アメリカ合衆国のCO2排出量(推移と比較グラフ)

アメリカ合衆国のCO2排出量をグラフや比較表を用いて分かりやすく説明していきます。

CO2排出量とは？

CO2(二酸化炭素)排出量とは、化石燃料の燃焼とセメントの製造に起因するもので、固形燃料、液体燃料、ガス燃料、ガスフレアリングの消費時に発生する二酸化炭素が含まれます。

アメリカ合衆国のCO2排出量はどのくらい？

アメリカ合衆国のCO2排出量は、4,817,720(kt)です。(2019年調査)

アメリカ合衆国のCO2排出量(2019年)

国名	CO2排出量
アメリカ合衆国	4,817,720(kt)

アメリカ合衆国のCO2排出量推移グラフ(1960年～現在)

では、現在のアメリカ合衆国のCO2排出量の「4,817,720(kt)」は、過去と比べてどう変化してきているのでしょうか？

アメリカ合衆国のCO2排出量の1960～2019年までの推移をグラフに表してみます。

推移が見えるアニメーショングラフ

※こちらは、1960～2019年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。

※別の統計と比較を選択すると、270以上のアメリカ合衆国の統計とCO2排出量とを比較することができるので、是非ご活用下さい。

アメリカ合衆国のCO2排出量の世界順位の変遷（全履歴）

下記のバーチャートレースは、アメリカ合衆国のCO2排出量の世界順位の変遷です。

過去の1960年から2019年までのアメリカ合衆国の世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。

他の統計のバーチャートレースを見るトラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

※グラフの見方
アメリカ合衆国は赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。

アメリカ合衆国のCO2排出量が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。

グラフ全体図(静止画)

↓こちらは、最初に掲載したアメリカ合衆国のCO2排出量グラフの全体図です。

また、下記は1960～2019年までのアメリカ合衆国のCO2排出量の推移を一覧表にしたものです。※横スクロール可能

一覧表で見るアメリカ合衆国のCO2排出量の推移(1960～2019年) →横スクロールできます。

年	1960	1961	1962	1963	1964	1965	1966	1967	1968	1969	1970	1971	1972	1973	1974	1975	1976	1977	1978	1979	1980	1981	1982	1983	1984	1985	1986	1987	1988	1989	1990	1991	1992	1993	1994	1995	1996	1997	1998	1999	2000	2001	2002	2003	2004	2005	2006	2007	2008	2009	2010	2011	2012	2013	2014	2015	2016	2017	2018	2019
CO2排出量(kt)	2,890,696.10	2,880,505.51	2,987,207.87	3,119,230.87	3,255,995.31	3,390,922.57	3,561,878.11	3,695,708.94	3,831,354.94	4,024,748.85	4,328,904.50	4,356,770.03	4,564,952.96	4,770,194.95	4,598,487.67	4,406,329.54	4,613,100.67	4,742,292.75	4,890,861.25	4,901,796.24	4,723,209.68	4,535,800.31	4,306,748.49	4,341,878.35	4,475,192.13	4,492,555.38	4,495,463.31	4,688,373.18	4,892,526.07	4,955,081.42	4,823,403.12	4,820,847.22	4,909,533.61	5,028,674.44	5,094,354.08	5,132,919.92	5,252,112.09	5,368,715.35	5,401,010.62	5,504,669.38	5,693,684.89	5,595,794.33	5,641,309.13	5,675,701.93	5,756,075.23	5,789,727.29	5,697,285.89	5,789,030.56	5,614,110.99	5,263,505.46	5,395,532.13	5,270,047.39	5,081,999.96	5,170,359.99	5,225,412.66	5,126,913.37	4,894,500.00	4,819,370.12	4,975,310.06	4,817,720.21
前年比(差引値)	-	-10,191	106,702	132,023	136,764	134,927	170,956	133,831	135,646	193,394	304,156	27,866	208,183	205,242	-171,707	-192,158	206,771	129,192	148,569	10,935	-178,587	-187,409	-229,052	35,130	133,314	17,363	2,908	192,910	204,153	62,555	-131,678	-2,556	88,686	119,141	65,680	38,566	119,192	116,603	32,295	103,659	189,016	-97,891	45,515	34,393	80,373	33,652	-92,441	91,745	-174,920	-350,606	132,027	-125,485	-188,047	88,360	55,053	-98,499	-232,413	-75,130	155,940	-157,590
前年比(%)	-	99.65	103.7	104.42	104.38	104.14	105.04	103.76	103.67	105.05	107.56	100.64	104.78	104.5	96.4	95.82	104.69	102.8	103.13	100.22	96.36	96.03	94.95	100.82	103.07	100.39	100.06	104.29	104.35	101.28	97.34	99.95	101.84	102.43	101.31	100.76	102.32	102.22	100.6	101.92	103.43	98.28	100.81	100.61	101.42	100.58	98.4	101.61	96.98	93.75	102.51	97.67	96.43	101.74	101.06	98.11	95.47	98.47	103.24	96.83

