スリランカの結核症例検出率(推移と比較グラフ)

スリランカの結核症例検出率をグラフや比較表を用いて分かりやすく説明していきます。

結核症例検出率とは？

結核症例検出率（全形態）は、ある年にWHOに通知された新規および再発結核症例数を、同年の結核症例数のWHOの推定値で割ったものであり、百分率で表されています。すべての年の推計値は、新しい情報が入手できるようになったり、技術が洗練されたりすると再計算されるため、以前に発表されたものとは異なる場合があります。

2024年に分かる最新のスリランカの結核症例検出率

スリランカの最新の結核症例検出率は、60%です。

スリランカの最新(2022年)の結核症例検出率

国名	結核症例検出率
スリランカ	60%

スリランカの結核症例検出率推移グラフ(2000年～現在)

では、現在のスリランカの結核症例検出率の「60%」は、過去と比べてどう変化してきているのでしょうか？

スリランカの結核症例検出率の2000～2022年までの推移をグラフに表してみます。

推移が見えるアニメーショングラフ

※こちらは、2000～2022年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。

※別の統計と比較を選択すると、270以上のスリランカの統計と結核症例検出率とを比較することができるので、是非ご活用下さい。

スリランカの結核症例検出率の世界順位の変遷（全履歴）

下記のバーチャートレースは、スリランカの結核症例検出率の世界順位の変遷です。

過去の2000年から2022年までのスリランカの世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。

他の統計のバーチャートレースを見るトラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

※グラフの見方
スリランカは赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。

スリランカの結核症例検出率が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。

グラフ全体図(静止画)

↓こちらは、最初に掲載したスリランカの結核症例検出率グラフの全体図です。

また、下記は2000～2022年までのスリランカの結核症例検出率の推移を一覧表にしたものです。※横スクロール可能

一覧表で見るスリランカの結核症例検出率の推移(2000～2022年) →横スクロールできます。

年	2000	2001	2002	2003	2004	2005	2006	2007	2008	2009	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019	2020	2021	2022
結核症例検出率(%)	68.00	60.00	71.00	73.00	68.00	73.00	67.00	68.00	71.00	72.00	74.00	75.00	67.00	68.00	69.00	68.00	64.00	61.00	64.00	61.00	51.00	48.00	60.00
前回比(差引値)	-	-8	11	2	-5	5	-6	1	3	1	2	1	-8	1	1	-1	-4	-3	3	-3	-10	-3	12
前回比(%)	-	88.24	118.33	102.82	93.15	107.35	91.78	101.49	104.41	101.41	102.78	101.35	89.33	101.49	101.47	98.55	94.12	95.31	104.92	95.31	83.61	94.12	125

上記のスリランカの結核症例検出率の推移グラフを見てみると、2011年の結核症例検出率が最も多く、統計で分かる最新の2022年はそれよりも低いことが見えてきます。

ただし、前回の2021年の数値「48%」よりは高いため、今後も結核症例検出率が再び上昇する可能性は高いです。

また、結核症例検出率ではなく結核治療成功率であれば、こちらのページで特集していますので考察の参考にしてみて下さいませ。
→　スリランカの結核治療成功率

スリランカの結核症例検出率は低い？高い？日本と比較

スリランカの結核症例検出率は、どれくらい低い、あるいは高いのでしょうか？

スリランカとマリ共和国とシリアの結核症例検出率を比較

まずは、スリランカと人口数が世界で最も近いマリ共和国とシリアの結核症例検出率を比較してみます。

スリランカと人口数の近いマリ共和国とシリアの結核症例検出率を比較した一覧表

国名	総人口	結核症例検出率
マリ共和国	22,593,590人	71%
スリランカ	22,181,000人	60%
シリア	22,125,249人	80%

上記の結核症例検出率の比較表をみてみると、

• マリ共和国は、スリランカよりも結核症例検出率の数値が約11程しか変わらず、結核症例検出率と人口もよく似ている
• シリアは、スリランカよりも結核症例検出率の数値が約20多く、1.33倍高い

という結果となっています。

スリランカと日本の結核症例検出率を比較

続いて、スリランカの結核症例検出率を、アメリカと中国と日本と比較してみます。

スリランカの結核症例検出率をアメリカと中国と日本と比較した一覧表

国名	総人口	結核症例検出率
中国	1,412,175,000人	67%
アメリカ	333,287,557人	87%
日本	125,124,989人	87%
スリランカ	22,181,000人	60%

上記のグラフより、スリランカの結核症例検出率はアメリカ・日本・中国よりも低いということが分かります。

特に、アメリカと比較すると1.5倍も結核症例検出率が少なく日本と比べても1.5倍、中国と比べても1.1倍もの差があることが分かります。

スリランカをもっと他国と比較する

スリランカのデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。

国を選択する

※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。

世界の結核症例検出率ランキングでスリランカは何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。

スリランカは世界の結核症例検出率ランキング(高い順)で165位

まずは、スリランカの結核症例検出率を世界で見たときに何番目に高いのかを世界結核症例検出率ランキング表を用いて、みていきます。

世界の結核症例検出率ランキング表：スリランカは165位

順位	国名	結核症例検出率 (%)
160	カンボジア	61
160	朝鮮民主主義人民共和国	61
160	スワジランド	61
165	ベナン	60
165	スリランカ	60
167	チャド	59
167	ナイジェリア	59
167	フィリピン	59
167	ベトナム	59
171	アゼルバイジャン	57

→ 世界の結核症例検出率ランキングをもっと見る

こちらの世界の結核症例検出率が高いランキング表では、統計が取れる198カ国の中で、スリランカは165位と、下位50カ国以内に入っており、世界の中でも結核症例検出率が比較的低い国ということが分かります。

以下は結核症例検出率の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。

結核症例検出率の世界ランキングTOP10

他の統計のアニメーショングラフを表示トラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

さらに詳しい世界の結核症例検出率が高いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→　全世界の結核症例検出率が高いランキングと過去から現在までの推移グラフ

世界の平均値・中央値とスリランカの結核症例検出率を比べる

また、この世界結核症例検出率ランキングの平均値、中央値とスリランカの比較グラフは以下となっています。

スリランカの結核症例検出率を世界の中央値(80)と平均値(76)と比較した一覧表

国名	結核症例検出率
スリランカ	60%
平均値	76%
中央値	80%

こちらの表より、スリランカの結核症例検出率は平均より16%低いという結果が見えてきます。

また、中央値の80と比較してみると、スリランカの結核症例検出率は中央値より2.5割低いということが分かります。

当ページのライセンス情報・データセット

項目	内容
名称	スリランカの結核症例検出率データ
単位	(%)
期間	2000～2022年
更新日時	2023-12-20T03:06:54+0900
確認日時	2024-04-20T03:04:45+0900 ※データに変化がないか確認した最終日時
ライセンス	CC BY 4.0
ソース元	worldbank.org - World Health Organization, Global Tuberculosis Report.

※データ・画像の利用・引用・ライセンス(著作権)について

また、スリランカの統計情報は、こちらのページで268種類以上の全一覧が見られます。
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