シリアの低体重児の有病率(推移と比較グラフ)

シリアの低体重児の有病率をグラフや比較表を用いて分かりやすく説明していきます。

低体重児の有病率とは？

低体重児の有病率とは、年齢に対する体重が0～59ヶ月の国際基準人口の中央値を2標準偏差以上下回っている5歳未満の子どもの割合です。データは2006年に発表されたWHOの子どもの成長基準に基づいています。

シリアの低体重児の有病率はどのくらい？

シリアの低体重児の有病率は、10.4%です。(2010年調査)

シリアの低体重児の有病率(2010年)

国名	低体重児の有病率
シリア	10.4%

シリアの低体重児の有病率推移グラフ(1993年～現在)

では、現在のシリアの低体重児の有病率の「10.4%」は、過去と比べてどう変化してきているのでしょうか？

シリアの低体重児の有病率の1993～2010年までの推移をグラフに表してみます。

推移が見えるアニメーショングラフ

※こちらは、1993～2010年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。

※別の統計と比較を選択すると、270以上のシリアの統計と低体重児の有病率とを比較することができるので、是非ご活用下さい。

シリアの低体重児の有病率の世界順位の変遷（全履歴）

下記のバーチャートレースは、シリアの低体重児の有病率の世界順位の変遷です。

過去の1993年から2010年までのシリアの世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。

他の統計のバーチャートレースを見るトラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

※グラフの見方
シリアは赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。

シリアの低体重児の有病率が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。

グラフ全体図(静止画)

↓こちらは、最初に掲載したシリアの低体重児の有病率グラフの全体図です。

また、下記は1993～2010年までのシリアの低体重児の有病率の推移を一覧表にしたものです。※横スクロール可能

一覧表で見るシリアの低体重児の有病率の推移(1993～2010年) →横スクロールできます。

年	1993	1995	2000	2001	2006	2010
低体重児の有病率(%)	11.50	11.30	6.00	11.10	10.00	10.40
前回比(差引値)	-	-0.2	-5.3	5.1	-1.1	0.4
前回比(%)	-	98.26	53.1	185	90.09	104

上記のシリアの低体重児の有病率の推移グラフを見てみると、1993年の低体重児の有病率が最も多く、統計で分かる最新の2010年はそれよりも低いことが見えてきます。

ただし、前回の2006年の数値「10%」よりは高いため、今後も低体重児の有病率が再び上昇する可能性は高いです。

また、低体重児の有病率ではなく外科的手術における高額医療費が発生するリスクであれば、こちらのページで特集していますので考察の参考にしてみて下さいませ。
→　シリアの外科的手術における高額医療費が発生するリスク

シリアの低体重児の有病率は低い？高い？日本と比較

シリアの低体重児の有病率は、どれくらい高い、あるいは低いのでしょうか？

シリアとマリ共和国とマラウイの低体重児の有病率を比較

まずは、シリアと人口数が世界で最も近いマリ共和国とマラウイの低体重児の有病率を比較してみます。

シリアと人口数の近いマリ共和国とマラウイの低体重児の有病率を比較した一覧表

国名	総人口	低体重児の有病率
マリ共和国	22,593,590人	18.9%
シリア	22,125,249人	10.4%
マラウイ	20,405,317人	13.9%

上記の低体重児の有病率の比較表をみてみると、

• マリ共和国は、シリアよりも低体重児の有病率の数値が約9も多く、1.82倍も高い
• マラウイは、シリアよりも低体重児の有病率の数値が約4多く、1.34倍高い

という結果となっています。

特に、マリ共和国とシリアは人口数が世界の中でも1・2番目に近いが、低体重児の有病率には圧倒的な差があるということが比較することにより見えてきます。

シリアと日本の低体重児の有病率を比較

続いて、シリアの低体重児の有病率を、中国と日本と比較してみます。

シリアの低体重児の有病率を中国と日本と比較した一覧表

国名	総人口	低体重児の有病率
中国	1,412,175,000人	3.4%
日本	125,124,989人	3.4%
シリア	22,125,249人	10.4%

シリアをもっと他国と比較する

シリアのデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。

国を選択する

※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。

世界の低体重児の有病率ランキングでシリアは何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。

シリアは世界の低体重児の有病率ランキング(高い順)で23位

まずは、シリアの低体重児の有病率を世界で見たときに何番目に高いのかを世界低体重児の有病率ランキング表を用いて、みていきます。

世界の低体重児の有病率ランキング表：シリアは23位

順位	国名	低体重児の有病率 (%)
19	マラウイ	13.9
20	ブータン	12.7
21	ルワンダ	11.7
21	ベトナム	11.7
23	シリア	10.4
24	ジンバブエ	10.2
25	スワジランド	5.9
26	スリナム	5.8
27	アルメニア	5.3
28	モンゴル	4.7

→ 世界の低体重児の有病率ランキングをもっと見る

こちらの世界の低体重児の有病率が高いランキング表では、統計が取れる38カ国の中で、シリアは23位と、上位30カ国にランクインしており、世界の中でも低体重児の有病率が比較的高い国ということが分かります。

以下は低体重児の有病率の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。

低体重児の有病率の世界ランキングTOP10

他の統計のアニメーショングラフを表示トラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

さらに詳しい世界の低体重児の有病率が高いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→　全世界の低体重児の有病率が高いランキングと過去から現在までの推移グラフ

世界の平均値・中央値とシリアの低体重児の有病率を比べる

また、この世界低体重児の有病率ランキングの平均値、中央値とシリアの比較グラフは以下となっています。

シリアの低体重児の有病率を世界の中央値(12)と平均値(15)と比較した一覧表

国名	低体重児の有病率
シリア	10.4%
平均値	15%
中央値	12%

こちらの表より、シリアの低体重児の有病率は平均より4%低いという結果が見えてきます。

また、中央値の12と比較してみると、シリアの低体重児の有病率は中央値より1.5割低いということが分かります。

当ページのライセンス情報・データセット

項目	内容
名称	シリアの低体重児の有病率データ
単位	(%)
期間	1993～2010年
更新日時	2023-07-02T03:06:27+0900
確認日時	2024-04-14T03:04:36+0900 ※データに変化がないか確認した最終日時
ライセンス	CC BY 4.0
ソース元	worldbank.org - UNICEF, WHO, World Bank: Joint child malnutrition estimates ( JME ). Aggregation is based on UNICEF, WHO, and the World Bank harmonized dataset ( adjusted, comparable data ) and methodology.

※データ・画像の利用・引用・ライセンス(著作権)について

また、シリアの統計情報は、こちらのページで230種類以上の全一覧が見られます。
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