フィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)(推移と比較グラフ)

フィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)をグラフや比較表を用いて分かりやすく説明していきます。

エネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)とは？

エネルギーセクターにおけるメタン排出量は、化石燃料やバイオ燃料の生産、取り扱い、伝送、燃焼からの排出量です。ここでの統計データでは、CO2換算の千トン単位で示されています。

フィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)はどのくらい？

フィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)は、5,905(kt)です。(2008年調査)

フィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)(2008年)

国名	エネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)
フィリピン	5,905(kt)

フィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)推移グラフ(1970年～現在)

では、現在のフィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)の「5,905(kt)」は、過去と比べてどう変化してきているのでしょうか？

フィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)の1970～2008年までの推移をグラフに表してみます。

推移が見えるアニメーショングラフ

※こちらは、1970～2008年までの推移を年ごとに動くグラフとして作成したものです。総人口とも比較可能です。

※別の統計と比較を選択すると、270以上のフィリピンの統計とエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)とを比較することができるので、是非ご活用下さい。

フィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)の世界順位の変遷（全履歴）

下記のバーチャートレースは、フィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)の世界順位の変遷です。

過去の1970年から2008年までのフィリピンの世界ランキングの全履歴を、バーチャートレースにてグラフで見える化しました。

他の統計のバーチャートレースを見るトラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

※グラフの見方
フィリピンは赤枠で囲まれており、順位が上がる場合はUP矢印、下がる場合はDOWN矢印が右側に表示されます。

フィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)が世界の中で、どの順位になってきたのかが分かるようになっています。

グラフ全体図(静止画)

↓こちらは、最初に掲載したフィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)グラフの全体図です。

また、下記は1970～2008年までのフィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)の推移を一覧表にしたものです。※横スクロール可能

一覧表で見るフィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)の推移(1970～2008年) →横スクロールできます。

年	1970	1971	1972	1973	1974	1975	1976	1977	1978	1979	1980	1981	1982	1983	1984	1985	1986	1987	1988	1989	1990	1991	1992	1993	1994	1995	1996	1997	1998	1999	2000	2001	2002	2003	2004	2005	2006	2007	2008
エネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)(kt)	3,128.62	3,126.50	3,117.92	3,166.35	3,205.98	3,251.30	3,284.12	3,337.98	3,342.28	3,421.04	3,409.34	3,405.96	3,473.13	3,533.39	3,604.02	3,617.90	3,633.06	3,597.98	3,663.96	3,696.73	3,700.95	3,730.84	3,853.61	3,896.90	3,931.49	4,019.78	5,742.81	5,818.14	5,830.44	6,003.63	6,145.88	6,402.81	4,987.47	5,274.31	5,303.13	5,579.08	5,458.88	5,790.07	5,904.66
前回比(差引値)	-	-2.12	-8.58	48.43	39.63	45.32	32.82	53.86	4.3	78.76	-11.7	-3.38	67.17	60.26	70.63	13.88	15.16	-35.08	65.98	32.77	4.23	29.89	122.76	43.3	34.59	88.29	1,723	75.33	12.3	173.19	142.25	256.93	-1,415	286.84	28.83	275.94	-120.2	331.18	114.6
前回比(%)	-	99.93	99.73	101.55	101.25	101.41	101.01	101.64	100.13	102.36	99.66	99.9	101.97	101.74	102	100.39	100.42	99.03	101.83	100.89	100.11	100.81	103.29	101.12	100.89	102.25	142.86	101.31	100.21	102.97	102.37	104.18	77.89	105.75	100.55	105.2	97.85	106.07	101.98

上記のフィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)の推移グラフを見てみると、2001年のエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)が最も多く、統計で分かる最新の2008年はそれよりも少いことが見えてきます。

ただし、前回の2007年の数値「5790.0650604357(kt)」よりは多いため、今後もエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)が再び上昇する可能性は高いです。

また、エネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)ではなく農業メタン排出量であれば、こちらのページで特集していますので考察の参考にしてみて下さいませ。
→　フィリピンの農業メタン排出量

フィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)は少い？多い？日本と比較

フィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)は、どれくらい多い、あるいは少いのでしょうか？

フィリピンとエチオピアとエジプトのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)を比較

まずは、フィリピンと人口数が世界で最も近いエチオピアとエジプトのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)を比較してみます。