上記のアメリカ合衆国のCO2排出量の推移グラフを見てみると、2005年のCO2排出量が最も多く、統計で分かる最新の2019年はそれよりも少いことが見えてきます。

さらに、前年の2018年の数値「4975310.0585938(kt)」よりも少なくなっているため、今後はさらにCO2排出量が少なくなる可能性があります。

また、CO2排出量ではなくガス燃料使用時のCO2排出量(総排出量に占める割合)であれば、こちらのページで特集していますので考察の参考にしてみて下さいませ。
→　アメリカ合衆国のガス燃料使用時のCO2排出量(総排出量に占める割合)

アメリカ合衆国のCO2排出量は少い？多い？日本と比較

アメリカ合衆国のCO2排出量は、どれくらい多い、あるいは少いのでしょうか？

アメリカ合衆国とインドとインドネシアのCO2排出量を比較

まずは、アメリカ合衆国と人口数が世界で最も近いインドとインドネシアのCO2排出量を比較してみます。

アメリカ合衆国と人口数の近いインドとインドネシアのCO2排出量を比較した一覧表

国名	総人口	CO2排出量
インド	1,366,417,756人	2,456,300(kt)
アメリカ合衆国	328,329,953人	4,817,720(kt)
インドネシア	270,625,567人	619,840(kt)

上記のCO2排出量の比較表をみてみると、

• アメリカ合衆国は、インドよりもCO2排出量の数値が約2,361,420も多く、1.96倍も高い
• アメリカ合衆国は、インドネシアよりもCO2排出量の数値が約4,197,880も多く、7.77倍も高い

という結果となっています。

特に、アメリカ合衆国とインドネシアは人口数が世界の中でも1・2番目に近いが、CO2排出量には圧倒的な差があるということが比較することにより見えてきます。

アメリカ合衆国と日本のCO2排出量を比較

続いて、アメリカ合衆国のCO2排出量を、中国と日本と比較してみます。

アメリカ合衆国のCO2排出量を中国と日本と比較した一覧表

国名	総人口	CO2排出量
中国	1,407,745,000人	10,707,220(kt)
アメリカ合衆国	328,329,953人	4,817,720(kt)
日本	126,633,000人	1,081,570(kt)

上記のグラフより、アメリカ合衆国のCO2排出量は日本よりは多いが、中国よりは少いということが分かります。

特に、日本と比較すると4.5倍もCO2排出量が多いということが分かります。

また、中国のCO2排出量と比較するとアメリカ合衆国の2.2倍の差があるという結果が見えてきます。

アメリカ合衆国をもっと他国と比較する

アメリカ合衆国のデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。

国を選択する

※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。

世界のCO2排出量ランキングでアメリカ合衆国は何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。

アメリカ合衆国は世界のCO2排出量ランキング(多い順)で2位

まずは、アメリカ合衆国のCO2排出量を世界で見たときに何番目に多いのかを世界CO2排出量ランキング表を用いて、みていきます。

世界のCO2排出量ランキング表：アメリカ合衆国は2位

順位	国名	CO2排出量 (kt)
2	アメリカ合衆国	481万
3	インド	245万
4	ロシア連邦	170万
5	日本	108万
6	ドイツ	65万
7	イラン	63万
8	インドネシア	61万
9	大韓民国	61万
10	カナダ	58万
11	サウジアラビア	52万

→ 世界のCO2排出量ランキングをもっと見る

こちらの世界のCO2排出量が多いランキング表では、統計が取れる190カ国の中で、アメリカ合衆国は2位と、上位5カ国にランクインしており、世界の中でもCO2排出量が非常に多い国ということが分かります。

以下はCO2排出量の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。

CO2排出量の世界ランキングTOP10

他の統計のアニメーショングラフを表示トラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

さらに詳しい世界のCO2排出量が多いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→　全世界のCO2排出量が多いランキングと過去から現在までの推移グラフ

世界の平均値・中央値とアメリカ合衆国のCO2排出量を比べる

また、この世界CO2排出量ランキングの平均値、中央値とアメリカ合衆国の比較グラフは以下となっています。

アメリカ合衆国のCO2排出量を世界の中央値(12,105)と平均値(178,322)と比較した一覧表

国名	CO2排出量
アメリカ合衆国	4,817,720(kt)
平均値	178,322(kt)
中央値	12,105(kt)

こちらの表より、アメリカ合衆国のCO2排出量は平均より27.02倍多いという結果が見えてきます。

また、中央値の12,105と比較してみると、アメリカ合衆国のCO2排出量「4817720.2148438(kt)」は中央値よりも397.99倍もCO2排出量が多いということも見えてきます。

当ページのライセンス情報・データセット

項目	内容
名称	アメリカ合衆国のCO2排出量データ
単位	(kt)
期間	1960～2019年
更新日時	2022-09-30T16:54:06+0900
確認日時	2022-09-30T16:54:10+0900 ※データに変化がないか確認した最終日時
ライセンス	CC BY-NC 4.0
ソース元	worldbank.org - Carbon Dioxide Information Analysis Center, Environmental Sciences Division, Oak Ridge National Laboratory, Tennessee, United States.

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