フィリピンの妊産婦死亡率(推移と比較グラフ)

フィリピンの妊産婦死亡率をグラフや比較表を用いて分かりやすく説明していきます。

フィリピンの妊産婦死亡率はどのくらい？

フィリピンの妊産婦死亡率は、121(出生数10万人当たり)です。(2017年調査)

フィリピンの妊産婦死亡率推移グラフ(2000年～現在)

では、現在のフィリピンの妊産婦死亡率の「121(出生数10万人当たり)」は、過去と比べてどう変化してきているのでしょうか？

フィリピンの妊産婦死亡率の2000～2017年までの推移をグラフに表してみます。

推移が見えるアニメーショングラフ

※こちらは、2000～2017年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。

※別の統計と比較を選択すると、270以上のフィリピンの統計と妊産婦死亡率とを比較することができるので、是非ご活用下さい。

フィリピンの妊産婦死亡率の世界順位の変遷（全履歴）

下記のバーチャートレースは、フィリピンの妊産婦死亡率の世界順位の変遷です。

過去の2000年から2017年までのフィリピンの世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。

※グラフの見方
フィリピンは赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。

フィリピンの妊産婦死亡率が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。

グラフ全体図(静止画)

↓こちらは、最初に掲載したフィリピンの妊産婦死亡率グラフの全体図です。

また、下記は2000～2017年までのフィリピンの妊産婦死亡率の推移を一覧表にしたものです。※横スクロール可能

上記のフィリピンの妊産婦死亡率の推移グラフを見てみると、最新である2017年の妊産婦死亡率が最も低いことが分かります。

また、前回の2016年よりも3(出生数10万人当たり)少なくなっており、妊産婦死亡率は下がりつつあると言えます。

特に、最も妊産婦死亡率が多かった2001年と現在の妊産婦死亡率を比べると、1.32倍もの差があり、妊産婦死亡率がいかに減少したかが見えてきます。

また、妊産婦死亡率ではなく低体重児の有病率であれば、こちらのページで特集していますので考察の参考にしてみて下さいませ。
→　フィリピンの低体重児の有病率

フィリピンの妊産婦死亡率は低い？高い？日本と比較

フィリピンの妊産婦死亡率は、どれくらい高い、あるいは低いのでしょうか？

フィリピンとエチオピアとエジプトの妊産婦死亡率を比較

まずは、フィリピンと人口数が世界で最も近いエチオピアとエジプトの妊産婦死亡率を比較してみます。

上記の妊産婦死亡率の比較表をみてみると、

• エチオピアは、フィリピンよりも妊産婦死亡率の数値が約280も多く、3.31倍も高い
• フィリピンは、エジプトよりも妊産婦死亡率の数値が約84も多く、3.27倍も高い

という結果となっています。

特に、エチオピアとフィリピンは人口数が世界の中でも1・2番目に近いが、妊産婦死亡率には圧倒的な差があるということが比較することにより見えてきます。

フィリピンと日本の妊産婦死亡率を比較

続いて、フィリピンの妊産婦死亡率を、アメリカと中国と日本と比較してみます。

上記のグラフより、フィリピンの妊産婦死亡率が最も高いということが分かります。

特に、日本と比較すると24.2倍も妊産婦死亡率が多く、アメリカと比べると6.4倍、中国と比べると4.2倍の差があることが分かります。

フィリピンをもっと他国と比較する

フィリピンのデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。

※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。

世界の妊産婦死亡率ランキングでフィリピンは何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。

フィリピンは世界の妊産婦死亡率ランキング(高い順)で63位

まずは、フィリピンの妊産婦死亡率を世界で見たときに何番目に高いのかを世界妊産婦死亡率ランキング表を用いて、みていきます。

世界の妊産婦死亡率ランキング表：フィリピンは63位

順位	国名	妊産婦死亡率 (出生数10万人当たり)
59	パキスタン	140
60	サントメ・プリンシペ	130
61	パラグアイ	129
62	ベネズエラ	125
63	フィリピン	121
64	スリナム	120
65	南アフリカ共和国	119
66	セントルシア	117
67	アルジェリア	112
68	ソロモン諸島	104

→ 世界の妊産婦死亡率ランキングをもっと見る

こちらの世界の妊産婦死亡率が高いランキング表では、統計が取れる184カ国の中で、フィリピンは63位と、世界の中でも妊産婦死亡率が比較的高い国ということが分かります。

以下は妊産婦死亡率の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。

妊産婦死亡率の世界ランキングTOP10

さらに詳しい世界の妊産婦死亡率が高いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→　全世界の妊産婦死亡率が高いランキングと過去から現在までの推移グラフ

世界の平均値・中央値とフィリピンの妊産婦死亡率を比べる

また、この世界妊産婦死亡率ランキングの平均値、中央値とフィリピンの比較グラフは以下となっています。

こちらの表より、フィリピンの妊産婦死亡率は平均より37(出生数10万人当たり)低いという結果が見えてきます。

また、中央値の52と比較してみると、フィリピンの妊産婦死亡率「121(出生数10万人当たり)」は中央値よりも2.33倍も妊産婦死亡率が高いということも見えてきます。

※データ・画像の利用・引用・ライセンス(著作権)について

また、フィリピンの統計情報は、こちらのページで276種類以上の全一覧が見られます。
　→　フィリピンの統計情報TOPページ

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