年齢(0～100歳オーバー)の1歳毎の人口ピラミッドグラフは他にはあまりないものと思いますので、是非、統計・考察の参考にして頂ければ幸いです。

一覧表で見るレバノンの全年齢(1歳毎)の人口ピラミッド

また、下記は全年齢(1歳毎)での人口ピラミッドグラフを、分かりやすく一覧表にしたものです。

レバノンの全年齢(1歳毎)の人口ピラミッド一覧表(年最新版)

年齢	男性	女性	総人口
100~	24	119	143
99	24	75	99
98	54	131	185
97	106	222	328
96	153	306	459
95	194	383	577
94	244	465	709
93	362	638	1,000
92	543	917	1,460
91	737	1,222	1,959
90	955	1,573	2,528
89	1,382	2,308	3,690
88	1,899	3,154	5,053
87	2,366	3,888	6,254
86	2,886	4,631	7,517
85	3,463	5,362	8,825
84	4,075	6,066	10,141
83	4,723	6,806	11,529
82	5,435	7,636	13,071
81	6,030	8,174	14,204
80	6,423	8,257	14,680
79	6,713	8,086	14,799
78	7,062	8,005	15,067
77	7,422	7,922	15,344
76	7,973	8,188	16,161
75	8,815	9,005	17,820
74	9,858	10,208	20,066
73	10,929	11,361	22,290
72	12,081	12,471	24,552
71	13,194	13,836	27,030
70	14,198	15,533	29,731
69	15,164	17,400	32,564
68	16,250	19,264	35,514
67	17,437	21,246	38,683
66	18,736	22,636	41,372
65	20,170	23,091	43,261
64	21,741	22,959	44,700
63	23,317	22,939	46,256
62	24,789	22,899	47,688
61	26,786	23,089	49,875
60	29,562	23,706	53,268
59	32,761	24,632	57,393
58	35,816	25,497	61,313
57	38,892	26,309	65,201
56	41,229	27,451	68,680
55	42,409	29,057	71,466
54	42,782	30,947	73,729
53	43,191	32,834	76,025
52	43,556	34,807	78,363
51	43,613	36,472	80,085
50	43,345	37,617	80,962
49	42,886	38,426	81,312
48	42,326	39,305	81,631
47	41,578	40,180	81,758
46	41,344	41,093	82,437
45	41,963	42,107	84,070
44	43,111	43,191	86,302
43	44,157	44,228	88,385
42	45,268	45,220	90,488
41	46,056	46,319	92,375
40	46,280	47,581	93,861
39	46,155	48,936	95,091
38	46,176	50,267	96,443
37	46,285	51,606	97,891
36	46,407	52,825	99,232
35	46,566	53,850	100,416
34	46,806	54,743	101,549
33	47,054	55,602	102,656
32	47,219	56,363	103,582
31	47,957	57,234	105,191
30	49,553	58,316	107,869
29	51,669	59,480	111,149
28	53,696	60,521	114,217
27	55,775	61,513	117,288
26	57,420	62,145	119,565
25	58,333	62,253	120,586
24	58,739	61,991	120,730
23	59,194	61,681	120,875
22	59,629	61,268	120,897
21	59,858	60,806	120,664
20	59,859	60,358	120,217
19	59,705	59,894	119,599
18	59,500	59,385	118,885
17	59,235	58,914	118,149
16	59,058	58,226	117,284
15	59,059	57,217	116,276
14	59,191	56,061	115,252
13	59,270	54,986	114,256
12	59,272	53,880	113,152
11	59,526	53,337	112,863
10	60,158	53,655	113,813
9	60,999	54,544	115,543
8	61,704	55,367	117,071
7	62,282	56,186	118,468
6	62,741	57,065	119,806
5	63,029	57,950	120,979
4	63,097	58,787	121,884
3	62,690	58,658	121,348
2	61,334	58,155	119,489
1	59,397	57,216	116,613
0	56,811	55,772	112,583

レバノンの全年齢(1歳毎)では何歳が最も人口が多い？

全年齢において、レバノンの人口ピラミッドでは何歳が最も人口が多いのでしょうか？

グラフ・表から読み取ると、

• 男性の最も人口が多い年齢は、4歳
  (63,097人)
• 女性の最も人口が多い年齢は、25歳
  (62,253人)