フィリピンと人口数の近いエチオピアとエジプトのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)を比較した一覧表

国名	総人口	エネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)
エチオピア	109,224,559人	10,084(kt)
フィリピン	106,651,922人	5,905(kt)
エジプト	98,423,595人	28,776(kt)

上記のエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)の比較表をみてみると、

• エチオピアは、フィリピンよりもエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)の数値が約4,179も多く、1.71倍も高い
• エジプトは、フィリピンよりもエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)の数値が約22,872も多く、4.87倍も高い

という結果となっています。

特に、エジプトとフィリピンは人口数が世界の中でも1・2番目に近いが、エネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)には圧倒的な差があるということが比較することにより見えてきます。

フィリピンと日本のエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)を比較

続いて、フィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)を、アメリカと中国と日本と比較してみます。

フィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)をアメリカと中国と日本と比較した一覧表

国名	総人口	エネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)
中国	1,392,730,000人	738,367(kt)
アメリカ	326,687,501人	219,505(kt)
日本	126,529,100人	3,375(kt)
フィリピン	106,651,922人	5,905(kt)

上記のグラフより、フィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)は中国やアメリカよりは少いということが分かります。

特に、中国と比較すると125しか差がなく中国とフィリピンはエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)が近い国ということが分かります。

フィリピンをもっと他国と比較する

フィリピンのデータを比較するグラフ作成ツールを開発しております。こちらより、比較対象の国を選択してみて下さいませ。

国を選択する

※もし国名が表示されない場合は、2度ほどクリックしてみて下さい。

世界のエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)ランキングでフィリピンは何位かについて表やグラフを用いて分かりやすく説明していきます。

フィリピンは世界のエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)ランキング(多い順)で53位

まずは、フィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)を世界で見たときに何番目に多いのかを世界エネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)ランキング表を用いて、みていきます。

世界のエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)ランキング表：フィリピンは53位

順位	国名	エネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算) (kt)
49	大韓民国	7,014
50	スーダン	6,459
51	コンゴ民主共和国	6,291
52	イタリア	6,244
53	フィリピン	5,904
54	シリア	5,679
55	タンザニア	5,640
56	オランダ	5,452
57	チェコ	5,109
58	ウガンダ	4,669

→ 世界のエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)ランキングをもっと見る

こちらの世界のエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)が多いランキング表では、統計が取れる194カ国の中で、フィリピンは53位と、世界の中でもエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)が比較的多い国ということが分かります。

以下はエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)の世界ランキングの、1年毎に、どこの国がTOP10に入ってきているかの変化が見られるグラフ(バーチャートレース)です。

エネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)の世界ランキングTOP10

他の統計のアニメーショングラフを表示トラクター(農業機械)の台数農地面積国土面積に占める農地の割合耕地耕地の1人当たり密度

さらに詳しい世界のエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)が多いランキングは、こちらで全て掲載していますので、参考にしてみて下さいませ。
→　全世界のエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)が多いランキングと過去から現在までの推移グラフ

世界の平均値・中央値とフィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)を比べる

また、この世界エネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)ランキングの平均値、中央値とフィリピンの比較グラフは以下となっています。

フィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)を世界の中央値(1,426)と平均値(14,529)と比較した一覧表

国名	エネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)
フィリピン	5,905(kt)
平均値	14,529(kt)
中央値	1,426(kt)

こちらの表より、フィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)は平均より8,624(kt)少いという結果が見えてきます。

また、中央値の1,426と比較してみると、フィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)「5904.66259116(kt)」は中央値よりも4.14倍もエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)が多いということも見えてきます。

当ページのライセンス情報・データセット

項目	内容
名称	フィリピンのエネルギーセクターにおけるメタン排出量(CO2換算)データ
単位	(kt)
期間	1970～2008年
更新日時	2021-03-20T10:55:04+0900
確認日時	2021-03-20T10:55:04+0900 ※データに変化がないか確認した最終日時
ライセンス	CC BY 4.0
ソース元	worldbank.org - European Commission, Joint Research Centre ( JRC )/Netherlands Environmental Assessment Agency ( PBL ). Emission Database for Global Atmospheric Research ( EDGAR ): edgar.jrc.ec.europa.eu

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