フィリピンの結核症例検出率をグラフや比較表を用いて分かりやすく説明していきます。
フィリピンの最新の結核症例検出率は、59%です。
国名 | 結核症例検出率 |
---|---|
フィリピン | 59% |
※Source:worldbank.org 詳細
2022年のworldbank.org調査が最新のデータ
(2024年4月20日確認)
2023年・2024年の統計データは発表され次第即時反映
では、現在のフィリピンの結核症例検出率の「59%」は、過去と比べてどう変化してきているのでしょうか?
フィリピンの結核症例検出率の2000~2022年までの推移をグラフに表してみます。
※こちらは、2000~2022年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。
※別の統計と比較を選択すると、270以上のフィリピンの統計と結核症例検出率とを比較することができるので、是非ご活用下さい。
下記のバーチャートレースは、フィリピンの結核症例検出率の世界順位の変遷です。
過去の2000年から2022年までのフィリピンの世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。
※グラフの見方
フィリピンは赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。
フィリピンの結核症例検出率が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。
↓こちらは、最初に掲載したフィリピンの結核症例検出率グラフの全体図です。
※Source:worldbank.org 詳細
※フィリピンの結核症例検出率の推移(2000~2022年)データの無料ダウンロードはこちらから↓
(EXCELでも開けます)
※【データ内容】
1行目:年代,2行目:結核症例検出率
また、下記は2000~2022年までのフィリピンの結核症例検出率の推移を一覧表にしたものです。※横スクロール可能
年 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
結核症例検出率(%) | 26.00 | 23.00 | 26.00 | 29.00 | 28.00 | 29.00 | 32.00 | 30.00 | 29.00 | 30.00 | 33.00 | 38.00 | 41.00 | 43.00 | 44.00 | 49.00 | 58.00 | 54.00 | 63.00 | 68.00 | 43.00 | 47.00 | 59.00 |
前回比(差引値) | - | -3 | 3 | 3 | -1 | 1 | 3 | -2 | -1 | 1 | 3 | 5 | 3 | 2 | 1 | 5 | 9 | -4 | 9 | 5 | -25 | 4 | 12 |
前回比(%) | - | 88.46 | 113.04 | 111.54 | 96.55 | 103.57 | 110.34 | 93.75 | 96.67 | 103.45 | 110 | 115.15 | 107.89 | 104.88 | 102.33 | 111.36 | 118.37 | 93.1 | 116.67 | 107.94 | 63.24 | 109.3 | 125.53 |
上記のフィリピンの結核症例検出率の推移グラフを見てみると、2019年の結核症例検出率が最も多く、統計で分かる最新の2022年はそれよりも低いことが見えてきます。
ただし、前回の2021年の数値「47%」よりは高いため、今後も結核症例検出率が再び上昇する可能性は高いです。
また、結核症例検出率ではなく結核治療成功率であれば、こちらのページで特集していますので考察の参考にしてみて下さいませ。
→ フィリピンの結核治療成功率
フィリピンの結核症例検出率は、どれくらい低い、あるいは高いのでしょうか?
まずは、フィリピンと人口数が世界で最も近いエチオピアとエジプトの結核症例検出率を比較してみます。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 総人口 | 結核症例検出率 |
---|---|---|
エチオピア | 123,379,924人 | 73% |
フィリピン | 115,559,009人 | 59% |
エジプト | 110,990,103人 | 74% |
上記の結核症例検出率の比較表をみてみると、
という結果となっています。
続いて、フィリピンの結核症例検出率を、アメリカと中国と日本と比較してみます。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 総人口 | 結核症例検出率 |
---|---|---|
中国 | 1,412,175,000人 | 67% |
アメリカ | 333,287,557人 | 87% |
日本 | 125,124,989人 | 87% |
フィリピン | 115,559,009人 | 59% |
上記のグラフより、フィリピンの結核症例検出率はアメリカ・日本・中国よりも低いということが分かります。
特に、アメリカと比較すると1.5倍も結核症例検出率が少なく日本と比べても1.5倍、中国と比べても1.1倍もの差があることが分かります。
フィリピンのデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。
※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。
世界の結核症例検出率ランキングでフィリピンは何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。
まずは、フィリピンの結核症例検出率を世界で見たときに何番目に高いのかを世界結核症例検出率ランキング表を用いて、みていきます。
順位 | 国名 | 結核症例検出率 (%) |
---|---|---|
165 | ベナン | 60 |
165 | スリランカ | 60 |
167 | チャド | 59 |
167 | ナイジェリア | 59 |
167 | フィリピン | 59 |
167 | ベトナム | 59 |
171 | アゼルバイジャン | 57 |
172 | アンゴラ | 56 |
172 | カメルーン | 56 |
174 | ボスニア・ヘルツェゴビナ | 55 |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの世界の結核症例検出率が高いランキング表では、統計が取れる198カ国の中で、フィリピンは167位と、下位50カ国以内に入っており、世界の中でも結核症例検出率が比較的低い国ということが分かります。
以下は結核症例検出率の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。
さらに詳しい世界の結核症例検出率が高いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→ 全世界の結核症例検出率が高いランキングと過去から現在までの推移グラフ
また、この世界結核症例検出率ランキングの平均値、中央値とフィリピンの比較グラフは以下となっています。
※Source:worldbank.org 詳細
国名 | 結核症例検出率 |
---|---|
フィリピン | 59% |
平均値 | 76% |
中央値 | 80% |
※Source:worldbank.org 詳細
こちらの表より、フィリピンの結核症例検出率は平均より17%低いという結果が見えてきます。
また、中央値の80と比較してみると、フィリピンの結核症例検出率は中央値より2.6割低いということが分かります。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | フィリピンの結核症例検出率データ |
単位 | (%) |
期間 | 2000~2022年 |
更新日時 | 2023-12-20T03:06:54+0900 |
確認日時 | 2024-04-20T03:04:45+0900 ※データに変化がないか確認した最終日時 |
ライセンス | CC BY 4.0 |
ソース元 | worldbank.org - World Health Organization, Global Tuberculosis Report. |
その他にも、グラフで見るフィリピンの統計情報を、図や表を使って分かりやすく説明していますので、参考にしてみて下さいませ。
また、フィリピンの統計情報は、こちらのページで276種類以上の全一覧が見られます。
→ フィリピンの統計情報TOPページ
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