であり、最も人口が多いグ年齢に男女の差があることが分かります。

また、男女混合の総人口だと、レバノンでは4歳が最も多いということも見えてきます。

人口ピラミッドからレバノンの出生率が簡単に分かる

実は、これらの人口ピラミッドの数値データより、レバノンの出生率も簡単に計算できます。

レバノンの出生率はいくつ？

出生率の計算は簡単で、

出生数 ÷ 全人口 = 全人口の出生率

と簡単な割り算で算出することができます。

ここまでに提示したレバノンの人口ピラミッドデータより出生率を計算すると、

112583 ÷ 6855709 = 0.01642

となり、さらに一般的に示される人口1,000人当たりのパーセンテージ(パーミル:1000分の1)に変換すると

16.42‰がレバノンの出生率ということが読み取れます。

また、出生率については、こちらのページでも特集していますので参考にしてみて下さいませ。
→　グラフで見るレバノン人の出生率の推移と比較

ここからは、レバノンの人口ピラミッドを過去と比較してみます。

1950年と比べるレバノンの人口ピラミッド

レバノンの人口ピラミッドは、1950年と比べると、一体どのように変化しているのでしょうか？以下、グラフで見てみます。

※2019年のラベルをクリックすると最新のグラフと比較できます。

1950年のレバノンは高齢化社会だった

先程の1950年のレバノンの人口ピラミッドグラフより、1950年の高齢者の人口割合を計算してみます。

レバノンの高齢者人口の割合表(1950年)

年代分類	人口	割合
年少人口	456,658人	34.2%
生産年齢人口	780,763人	58.5%
高齢者人口	97,196人	7.3%

※年少人口:0-14歳、生産年齢人口:15-64歳、高齢者人口:65歳以上

こちらの表より、高齢者人口の割合が7.3%ということが分かり、国連が定義する7%を超えるため1950年のレバノンは高齢化社会だったと判断することができます。

10年前からどう変化した？10年ごとのレバノンの人口ピラミッド推移

さらに、レバノンの人口ピラミッドを現在分かる最新の2019年と10年前の2009年、さらに10年ごとの人口データと比較し、どのように推移したのかをみていきます。

※各年のラベルをクリックするとグラフと比較できます。

過去と比べてレバノンの高齢化社会は進んでいる？

つづいて、レバノンは過去と比べて高齢化社会が進んでいるのかを、先程の人口ピラミッド推移グラフを元に、推移表にして考察していきます。

レバノンの高齢者人口の割合の推移表(1959～2019年)

年	高齢者人口	その年の高齢者人口の割合
1959年	106,599人	6.1%
1969年	114,681人	5.1%
1979年	139,904人	5.4%
1989年	142,089人	5.2%
1999年	209,714人	5.6%
2009年	301,618人	6.3%
2019年	498,665人	7.3%

レバノンは2回高齢者割合が減少しているが高齢化は進んでいる

上記の表を見ると、レバノンは10年ごとの集計で2回高齢者人口の割合が減少していますが、最新の2019年の割合が最も高いため、総じて高齢化は進んでいると言えます。

ただし、2019年の高齢者人口割合は、最も低い5.1%と比べても1.43倍ほどしか高齢化が進んでいないため、レバノンの高齢化はそこまで深刻ではないことも人口ピラミッド推移表より読み取ることができます。

レバノンの少子化は進んでいる？人口ピラミッドから読み取る年少人口の推移表

つづいて、高齢化とは反対に、レバノンの年少人口(0～14歳)の推移を、10年ごとの人口ピラミッドグラフから読み取り少子化が進んでいるかどうかを推移表を用いて見ていきます。

10年ごとのレバノンの年少人口の割合の推移表(1959～2019年)

年	年少人口	その年の年少人口の割合
1959年	714,408人	40.9%
1969年	952,705人	42.3%
1979年	1,015,863人	39.2%
1989年	1,022,928人	37.5%
1999年	1,177,469人	31.4%
2009年	1,274,414人	26.5%
2019年	1,753,120人	25.6%

2019年のレバノンの年少人口は25.6%

上記の表を見ると、レバノンは10年ごとの集計で年少人口の割合が2回増加していますが、ピーク時の42.3%と比べると最新の2019年は16.7ポイント減少していることが見えてきます。

2019年の年少人口も10年前より減少しているため、総じて、レバノンの少子化は進んでいると言えます。

レバノンの生産年齢人口の推移表

最後に、10年ごとの人口ピラミッドデータより、生産年齢人口(15～64歳)の推移表を作成しています。

レバノンの生産年齢人口の割合の推移表(1959～2019年)

年	生産年齢人口	その年の生産年齢人口の割合
1959年	926,161人	53%
1969年	1,183,068人	52.6%
1979年	1,435,144人	55.4%
1989年	1,561,421人	57.3%
1999年	2,360,579人	63%
2009年	3,236,994人	67.3%
2019年	4,603,924人	67.2%

当ページのライセンス情報・データセット

項目	内容
名称	レバノンの人口ピラミッドデータ
更新日時	2020-08-30T09:05:00+0900
ライセンス	CC BY 4.0
ソース元	www.un.org - United Nations, Department of Economic and Social Affairs, Population Division (2019). World Population Prospects 2019, Online Edition. Rev. 1.

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