イギリスの結核罹患率(推移と比較グラフ)

イギリスの結核罹患率をグラフや比較表を用いて分かりやすく説明していきます。

結核罹患率とは？

結核罹患率とは、ある年に発生した新規および再発結核患者の推定数を人口10万人当たりの割合で表したものです。結核のすべての形態が含まれており、HIV感染者の症例も含まれています。すべての年の推計値は、新しい情報が入手できるようになったり、技術が洗練されたりすると再計算されるため、以前に発表されたものとは異なる場合があります。

2024年に分かる最新のイギリスの結核罹患率

イギリスの最新の結核罹患率は、7.6(10万人当たり)です。

イギリスの最新(2022年)の結核罹患率

国名	結核罹患率
イギリス	7.6(10万人当たり)

イギリスの結核罹患率推移グラフ(2000年～現在)

では、現在のイギリスの結核罹患率の「7.6(10万人当たり)」は、過去と比べてどう変化してきているのでしょうか？

イギリスの結核罹患率の2000～2022年までの推移をグラフに表してみます。

推移が見えるアニメーショングラフ

※こちらは、2000～2022年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。

※別の統計と比較を選択すると、270以上のイギリスの統計と結核罹患率とを比較することができるので、是非ご活用下さい。

イギリスの結核罹患率の世界順位の変遷（全履歴）

下記のバーチャートレースは、イギリスの結核罹患率の世界順位の変遷です。

過去の2000年から2022年までのイギリスの世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。

他の統計のバーチャートレースを見るトラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

※グラフの見方
イギリスは赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。

イギリスの結核罹患率が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。

グラフ全体図(静止画)

↓こちらは、最初に掲載したイギリスの結核罹患率グラフの全体図です。

また、下記は2000～2022年までのイギリスの結核罹患率の推移を一覧表にしたものです。※横スクロール可能

一覧表で見るイギリスの結核罹患率の推移(2000～2022年) →横スクロールできます。

年	2000	2001	2002	2003	2004	2005	2006	2007	2008	2009	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020	2021	2022
結核罹患率(10万人当たり)	12.00	11.00	13.00	13.00	13.00	15.00	15.00	15.00	15.00	15.00	14.00	15.00	14.00	13.00	11.00	10.00	9.80	8.80	8.00	8.00	7.00	8.00	7.60
前回比(差引値)	-	-1	2	0	0	2	0	0	0	0	-1	1	-1	-1	-2	-1	-0.2	-1	-0.8	0	-1	1	-0.4
前回比(%)	-	91.67	118.18	100	100	115.38	100	100	100	100	93.33	107.14	93.33	92.86	84.62	90.91	98	89.8	90.91	100	87.5	114.29	95

上記のイギリスの結核罹患率の推移グラフを見てみると、2005年の結核罹患率が最も多く、統計で分かる最新の2022年はそれよりも低いことが見えてきます。

さらに、前回の2021年の数値「8(10万人当たり)」よりも少なくなっているため、今後はさらに結核罹患率が少なくなる可能性があります。

また、結核罹患率ではなく結核症例検出率であれば、こちらのページで特集していますので考察の参考にしてみて下さいませ。
→　イギリスの結核症例検出率

イギリスの結核罹患率は低い？高い？日本と比較

イギリスの結核罹患率は、どれくらい低い、あるいは高いのでしょうか？

イギリスとフランスとタンザニアの結核罹患率を比較

まずは、イギリスと人口数が世界で最も近いフランスとタンザニアの結核罹患率を比較してみます。

イギリスと人口数の近いフランスとタンザニアの結核罹患率を比較した一覧表

国名	総人口	結核罹患率
フランス	67,971,311人	7.2(10万人当たり)
イギリス	67,791,000人	7.6(10万人当たり)
タンザニア	65,497,748人	195(10万人当たり)

上記の結核罹患率の比較表をみてみると、

• イギリスは、フランスよりも結核罹患率の数値が約0程しか変わらず、結核罹患率と人口もよく似ている
• タンザニアは、イギリスよりも結核罹患率の数値が約187も多く、25.66倍も高い

という結果となっています。

特に、タンザニアとイギリスは人口数が世界の中でも1・2番目に近いが、結核罹患率には圧倒的な差があるということが比較することにより見えてきます。

イギリスと日本の結核罹患率を比較

続いて、イギリスの結核罹患率を、アメリカと中国と日本と比較してみます。

イギリスの結核罹患率をアメリカと中国と日本と比較した一覧表

国名	総人口	結核罹患率
中国	1,412,175,000人	52(10万人当たり)
アメリカ	333,271,411人	2.6(10万人当たり)
日本	125,124,989人	9.5(10万人当たり)
イギリス	67,791,000人	7.6(10万人当たり)

上記のグラフより、イギリスの結核罹患率は中国や日本よりは低いということが分かります。

特に、中国と比較すると6.8しか差がなく中国とイギリスは結核罹患率が近い国ということが分かります。

イギリスをもっと他国と比較する

イギリスのデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。

国を選択する

※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。

世界の結核罹患率ランキングでイギリスは何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。

イギリスは世界の結核罹患率ランキング(高い順)で162位

まずは、イギリスの結核罹患率を世界で見たときに何番目に高いのかを世界結核罹患率ランキング表を用いて、みていきます。

世界の結核罹患率ランキング表：イギリスは162位

順位	国名	結核罹患率 (10万人当たり)
158	キプロス	8.3
158	ルクセンブルク	8.3
160	サウジアラビア	8.2
161	ベルギー	7.8
162	イギリス	7.6
163	フランス	7.2
164	スペイン	6.9
165	キューバ	6.6
166	ニュージーランド	5.9
167	アンドラ	5.8

→ 世界の結核罹患率ランキングをもっと見る

こちらの世界の結核罹患率が高いランキング表では、統計が取れる208カ国の中で、イギリスは162位と、下位50カ国以内に入っており、世界の中でも結核罹患率が比較的低い国ということが分かります。

以下は結核罹患率の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。

結核罹患率の世界ランキングTOP10

他の統計のアニメーショングラフを表示トラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

さらに詳しい世界の結核罹患率が高いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→　全世界の結核罹患率が高いランキングと過去から現在までの推移グラフ

世界の平均値・中央値とイギリスの結核罹患率を比べる

また、この世界結核罹患率ランキングの平均値、中央値とイギリスの比較グラフは以下となっています。

イギリスの結核罹患率を世界の中央値(41)と平均値(100)と比較した一覧表

国名	結核罹患率
イギリス	7.6(10万人当たり)
平均値	100(10万人当たり)
中央値	41(10万人当たり)

こちらの表より、イギリスの結核罹患率は平均より93(10万人当たり)低いという結果が見えてきます。

また、中央値の41と比較してみると、イギリスの結核罹患率は中央値より半分以上低いということが分かります。

当ページのライセンス情報・データセット

項目	内容
名称	イギリスの結核罹患率データ
単位	(10万人当たり)
期間	2000～2022年
更新日時	2023-12-20T03:06:55+0900
確認日時	2024-09-20T03:04:41+0900 ※データに変化がないか確認した最終日時
ライセンス	CC BY 4.0
ソース元	worldbank.org - World Health Organization, Global Tuberculosis Report.

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また、イギリスの統計情報は、こちらのページで272種類以上の全一覧が見られます。
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