イエメンの結核症例検出率(推移と比較グラフ)

イエメンの結核症例検出率をグラフや比較表を用いて分かりやすく説明していきます。

結核症例検出率とは？

結核症例検出率（全形態）は、ある年にWHOに通知された新規および再発結核症例数を、同年の結核症例数のWHOの推定値で割ったものであり、百分率で表されています。すべての年の推計値は、新しい情報が入手できるようになったり、技術が洗練されたりすると再計算されるため、以前に発表されたものとは異なる場合があります。

2024年に分かる最新のイエメンの結核症例検出率

イエメンの最新の結核症例検出率は、64%です。

イエメンの最新(2022年)の結核症例検出率

国名	結核症例検出率
イエメン	64%

イエメンの結核症例検出率推移グラフ(2000年～現在)

では、現在のイエメンの結核症例検出率の「64%」は、過去と比べてどう変化してきているのでしょうか？

イエメンの結核症例検出率の2000～2022年までの推移をグラフに表してみます。

推移が見えるアニメーショングラフ

※こちらは、2000～2022年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。

※別の統計と比較を選択すると、270以上のイエメンの統計と結核症例検出率とを比較することができるので、是非ご活用下さい。

イエメンの結核症例検出率の世界順位の変遷（全履歴）

下記のバーチャートレースは、イエメンの結核症例検出率の世界順位の変遷です。

過去の2000年から2022年までのイエメンの世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。

他の統計のバーチャートレースを見るトラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

※グラフの見方
イエメンは赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。

イエメンの結核症例検出率が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。

グラフ全体図(静止画)

↓こちらは、最初に掲載したイエメンの結核症例検出率グラフの全体図です。

また、下記は2000～2022年までのイエメンの結核症例検出率の推移を一覧表にしたものです。※横スクロール可能

一覧表で見るイエメンの結核症例検出率の推移(2000～2022年) →横スクロールできます。

年	2000	2001	2002	2003	2004	2005	2006	2007	2008	2009	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020	2021	2022
結核症例検出率(%)	67.00	66.00	62.00	58.00	59.00	56.00	56.00	60.00	63.00	69.00	74.00	73.00	83.00	86.00	78.00	60.00	72.00	73.00	71.00	73.00	57.00	59.00	64.00
前回比(差引値)	-	-1	-4	-4	1	-3	0	4	3	6	5	-1	10	3	-8	-18	12	1	-2	2	-16	2	5
前回比(%)	-	98.51	93.94	93.55	101.72	94.92	100	107.14	105	109.52	107.25	98.65	113.7	103.61	90.7	76.92	120	101.39	97.26	102.82	78.08	103.51	108.47

上記のイエメンの結核症例検出率の推移グラフを見てみると、2013年の結核症例検出率が最も多く、統計で分かる最新の2022年はそれよりも低いことが見えてきます。

ただし、前回の2021年の数値「59%」よりは高いため、今後も結核症例検出率が再び上昇する可能性は高いです。

また、結核症例検出率ではなく結核治療成功率であれば、こちらのページで特集していますので考察の参考にしてみて下さいませ。
→　イエメンの結核治療成功率

イエメンの結核症例検出率は低い？高い？日本と比較

イエメンの結核症例検出率は、どれくらい低い、あるいは高いのでしょうか？

イエメンとマレーシアとガーナの結核症例検出率を比較

まずは、イエメンと人口数が世界で最も近いマレーシアとガーナの結核症例検出率を比較してみます。

イエメンと人口数の近いマレーシアとガーナの結核症例検出率を比較した一覧表

国名	総人口	結核症例検出率
マレーシア	33,938,221人	65%
イエメン	33,696,614人	64%
ガーナ	33,475,870人	37%

上記の結核症例検出率の比較表をみてみると、

• マレーシアは、イエメンよりも結核症例検出率の数値が約1程しか変わらず、結核症例検出率と人口もよく似ている
• イエメンは、ガーナよりも結核症例検出率の数値が約27も多く、1.73倍も高い

という結果となっています。

特に、イエメンとガーナは人口数が世界の中でも1・2番目に近いが、結核症例検出率には圧倒的な差があるということが比較することにより見えてきます。

イエメンと日本の結核症例検出率を比較

続いて、イエメンの結核症例検出率を、アメリカと中国と日本と比較してみます。

イエメンの結核症例検出率をアメリカと中国と日本と比較した一覧表

国名	総人口	結核症例検出率
中国	1,412,175,000人	67%
アメリカ	333,287,557人	87%
日本	125,124,989人	87%
イエメン	33,696,614人	64%

上記のグラフより、イエメンの結核症例検出率はアメリカ・日本・中国よりも低いということが分かります。

特に、アメリカと比較すると1.4倍も結核症例検出率が少なく日本と比べても1.4倍、中国と比べても1倍もの差があることが分かります。

イエメンをもっと他国と比較する

イエメンのデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。

国を選択する

※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。

世界の結核症例検出率ランキングでイエメンは何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。

イエメンは世界の結核症例検出率ランキング(高い順)で150位

まずは、イエメンの結核症例検出率を世界で見たときに何番目に高いのかを世界結核症例検出率ランキング表を用いて、みていきます。

世界の結核症例検出率ランキング表：イエメンは150位

順位	国名	結核症例検出率 (%)
150	ベラルーシ	64
150	ガンビア	64
150	キリバス	64
150	マケドニア共和国	64
150	イエメン	64
155	アルメニア	63
155	コートジボワール	63
155	ハイチ	63
158	ブータン	62
158	コンゴ共和国	62

→ 世界の結核症例検出率ランキングをもっと見る

こちらの世界の結核症例検出率が高いランキング表では、統計が取れる198カ国の中で、イエメンは150位と、下位50カ国以内に入っており、世界の中でも結核症例検出率が比較的低い国ということが分かります。

以下は結核症例検出率の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。

結核症例検出率の世界ランキングTOP10

他の統計のアニメーショングラフを表示トラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

さらに詳しい世界の結核症例検出率が高いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→　全世界の結核症例検出率が高いランキングと過去から現在までの推移グラフ

世界の平均値・中央値とイエメンの結核症例検出率を比べる

また、この世界結核症例検出率ランキングの平均値、中央値とイエメンの比較グラフは以下となっています。

イエメンの結核症例検出率を世界の中央値(80)と平均値(76)と比較した一覧表

国名	結核症例検出率
イエメン	64%
平均値	76%
中央値	80%

こちらの表より、イエメンの結核症例検出率は平均より12%低いという結果が見えてきます。

また、中央値の80と比較してみると、イエメンの結核症例検出率は中央値より2割低いということが分かります。

当ページのライセンス情報・データセット

項目	内容
名称	イエメンの結核症例検出率データ
単位	(%)
期間	2000～2022年
更新日時	2023-12-20T03:06:54+0900
確認日時	2024-04-20T03:04:45+0900 ※データに変化がないか確認した最終日時
ライセンス	CC BY 4.0
ソース元	worldbank.org - World Health Organization, Global Tuberculosis Report.

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また、イエメンの統計情報は、こちらのページで227種類以上の全一覧が見られます。
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